08«1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.»10

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2009

09/30

Wed.

11:24:25

奥さまはニューヨーカーSee you later、alligator. 

Category【語学 

奥さまはニューヨーカーSee you later、allig (幻冬舎文庫 お 32-2)奥さまはニューヨーカーSee you later、allig (幻冬舎文庫 お 32-2)
(2009/03)
岡田 光世

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書き出しをご紹介します。

はじめに

 ひと言、話してみたい―。
 高校に入って初めてネイティブの先生の英会話の授業を受けた時、そう思いながらも、自分から声をかける読経はありませんでした。
 ある日、勇気を出して話しかけることにしました。頭の中で単語を並べて、何度も繰り返しつぶやいて練習しました。授業が終るのをドキドキしながら街、先生が教室を出て行く寸前に、思い切って声をかけました。
What time will you go home today?(今日、何時に家に帰りますか?)
 先生は笑って答えました。Today? Three fifteen.(今日?3時15分よ)


 
山田一家のニューヨーク生活を書いた2冊目です。今回は家族に末娘の毛糸(ケイト)も登場、より賑やかで楽しいお話となっています。

主人公のスージーの本名は山田静江。ご主人のテリー(照夫)の転勤で息子のチャーチル(茶散)と3人でニューヨークにやってきました。アメリカで娘のケイト(毛糸)を出産し、山田家は4人家族となります。

2冊目では、テリーが会社で使うような大人の言葉から、チャーチルの友達が話すような小学生語まで、あらゆる種類の言葉が網羅されています。確かにこの本を読んでからアメリカのドラマを見ると、少し内容がクリアになった気がしました。

pooped(くたくたに疲れる)やdig in(遠慮なく食べ始める)など、この本を読むまでまったく知りませんでした。マンガのセリフを見ても、頭には「?」が浮かぶばかりでしたが、帰ってそのわからなさが強い印象として残り、簡単に言葉を覚えることができました。

1巻目に続き、今回もとても素晴らしい出来です。おススメ。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・スラングではない、いわゆる「口語」をマンガで説明してくれるありがたい本です。日本語だって口語の世界は説明が難しいものや、外国人には決して伝わらない表現があります。例えば「目から鱗」や「朝飯前」を韓国人に説明するのは、結構大変だったりするのです。英語のそんな日常語をマンガで勉強できるとは大変お得ですね。

・ここで学んだ語を正式な文書の中に取り入れて良いものか迷いますが、おそらく会話中心かと思いますので、正式文書では使用しないほうが無難かと思います。

・続き、また紹介したいと思います。


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2009

09/29

Tue.

09:07:43

たった1通で人を動かすメールの仕掛け 

Category【自己啓発

たった1通で人を動かすメールの仕掛け (青春新書PLAY BOOKS)たった1通で人を動かすメールの仕掛け (青春新書PLAY BOOKS)
(2009/08/25)
浅野 ヨシオ

商品詳細を見る


書き出しをご紹介します。

 たった1通で人を動かすメールの仕掛け!
 ……なんていうと、そんなうまい話があるものか、って思ってしまう人がいるかもしれませんね。
 でも、あるんです。実際、仕事であれプライベートであれ、いつものようにちょっとした仕掛けをするだけで、面白いように相手の反応が変わってくるんです。

 たとえば、メールの件名(タイトル)。
 たんに「○○社の××です」とか「△△の件」と無難なものにする代わりに、ほんの少し仕掛けをする。それだけで、受信者はどんなに忙しくても、あなたのメールを読まずにはいられなくなります。これはとくに、返信メールのときに、驚きの効果を発揮してくれます。



電話よりもメールが主流となりましたね。私も国際電話より手軽なメールをよく利用しています。もともと電話が好きではない私ですが、好きになれない理由は「電話は自分の時間に割り込んで来る」から。特に韓国では、プライベートの電話であっても、仕事中に取るのが当たり前。掛かってきた電話は必ず出るもの、という風潮があります。電話で作業を中断させられることで能率が下がってしまうのが嫌なんですね。それが急ぎの用では無い時、時間を無駄にした感が残るのが電話のマイナス点だと思っています。ですので、受け手が自分の都合に合わせて受け取れるメールが好きです。

私のメールのポリシーは、

①簡潔
②誤解を与えない
③不快感を与えない

でした。この本はそんな事務的メールではなく、読み手の感情に訴えるメールを書く方法が記されています。なるほど!と思うアイデアも多いのですが、どちらかというと女性向けのような気がしました。

記号や絵を使って感情を表すことは、誰でもやっている小技です。
この本にある技のポイントは、写真を使うことかと思います。まさに「なるほど!」なものがたくさんありました。一つだけあげてみますと、お中元やお歳暮のお礼のメールには、その品物を手にしている自分や家族の写真を添付し、その写真にコメントを入れるような加工をする。確かに自分の贈ったものを相手が喜んでくれたとわかるような写真は、受信者も嬉しいでしょうね。

強いて言えば、お詫びやクレームへの対処法などもあればなーと思いました。著者も書いておりますが、メールで配偶者との関係を築いたというだけあり、どちらかというとコミュニケーション構築のための本という印象もあります。よい人間関係を作り上げるためにメールを利用する。(時には恋愛にも。)

