今は知識の蓄え時~海外で猛烈に読書中! 別冊 幸せ追求ブログ
日々是学習!勉強あるのみ!
2008
03/27
Thu.
07:21:13
Category【自己啓発】
今日ご紹介するのはこちら。
江口克彦さんは、22年間、松下幸之助翁の側でお仕事をなさった方です。PHP研究所の発展に力を注がれ、松下幸之助翁についての多くの書籍を記しておられます。
江口さんの本を読もうと思ったキッカケは、五日市剛さんの「ツキを呼ぶ魔法の言葉」にあったエピソードです。五日市さんが偶然目にしたPHPの本に、江口さんの記事がありました。そこでも江口さんは松下幸之助翁の人生について語っておられるのですが、それを読んだ五日市さんは非常に感銘を受けたそうです。松下幸之助と言えば、「ナショナルやパナソニックを作ったスゴい人」という印象しかなかた私は、「ツキを呼ぶ魔法の言葉」内にあった抜粋記事を読んで、「もっと知りたい」と思うようになりました。それ以来、いつも空港でPHP文庫から江口さんの本を1つずつ買い、機内では必ず幸之助翁に接しています。
今日も書き出しをご紹介。
ある寒い冬の日、私は松下といつものように京都東山山麓にある真々庵の茶室でお茶を飲んでいた。木枯らしが吹き、杉木立ちのひゅうひゅうと鳴る音が聞こえていた。すると突然松下が、
「きみ、風の音を聞いても悟る人がおるわなあ」
と言った。私はそのとき、松下が何のことを言っているのか、意味がわからず、ただ「はあ、そうですか」と返事をしただけであった。
きっと私も「はあ、そうですか」と答えると思います(笑)
冒頭から幸之助翁は深いです。
この本は全体が6つの法則に分かれています。そのうち1から3までは、まだ成功の入り口にある人のため、4と5は成功の途上にある人のため、そして最後の6は特に最高責任者といった立場の人のためと、各レベルに応じたエピソードが納められています。多くは江口氏が幸之助翁のもとで学んだ頃のエピソードを分析したものです。松下幸之助という人物に触れる事はもちろん、その教えを真摯に素直に受け取られる江口氏の心にも感動させられます。
タイトルは「成功の法則」ですが、この本は成功者となる方法が書かれているのではなく、その多くは「成功とは?」という最も基礎の部分について多くの紙面を割いています。そして「成功」がどんどん規模が大きくなり、幸之助翁の宇宙論へと広がります。
22年というと、生まれてから大学卒業するまでの期間に匹敵します。その間の出来事を「学び」として受け止められたのは、江口氏の人柄と能力によるもの。私なんかではとても勤まりません。「学び」どころか、「もう、面倒なじーさんだなー!」と思った事でしょう。
今では故人となりましたが、こうして江口氏の目と心を通して、私達は松下幸之助を知る事ができます。と同時に、偉人との接し方、学び方、考え方をも受け取る事ができます。海外の偉人の本にも得るものは大きいのですが、最近は日本人の教えに感銘を受けることが増えました。やはり日本の風土は理解が易しいです。また背景も理解しやすく、文面の奥をも感じる事ができます。今となっては忘れられそうな「日本の良さ」に触れられることも、喜びの一つです。
この1冊は本当におススメ。感動の多い本でした。松下哲学を知る事の出来る最適の1冊です。
成功の法則―松下幸之助はなぜ成功したのか (PHP文庫) (2000/12) 江口 克彦 商品詳細を見る |
江口克彦さんは、22年間、松下幸之助翁の側でお仕事をなさった方です。PHP研究所の発展に力を注がれ、松下幸之助翁についての多くの書籍を記しておられます。
江口さんの本を読もうと思ったキッカケは、五日市剛さんの「ツキを呼ぶ魔法の言葉」にあったエピソードです。五日市さんが偶然目にしたPHPの本に、江口さんの記事がありました。そこでも江口さんは松下幸之助翁の人生について語っておられるのですが、それを読んだ五日市さんは非常に感銘を受けたそうです。松下幸之助と言えば、「ナショナルやパナソニックを作ったスゴい人」という印象しかなかた私は、「ツキを呼ぶ魔法の言葉」内にあった抜粋記事を読んで、「もっと知りたい」と思うようになりました。それ以来、いつも空港でPHP文庫から江口さんの本を1つずつ買い、機内では必ず幸之助翁に接しています。
今日も書き出しをご紹介。
ある寒い冬の日、私は松下といつものように京都東山山麓にある真々庵の茶室でお茶を飲んでいた。木枯らしが吹き、杉木立ちのひゅうひゅうと鳴る音が聞こえていた。すると突然松下が、
「きみ、風の音を聞いても悟る人がおるわなあ」
と言った。私はそのとき、松下が何のことを言っているのか、意味がわからず、ただ「はあ、そうですか」と返事をしただけであった。
きっと私も「はあ、そうですか」と答えると思います(笑)
冒頭から幸之助翁は深いです。
この本は全体が6つの法則に分かれています。そのうち1から3までは、まだ成功の入り口にある人のため、4と5は成功の途上にある人のため、そして最後の6は特に最高責任者といった立場の人のためと、各レベルに応じたエピソードが納められています。多くは江口氏が幸之助翁のもとで学んだ頃のエピソードを分析したものです。松下幸之助という人物に触れる事はもちろん、その教えを真摯に素直に受け取られる江口氏の心にも感動させられます。
タイトルは「成功の法則」ですが、この本は成功者となる方法が書かれているのではなく、その多くは「成功とは?」という最も基礎の部分について多くの紙面を割いています。そして「成功」がどんどん規模が大きくなり、幸之助翁の宇宙論へと広がります。
22年というと、生まれてから大学卒業するまでの期間に匹敵します。その間の出来事を「学び」として受け止められたのは、江口氏の人柄と能力によるもの。私なんかではとても勤まりません。「学び」どころか、「もう、面倒なじーさんだなー!」と思った事でしょう。
今では故人となりましたが、こうして江口氏の目と心を通して、私達は松下幸之助を知る事ができます。と同時に、偉人との接し方、学び方、考え方をも受け取る事ができます。海外の偉人の本にも得るものは大きいのですが、最近は日本人の教えに感銘を受けることが増えました。やはり日本の風土は理解が易しいです。また背景も理解しやすく、文面の奥をも感じる事ができます。今となっては忘れられそうな「日本の良さ」に触れられることも、喜びの一つです。
この1冊は本当におススメ。感動の多い本でした。松下哲学を知る事の出来る最適の1冊です。
| h o m e |