勝間和代さんのこの本、
巻末に、おススメ本のリストという素敵なおまけがついています。
プチ・ムギを目指している私としては、抑えておきたい本たちです。
今日はその中から、ご紹介します。
著者のスマイルズ。イギリスの作家です。でも本を書く前はお医者さんでした。この『自助論』の序文にあるフレーズで有名ですね。
Heaven helps those who help themselves.
―天は自ら助くる者を助く では、書き出しを。
「天は自ら助くる者助く」
この格言は、幾多の試練を経て現代にまで語り継がれてきた。その短い章句には、人間の数限りない経験から導き出された一つの心理がはっきりと示されている。自助の精神は、人間が新の成長を遂げるための礎である。自助の精神が多くの人々の生活に根づくなら、それは活力にあふれた強い国家を築く原動力ともなるだろう。
この本を読みながら、ずっとStingの"Englishman in New York"が頭の中でぐるぐるヘビロテしてました。なぜならこの本、まさに紳士の本です。これを読んで忠実に実行したら、あなたもイギリス紳士のようになれる!とは言いませんが(笑)、英国史・英文学史に必ず登場する作家や哲学者、英文学本によく出てくる英雄達の名言に心を掴まれることでしょう。
この本は明治維新直後に中村正直の翻訳により『西国立志編』として日本に紹介され、福澤諭吉の『學問ノスヽメ』と並んで日本の近代化を志す青年たちを中心に広く親しまれ、当時の日本で100万部ほど売れたと言われているそうです。その思想は近代日本の基礎を作る上で大きな影響を与えたと思われます。そして、平成の世に生きる私たちの心をも奮い立たせます。
久々に3色ボールペン読みをしましたが、線がいっぱい!緑が一番多いかな?次が赤。気に入った言葉は引いた線の色に合わせて、3色でほぼ日手帳に転記しています。今回は本当に沢山メモしました。読み返すだけ、力が湧いてきます。
この本のポイントは、自分の力で夢をかなえる方法をシンプルに説明している点にあるでしょう。
それは、
勤勉 最近、「思い続ければ、夢は叶います」的なゆる〜い自己啓発本が増えています。私はそれ系の本が苦手です。いや、目標を達成するってそんな簡単なものじゃないでしょう?そもそも「有名ブランドのバッグが欲しい」とか「新しい家に住みたい」っていうのは『願望』であって所有欲です。『目標』というのは、「こういう人間になりたい」という、もっと具体的なプランがあると思います。それには勤勉は必須。楽に目標達成なんてできない!というのが私の持論です。よって、この本はとても納得!
そして何よりも加筆したい点は、竹内先生の翻訳の素晴らしさです。ここ数十年で一番素晴らしい翻訳かと思います。この1冊を読み、「もっと竹内先生の翻訳本を読んでみたい!」と思った程です。どんなに良い本でも、時に訳のマズさに「ああ、こりゃダメだ」と原点を手に取る事があります。この本は絶対にそんながっかり感を与える事はありません。むしろよりスマイルズのファンを増やす事でしょう。
勉強法、コミュニケーション法など、自己啓発本の基礎をぎゅーっとまとめたような本です。そして、それらの知恵が、美しく読みやすく感動的な訳で綴られています。
ビジネスマンなら、読んでおくべき本だと思いました。今のところ、2008年に読んだ本の中ではtoh的ベスト1です。ムギさんに心から感謝したいと思います。
イギリス文学を愛し、イギリス紳士のようだった恩師を思い出す1冊でした。
☆ 応援、ありがとうございます ☆
- 2008/05/15(木) 15:02:05|
- 自己啓発
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