まさに『実用書』です。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・毎日多くのメールが届き、その一つ一つに返信していく。固いビジネスメールのなかに、こんな茶目っ気のあるメールが届いたらクスっと微笑んでしまうかもしれません。特に相手が異性なら、ビジネス以上の何かがあるかも。

・メールだけではなく、ブログやプレゼンでも利用できる技術がたくさんありました。とにかく少し大げさ?と思うくらいに感情を込めることで、やっと相手に気持ちが届く程度なんだということがわかった気がします。確かに「お会いできて嬉しかったです。」という一言よりも、「やっと夢が叶いました。お会いできて、私の人生は薔薇色です。」の方が読み手も嬉しいかもしれません。

・ただ、メリハリとTPOが必要ですね。軽い自分に見られては困りますし、必要以上の誤解を与えてはいけません。これ、外国語でも通用するかな?この技術、少し使ってみたいと思います。




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2009

09/28

Mon.

09:16:16

仕事するのにオフィスはいらない  

Category【ビジネス・経済

仕事するのにオフィスはいらない (光文社新書)仕事するのにオフィスはいらない (光文社新書)
(2009/07/16)
佐々木俊尚

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書き出しをご紹介します。

はじめに―ノマドっていったい何ですか?

 仕事するのにオフィスはいらない―。
 本書を手にとってみて、「本当にそんなことが可能なのか?」と不審に思っていらっしゃる方もいるでしょう。
 10年前であれば、そんな夢みたいなことは不可能でした。ところがここ数年の間にクラウドとスマートフォン、そしてブロードバンドとサードプレイス(これらのなじみのない言葉については、後ほどきちんと説明します)が出現し、オフィスなんかに頼らないでもすむという夢のようなワークスタイルが現実のものとなってきました。
 本書はその新しいワークスタイルと「ノマド」と名付け、どうすれば実践できるのかを詳しく解説しています。



私の収入源は?日本語教師?貿易会社のアドバイザー?通訳・翻訳です。両職ともフリーランスの形で、所属しているエージェントはあっても固定したオフィスを持ちません。フリーランスですから、その月によって仕事の具合も変わります。忙しい月は馬車馬のように働き、余裕のある月はヒマそのものです。その差のせいか、目標設定や時間管理をうまく出来ずにおりました。そこで手にとったのがこの本です。

佐々木さんは愛読ブログの「シゴタノ!」でよく名前を存じてました。むしろ、「シゴタノ!」の記事が役立つ話題満載で、佐々木さんの新刊も読みたくなったというのが本心。

まず、上の書き出しにもありますが、この本はノマドワーキングを進める本です。「ノマド」とは、「遊牧民」という意味ですが、オアシス間を移動しながら暮らす遊牧民から転じて、様々な場所を移動しながら仕事をする人、という意味です。つまり、固定オフィスを持たずに自由に働く人のこと。

まず、「ノマド」になるには意外と簡単。まずは心持ち。そして武器を使いこなすことだけです。武器とはパソコンや携帯などのハードと、googleなどのサービスソフトを指します。今、パソコンを使わずに仕事を簡潔することは出来ない世の中となりました。更にはパソコンの役割を携帯電話が補えるようになってきています。日本の技術進歩は非常に早いですから、よっぽどITに精通していない限り、使い勝手がよく、比較的安価で、安心して使えるツールに関する情報を得ることは難しいのではないかと思います。ところがこの本1冊で、とりあえず「ノマド」としての仕事環境を整えられることは可能でしょう。そしてこの本を読めば、「ノマド」としてやっていけそう、いや「ノマド」になりたいという気持ちが生まれるに違いありません。

また、私のようなフリーランスでなかなかキッチリと成果を生み出せていなかったり、毎日の仕事にただ流されるような日々を送っていた人にも、どうすればもっとフリーランスとしての仕事内容を充実できるか、むしろそちらに大きな学びがあるのではないでしょうか。

ちなみに、私がぜひ取り入れたいと思った「ノマド」環境をご紹介しますと、

①スタバなど無線LANのある場所をオフィス化する
→気分転換として良さそうです

②ブロードバンドとクラウドを併用する
→パソコン内ではなく、インターネット内にデータを保存することで、いつでもどこでも作業ができる。しかも同じパソコンを持ち歩く必要がない。


③携帯電話のパソコン化
→iPhoneなどのスマートフォンをもっと有意義に利用する。

フリーランスの方、おススメです。私も早速、いろいろなアイテムの確保中。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・韓国の場合、「IT強国」を謳っている割には、モバイルに弱い面があります。まず、シェアの高い検索サイトは国内オリジナルの物が多いので、スマートフォンで使えるサービスに限りがあります。
また、国内競合を増やさないため、iPhoneの進出が遅れています。スマートフォンもあるにはありますが、LGやサムスンのものは外国語が英語以外に使えません。よって使い勝手が非常に悪い。ただ、海外で購入したiPhoneを同期させて使用することはできるそうで、外国人でiPhoneを利用している人は多いです。(でも各アイテムのダウンロードなんかはできないそう)
この本を読んで、私も携帯を利用して、移動中に愛読しているブログやニュースを読みたいと思いました。でも私の携帯では日本語サイトを見ることができません。で、今注目しているのがiTouchです。新機種が出たばかりですね。調べてみますと、googleも利用可能とありました。近いうちに購入したいと思っています。

・常に数冊のテキストを持ち歩かなくてはならないので、パソコンなんて荷物が増えるだけだ!と思っていました。でも、むしろパソコンを持ち歩くことで荷物が減るかも。辞書や参考書はいらなくなるし、むしろ外での空き時間に準備が出来る分、時間の節約にもなります。

・ただ心配なのは、良環境のサードプレイスを見つけるのが難しいこと。無線LANの提供はあっても、カフェは居酒屋のような環境であることが多いです。こちらの方は音に対する感覚が日本とは違うので、「うるさくして周りの人に迷惑がかかる」とは思わない方が多いです。音対策も考える必要がありそうですね。

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2009

09/25

Fri.

08:32:02

有頂天家族 

Category【日本文学

有頂天家族有頂天家族
(2007/09/25)
森見 登美彦

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書き出しをご紹介します。

 桓武天皇の御世、万葉の地をあとにして、大勢の人間たちが京都へ乗りこんできた。
 彼らは都を築き、産み増え、政権を争い、神を畏れ、仏にすがり、絵を描き、歌を詠み、刃をきらめかせて合戦し、ついに火を放って街を焼いたかと思えば、飽かずに再建し、また産み増え、商いに精を出し、学問をたのしみ、太平の世を満喫し、四隻の蒸気船に仰天したとたん、うっかり火を放ってまた街を焼き、「文明開化」を合言葉に懲りずに再建し、やがて来る戦争の時代を乗り越え、笑ったかと思えば泣き、泣いたかと思えば笑い、色々あって現代に至った。
 桓武天皇が王城の地をさだめてより千二百年。
 今日、京都の街には百五十万の人間たちが暮らすという。
 だが待て、しばし。



今まではずっと文庫本で森見さんの作品を楽しんできましたが、どうしても文庫化が待ちきれなくなり単行本で購入です。

今回も舞台は京都ですが、残念ながら大学生は登場しません。出てくるのは狸と天狗。その狸が時に大学生に化けることはあっても、大学生活とはまったくかけ離れた世界が繰り広げられています。

実は京都には、人間世界の裏に狸や天狗の世界があるそうです。なんだか「あるんですよ」と言われると、本当に信じてしまいそうになるのが、京都千二百年の歴史です。主人公の狸は、4兄弟の3男子坊で、変身を得意としています。父親が金曜倶楽部で鍋にして喰われて以来、一家は母を中心に、とっさに判断できない長兄、蛙に変身して戻れなくなり寺の井戸に住む次兄、まだ子狸で変身してもしっぽが出てしまう弟で構成された下鴨一家とその周りのにぎやかな狸模様が描かれています。ちなみに鍋で喰われた父は、狸界で最も尊敬された人物でした。

彼らは天狗に教えを請うており、今は飛ぶことすら出来ずすっかり落ちぶれてしまった赤玉先生を尋ね、我がまま一杯の天狗様をかいがいしくお世話します。天狗ですからいつも偉そうなんですが、いつも強がって本心を語らぬ姿は人間にも共通するように思えました。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・いつも同様京都が舞台です。いつも出てくる一風変わった大学生たちのキャラクターは、今回は狸が担っています。そして毎回登場する仙人のようなこれまた有り得ないキャラの人は、今回は天狗さまです。いつもどおり、笑える小説。

・今回は友情より家族愛が根底にあります。父を亡くし、母を守ろうとする4兄弟の姿は感動的です。

・狸や天狗の姿の中に、人間同様の感触があります。この小説では狸格(人格の狸版)で書かれてますが、こういう人いるよねーと思う部分、たくさんありました。


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2009

09/24

Thu.

08:35:12

「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす! 

Category【自己啓発

「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!
(2009/07/23)
池田 千恵

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書き出しをご紹介します。

 出社してすぐ、怒涛のメールチェックを終えたと思ったら、上司からの呼び出し。急な仕事の支持やクレーム対応に追われる月曜日の朝。バタバタしていて気づかなかったけれど、もう午後1時。どうりでお腹が空くはずだ。
 気分転換に外にランチに行きたいけれど、まだまだ仕事は山積みで、外に出る時間が惜しい。仕方がないから、オフィスの1Fにあるコンビニで買ったレタスサンドをほおばりながらメールに変身。
 やっと仕事が終って気づいたらもう午後8時。今日は夕方の6時から飲み会があったのに、やっぱり行けなかった。しかも、あわてて仕事をしたから、普段はしないような凡ミスも連発……。
 一所懸命、頑張っているはずなのに、どうしていつもこうなんだろう?



アマゾンでの評価が高かったことから購入。
読んで良かった!勉強本や自己啓発本を読んでいて、確かに実行すればすごく成長できそうな事例が羅列されているのですが、私にはハードルが高すぎると感じることが多くありました。そして著者の略歴に「○×大卒」の文字が・・・。最初からスタートラインが違うじゃん!!!と思うことが多々ありました。ひと言で、この本はモチベーションを上げつつ、自分が何をしたいのかを見詰められる本です。池田氏は慶応卒という憧れの学歴の持ち主です。ところが実は2浪で合格した他、学生時代の失敗談を多く語って下さっています。これが読み進めていくうちに、どんどん親近感が湧いてくる。

早起き本はいろいろありますが、朝4時っていうのは初めてのような気がします。大抵5時とか6時ですよね?朝何時に起きるかというのは、自分の睡眠パターンを把握することが大切だそうです。「90分の倍数がいい」とか「6-8時間が最適」など、最適睡眠時間についてはいろいろな説があります。しかし、人はみな異なる体質を持っています。そこで著者は睡眠パターンを見出すことを推奨しています。

最低睡眠ライン=次の日ちょっと眠いけれど、なんとか大丈夫
適正睡眠ライン=実験をしてみて、体のリズムに合っているライン
超過睡眠ライン=寝すぎて頭がボーっとしてしまうらいん

たしかに適正睡眠ラインがわかれば、朝4時に起きるにも逆算して早寝すればよいだけです。私は6時間が適正睡眠ラインで、7時間半以上寝るとボーっとしてしまいます。

さて、朝早起きしても、何をどうすればよいのかわからない人も多いのではないでしょうか。漠然と「勉強する!」と意気込んでも、なかなか眠気には勝てません。私も一人暮らしの時は朝日と共に起きる生活をしていました。当時は4時半くらいに起きていましたが、出勤まで3時間も時間があるとかなりの作業をこなせました。一番良かったのは、「夜はパソコンを立ち上げない」と決め、朝のうちにメール、ブログ、株・FXのチェックを済ませていたことでしょうか。だらだらとネットサーフィンで遊んでしまう誘惑に勝てたことは大きなポイントだったと思っています。

とにかくこの本を読むとモチベーションがぐーんと上がるのですが、その理由は自分が朝の時間をどう利用することで、どんな未来が訪れるのかが想像できるという点にあると思いました。著者は趣味の料理に関する資格をどんどんと取っていくのですが、パン作りやワインエキスパートなど身近で具体的な例が「私もできそう!」という気にさせてくれるのかもしれません。

また、受験生など時間配分が上手く行かない方にもおススメの1冊です。著者の場合、朝型勉強で夜は自由時間を持っていたそうです。その方がメリハリがあり、集中力も高められるのかもしれません。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・我が家の場合、住環境に問題があり、早起き生活を断念していました。私が早起きすると、家人を起こしてしまう。でも、やっぱり早起きしたいなぁとつくづく思いました。私は断然朝型人間ですので、やっぱり朝に活動すると一日をスッキリと過ごせるのです。この本を読んで、30分早起きしてみました。たった30分でも、1日の充実感は素晴らしいものです。

・私は主婦兼アルバイト教師ですので、ビジネスパーソンのように固定された労働時間がありません。格好良く言えばフリーランスなんですが、フリーランスって自分を律するのがとても大変。早起きで人生をプラスに!というのは想像つくけど、私の場合は具体的に何をどうすればよいのかわからない時期がありました。英語だの、日経の読破だの、ビジネス書を読むだのやってみたんですけど、全然続かない。この本を読んで分かったことは、朝に「考える時間を持つ」ことで自分の立ち位置や進行方向が計れる。だから何をすればよいのか、自ずと見えてくるということ。確かにゆっくり内省する時間なんてなかなか取れません。自分がどうなりたいのか、今の自分には何が足りないのか、目標を達成するには何をすべきなのか。大切なことですよね。これだけでも早起きしたくなります。

・きっとこの本を読めば、「私も早起きしたい!」と思うようになるでしょう。実は出来ないと思っていたことや、チャンスがないと思っていたことも、朝の時間を調整することでいくらでも未来を書き換えられるんだと思いますよ。


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2009

09/23

Wed.

12:14:08

 

Category【日本文学

門 (岩波文庫)門 (岩波文庫)
(1990/04)
夏目 漱石

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書き出しをご紹介します。

 宗助は先刻から縁側へ坐蒲団を持ち出して日当たりの好さそうな所へ気楽に胡坐をかいて見たが、やがて手に持っている雑誌を放り出すと共に、ごろりと横になった。秋日和と名のつくほどの上天気なので、往来を行く人の下駄の響きが、静かな町だけに、朗らかに聞こえて来る。肘枕をして軒から上を見上げると、奇麗な空が一面に蒼く澄んでいる。その空が自分の寐ている縁側の窮屈な寸法に較べて見ると、非常に広大である。たまの日曜にこうして緩くり空を見るだけでも大分違うなと思いながら、眉を寄せて、ぎらぎらとする日を少時見詰めていたが、眩しくなったので、今度はぐるりと寐返りをして障子の方を向いた。障子の中では細君が裁縫をしている。



先週、旅行に行った際にこの本を持参しました。

『三四郎』『それから』につづく三部作の終篇です。ひっそりと暮らす宗助と御米夫婦。道の突き当たりは静かでよかろうと引越した家ではありますが、そこは崖の下にあり、静かどころか暗い面持ちの住居に下働きの清とともに3人でくらしています。崖上には大家が住み、大家宅に泥棒が入ったことをキッカケに両家は行き来をするようになります。

宗助夫婦には子がありません。御米が妊娠するたびに、災いが起きて子が流れてしまう。夫婦の生活には潤いや明るさはありません。ある日御米は道端の占い師に子ができるかどうかを見てもらうのですが、一度犯した罪のために子は授からないと言われます。この「罪」がいつまでも宗助夫婦を苦しめるのです。偶然の運命が次々と展開する様子が非常に心動かされます。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・やっぱりこれも重いです。罪の意識が二人をいつまでも縛り付ける。昔の人は本当に純粋だったんだと思います。現世なら、同じことに罪とも思わない人多いと思うのに・・・。

・季節感や周りの様子がよくわかる小説です。本を読んでいるだけで、目の前にその情景が浮かんでくる。静かに静かに流れるような小説です。

・『それから』と似たような境遇ではあるけど、この本では一緒になった後の世界が書かれています。愛を貫く姿が『それから』と重なりますが、派手さのない、しんとした結婚生活の様子が切ないです。


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2009

09/22

Tue.

08:23:51

自己プロデュース力 

Category【自己啓発

自己プロデュース力自己プロデュース力
(2009/09/01)
島田 紳助

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書き出しをご紹介します。

「努力の方法」を教えます

 では、授業を始めます。
 正直、緊張しています。
 実は前にも一回、二十五年前に、NSC(吉本総合芸能学院)ができた時、こうやって授業したことがありました。
 僕とさんまと巨人が、別々の日を受け持って講義をしたあと、生徒たちに三十秒ずつネタをやってもらったんです。
 それから何日か経ってたまたま、さんまと巨人と会った時に、「どうだった?」って話になりました。
 誰かが「一組だけだな」って言ったら、他のふたりも「あぁ、一組な。一組だけいたよな」ってうなずいた。
 それが、三人とも同じコンビのことを言っているというのは確認するまでもありませんでした。そのコンビというのが、後のダウンタウンでした。



この本は、今や人気のDVD『紳竜の研究』の一部を文章化したものです。

紳竜の研究 [DVD]紳竜の研究 [DVD]
(2007/05/30)
島田紳助、松本竜介島田洋七 島田洋八

商品詳細を見る


このDVD、ずっと見たいと思っていたのですが、なかなか手が伸びませんでした。こういう時、海外生活は不便です。レンタルあったらいいのにー。

書籍となり、手が届くようになりました。ありがたいことです。

私が幼い頃、世は漫才ブームで「ドリフ」に代わり「俺たちひょうきん族」が週末のお茶の間を風靡していました。おなかを抱えて笑うほどの漫才が多く、今思い出しても噴出してしまうものもたくさんあります。

ご存知のように著者の島田紳助さんは漫才師として活躍しておられた方です。平成生まれの方には司会者のイメージの方が強いかもしれませんが、私は圧倒的につなぎにリーゼントのイメージがしっくりきます。笑いの世界よく知らない私は、この本にもあるように、街のおもしろい人が吉本目指してデビューする程度に考えていました。でも、お笑いの世界ってそんなに甘いものではないんですね。もちろん人の注目を集め、人を笑わせる才能というものもあると思います。しかしこの本によれば、笑いは研究の対象であり、もっと緻密に計画されたものであることがわかります。

どの世界にも通用する基礎力を鍛えてくれる1冊です。本書を読み、DVDも欲しくなってしまった・・・。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・この間久々に日本に帰った時、ずいぶん島田氏が活躍していることに驚きました。10年前は、どのチャンネルにもさんまさんが出てましたけど、今の島田氏は昔で言う上岡龍太郎?的な役割なのでしょうか?しかし、たった数ヶ月でテレビに出てくる顔ぶれが変わる芸能界でこうも長くお茶の間の指示を受けている人はそう多くはないと思います。センスや運でどうこうできるものではない世界であるということがよくわかりました。

・何度も言ってますが、私はマイケル・ジャクソン氏の大ファンです。尊敬を通り越して崇拝しています。この本を読み、人の注目を集める人たちには「努力」や冷静な判断力があることが分かった気がしました。マイケルも然りです。その日の気分で一つ一つをこなしているんではなく、しっかりとした目標が見えているんでしょう。天才に共通する秘密に近づけたと同時に、自分の凡人っぷりをどうにかしなくてはと思いました。でも「努力の方法」を教わったので、スタートラインには立てましたよ。

・ダウンタウン、大好きです。はじめてダウンタウンの漫才を見た次の日、学校では「昨日の漫才、見た?」とダウンタウンの話題で持ちきりでした。彼らの特別な才能は、北海道の田舎にまで届いていたのです。何度か出てくるダウンタウンの名前に、やっぱり彼らはすごいんだ!と改めて嬉しくなりました。


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2009

09/21

Mon.

12:39:20

奥さまはニューヨーカー 

Category【語学 

奥さまはニューヨーカー (幻冬舎文庫)奥さまはニューヨーカー (幻冬舎文庫)
(2009/01)
岡田 光世島本 真記子

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書き出しをご紹介します。

はじめに

 不安な思いで初めてアメリカの地に立った時、私はまだ十七歳の高校生でした。家族の強い反応を押し切って、一年間、留学する決心をしました。日本で外国人教師による英会話の授業も受けていたので、英語にはちょっぴり自信があったのですが……。
 中西部の小さな空港に降り立ったとたん、目に入る文字はすべてエイゴ、周りはみな、ガイジン……。アメリカ人の早口英語をまったく聞き取れないばかりか、私の英語も通じないことに愕然としました。



「はじめに」の部分は文章ですが、前編マンガで英語を教えるという素晴らしい本です。ニューヨークに転勤となった山田一家を取り巻く日常を舞台とし、教科書では学べないような日常英語を学ぶことができます。

登場人物が英語で話している部分は、マンガのセリフも英語となっています。その下に日本語訳も書かれていますが、それほど難しい文章ではありませんので、英語のセリフを読むことをおススメします。

それぞれ短いストーリーとなっており、お話の最後にはKey Expressionとして取り上げられた表現法の解説と使用例が挙げられているという丁寧な本です。巻末にはフレーズのリストがあります。

固い文法本よりも、アメリカの雰囲気を楽しみながら、マンガで英語を学ぶのも良いですね。現在4巻文庫本化されているそうです。続編もまたご紹介したいと思います。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・知らないフレーズ、たくさんありました。「I quit smoking cold turkey.」なんて表現、見たことありませんでした。(意味は「タバコ、きっぱり、やめたよ。」)きっとこのフレーズは学校では学べませんよね。

・マンガで話を追っていくので、単語やフレーズが画像とともに頭の中に残りやすくて、無理に暗記せずにも覚えてしまう効果があります。話自体もおもしろいので、スイスイ無理なく覚えられるところが他の英語本とは違うところです。

・私は個人的な好みでイギリス英語を身につけたいと思っているのですが、この本で紹介されているフレーズがイギリスでも通用するのかどうか、知りたいところ。でも、知っていて損はない表現がたくさんです。



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2009

09/08

Tue.

09:20:19

新釈 走れメロス 他四篇 

Category【日本文学

新釈 走れメロス 他四篇新釈 走れメロス 他四篇
(2007/03/13)
森見 登美彦

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書き出しをご紹介します。

 京都吉田界隈にて、一部関係者のみに勇名を馳せる孤高の学生がいた。
 その名を斉藤秀太郎という。
 彼は大文字山のふもと、法然院にほど近い木造アパートに暮らしていた。気が向けば哲学の道をたどって思索に耽る日々、煙草と珈琲をかたわらに臥遊するのを愉しみとし、便所の窓へ貼りつくヤモリの足裏が秘める不思議を研究し、百足焼酎をこころみて半紙半生となった。秋刀魚が大の好物で、美味い秋刀魚を喰うために物干し台で七輪を使い、危うく下宿を灰燼に帰せしめかけた。



古典短編を読んで感じた思いを小説にした作品です。元になっているのは、「山月記」「藪の中」「走れメロス」「桜の森の満開の下」「百物語」の5作で、それらが京都の大学生へと登場人物を替え、それぞれ繋がりを持ちながら織り成されています。

新釈とありますが、ベースになっている作品を現代版にしたものではなく、その作品から得たインスピレーションで全く別の作品が仕上がっています。現代語訳ではありません。

森見さんの作品と言えば、異様とも言える男子学生の変質ぶりですが、この作品でもそんな愛すべき大学生の生活を楽しめます。やっぱり四畳半に住んでいて、貧乏です。

それにしても、名作を読み、それを感想文にするのではなくて、小説にする。このアイデアはとてもオモチロイと思いました。私もいつか、そんなことが出来たらなと思います。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・カリスマという言葉がありますが、斉藤秀太郎はまさにそんな存在です。思えば大学時代に異才を放っている人は、大抵大人になっても何か「スゴい」と思わせる力を持っている気がします。社会の中で偉くなっているという意味ではなく、自分を見失わない真っ直ぐに生きる力を持っている人。森見さんの小説は、独特だけどそんな魅力を秘めた登場人物が読者に力を与えてくれるんだと思いました。

・京都の人にとって、鴨川とは大きな存在なんですね。地図を見ながら読んでいると、大抵鴨川の近くに行き当たります。ソウルならハンガンというところでしょうが、それほどの愛着を持っている人はいないかも。


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2009

09/07

Mon.

08:29:07

それから 

Category【日本文学

それから (岩波文庫)それから (岩波文庫)
(1989/11)
夏目 漱石

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書き出しをご紹介します。

 誰か慌しく門前を駆けて行く足音がした時、代助の頭の中には、大きな俎下駄が空から、ぶら下がっていた。けれども、その俎下駄は、足音の遠退くに従って、すうと頭から抜け出して消えてしまった。そうして眼が覚めた。
 枕元を見ると、八重の椿が一輪畳の上に落ちている。代助は昨夕の床の中で慥かにこの花の落ちる音を聞いた。彼の耳には、それが護謨毬を天井裏から投げ付けたほどに響いた。夜が更けて、四隣が静かな所為かとも思ったが、念のため、右の手を心臓の上に載せて、肋のはずれに正しく中る血の音を確かめながら眠に就いた。



一言で言うと、切ない恋愛小説です。
主人公の代助はお金持ちの次男で、毎日小説を読んで楽しい生活を送っています。家業も継がず、ただ自分の好きな様に日々を送っている。兄嫁とは気が合い、たまに実家を訪れては厳しい父を避け、兄嫁やその子ども達と時を過ごす。

そんな代助の生活に変化が訪れたのは、古くからの友人平岡が東京へ戻ってきてからでした。平岡は転勤で関西へ出向いたのですが、思うところあり東京へ戻ります。代助と平岡は大学時代の友人で、平岡の妻はすでに他界した共通の友人の妹です。その3人の思いを描く作品。

最近の恋愛には見られない風習の重さや、義理の世界が見える作品です。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・昔、日本には姦通罪精度がありました。浮気をすると、捕まっちゃうという法律です。それが戦時中に半島にも輸入されました。なんと韓国には、今でも姦通罪が存在しています。この間、芸能人夫婦がこの姦通罪で法廷離婚したばかりです。思えば、この作品の世界は少し韓国ドラマに共通するかもしれません。

・代助は自分の心を知るに時間がかかりすぎたけれども、それでも心に正直であった。だからこそ、まっすぐに貫こうとする気持ちが会ったんだと思います。姦通罪のシステムのない今では、その重さが分かり難いかもしれません。




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2009

09/04

Fri.

08:18:39

ナマの京都 

Category【旅行

ナマの京都ナマの京都
(2004/07)
グレゴリ青山

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書き出しをご紹介します。

「グ」は’66年に京都で生まれて、26歳までそこで住んでいました。いちおう京都生まれの京都育ちではあるのですが、祖父は岡山出身、母は徳島の出身で何代も続いたバリバリの京都の人というわけではありません。とはいえ、京都で育つとやっぱり京都の風土や環境の影響は受けてしまうものです。でも、京都の影響を受けたからといって、舞妓はんになったわけでも、坊さんになったわけではありません。ちょっと性格がいけずでケチになった程度です。この本にはそんな「グ」が見てきたナマの京都のことが描いてあります。もしかしたら、今までイメージしていた京都とは全然違う、と怒る人がおられるかもしれませんが、それは「グ」の知ったことではありません。


※本書では「グ」はマル内にグで記されています。

京都生まれ、グレゴリ青山さんの京都本です。
コミカルな漫画の他、笑える文章で京都のイメージが変わりました。

最近森見登美彦さんの本を読むようになり、急に京都が好きになりました。今までは旅行会社のキャッチフレーズのような「伝統の街、京都」とか「生きる歴史の街」みたいな印象強しで、なかなか日常の京都に触れようという気持ちがありませんでした。でも、やっぱり京都も日本の都市のひとつです。そこに暮らす方もおられ、脈々と家族の絆を繋いでおられる方がいらっしゃる。とすると、観光客の知らない裏の顔があるはず。その顔、この本で知ることが出来ました。歴史、歴史してるの割りには、若者の街という印象が強まったかも。

日本全国、どのエリアに住んでいても「修学旅行は京都でした」という方、多いと思います。テレビの旅行番組でも、ネタ切れとなれば京都が登場。行った事がないという方でも、写真を見れば一発で京都だとわかるはずです。それくらい知られている街なんですけれど、なぜか京都のローカル事情って全国共通のネタにはなりませんね。私は王将が京都出身のチェーン店だと知りませんでした。「~はる」「~よる」の違いも知りませんでした。河原町と言えばショッピングエリアの印象がありますが、あそこには「河原町のジュリー」という超有名人がいたなんて知りませんでした。

最近はレンタル自転車での観光が人気だそうです。以外なことに、京都は思っていたよりコンパクトな街のようで、自転車でスイスイ移動できる距離で用がたせるとか。そういえば、森見さんの小説でも主人公は大抵愛チャリ持ってましたね。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・愛読書『見仏記』の中で、ひやしあめの話が出てきます。ずっと「ひやしあめって何だろう」と思っていたのですが、この本を読んでなぞが解けました。冷たく冷やした飴のことかと思っていたのですが、ドリンクなんですね!これは大きな発見でした。

・森見さんの小説に、映画に関係している学生がよく出てきます。太秦があるから、映画の話かと思っていたのですが、この本を読んで京都は映画館が充実していることを知りました。文化の街は奥が深いです。



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2009

09/03

Thu.

12:55:08

英語の品格 

Category【語学 

英語の品格英語の品格
(2008/06/30)
石井 隆之白石 よしえ

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書き出しをご紹介します。

 人と会うときにまったく身なりを気にしない女性よりも、適度に身なりを意識する女性のほうが、品格があるといえるでしょう。たとえば、化粧は品格を高める手段の1つと考えられます。しかし、その品格を高めるための化粧を電車の中で堂々としておられる女性の品格は高いといえそうにありません。
 上品な言葉遣いをする人は品格のある人(本書では「品格者」と呼ぶ)でしょう。しかし、友達の前でも上品な言葉を使い続けるならば、むしろ空気が読めない人と思われるのではないでしょうか。



英語に品格を問われると、やはり階級的な英語の違いを思わされます。著者のお二人はイギリスで英語を学ばれており、もちろん上流階級の英語もたのしいコラムで説明されており、『ベニシアのハーブ便り ― 京都・大原の古民家暮らし』でおなじみのベニシアさんに貴族の使う英語について監修をお願いしたという、非常に気合の入った本です。

英語を第二外国語として勉強する場合、たしかに「これは丁寧語?尊敬語?謙譲語?」「失礼にならない?」と自分の英語に自信がなくなる時があります。とにかく礼を失することの無いよう、最大の注意を払います。でも、やはり育った環境ではない言語の微妙な上下感覚を学ぶのは難しい。小さなミスを繰り返して育つしかありません。でも、そういうミス、指摘してくれるネイティブは少ないですよね。

この本では、ビジネスでも使える、より丁寧な言い方(そしてより失礼な言い方)が簡単にまとめられています。150ページ程度の薄い本ですが、海外に暮らしながら英語を学ぶ環境にない人にとっては目から鱗の1冊となるでしょう。例え英語圏には日本ほどの敬語の縛りはないとは言え、それでも丁寧な言葉で接されることを嫌がる人はいないでしょう。円滑で快適なコミュニケーションのために、一段上の英語を学ぶのは大切なことだと感じました。

例えば、お悔やみの言葉、励ます言葉、お願いの言葉。
相手によって、使いわける必要がありますね。では、「がんばれ」の場合を見てみましょう。友達ならば、「Hold out!」「Stick to it!」「Show your nerve!」などちょっぴり激しい言い方もアリでしょう。でも、少し上の人ならば、「Do your best!」「Try hard!」「Good luck!」などが良いそうです。やるだけのことはやったので、あとは「よき運を!」とgood luckを願うのが、がんばって!になるそうです。

他にも、こんなビジネスで使えそうな品格を学べます。
巻末の使えるフレーズ24はとても便利そう。暗記したいと思います。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・今まで、本当に恥ずかしい英語を使っていたことがわかりました。いつも「私は」「私が」ではじまる分ばかり使ってましたし、ちょっとしたお願い文も非常に不躾なものでした。若い頃ならともかく、こんな大人になってからでは、かなり恥ずかしいレベルですね。勉強になりました。

・敬語を上手に使えるかいかんで、その人の社会人度が計られます。それはどの国でお同じことなのではないでしょうか。マナーを守れるかどうか。母国語ならば、その程度(この本で言えば品格ですね)を自ずと学びながら育ちますが、外国語ではそうはいかない。例えば、とても優秀、スゴ腕という噂の弁護士さんがいたとします。いざ目の前に現れると、その人は外国人でした。「おれ、できる。このさいばん、やったげる。」と日本語でお話を始めたのですが・・・。あなたなら、この人をすぐに信頼できますか?「はじめまして。この裁判、私が担当するからにはご安心下さい。きっとうまくいきます。」と、たとえ発音がたどたどしくても、上の例よりは好感が持てるはず。言葉の品格はマナーに通じます。もっと学習にも気を配ろうと思います。



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2009

09/02

Wed.

08:19:21

この庭に―黒いミンクの話 

Category【日本文学

この庭に―黒いミンクの話この庭に―黒いミンクの話
(2006/12/13)
梨木 香歩

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書き出しをご紹介します。

 時計の音が近くに聞こえている。
 カーテンを引いたままの居間は暗い。その窓の向こうから、買い物や幼稚園の送り迎えの若い主婦たちの声が遠く聞こえてくる。通学の子どもたちの高いトーンの話し声も。うつらうつらと聞いていたが、何度目かのそれは、かなりけたたましい鳥のようで、それで目が開いた。人々の声と共にカーテンの隙間から僅かに日光が洩れてきていた。



今年に入り、文庫本を中心に梨木さんの本を読んできました。どの本もすべて印象深く、何度も読み返したくなるようなものばかりでした。

アマゾンの紹介文の中に、『からくりからくさ』の続編とあったのですが、いざ読書時、そのことを全く忘れておりました。最後になって「ああ、これは!」と気がついた次第です。

表紙のひっそりとした雪景色の絵は須藤由希子さんによるもので、文中にも素晴らしい挿絵が納められています。梨木さんの文と須藤さんの挿絵。この二つはいつも揃っていなくてはならないでしょう。どちらか一つでは、きっと雪国の「しん」とした緊張感は伝わりにくいと思います。私は雪国育ちですので、非常に心に染みました。

ストーリーは話すとつまらなくなってしまいますので、簡単に抑えることにしましょう。雪国のお話です。庭に黒いミンクが現れるお話。

この本もきっと何度も読み返すと思います。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・梨木さんの書く世界は、とても透明感があるのに、どこか霧がかかっていて煙にまかれる印象があります。それがファンタジーのおもしろさなんですが、読むたびに何かメッセージが残ります。この本にも「命」というメッセージが込められている気がしました。

・白と黒の世界です。とても象徴的な色あいですし、モノトーンの挿絵も手伝って、頭の中は白黒の世界。ところが時折でてくる色が衝撃的な強さを見せます。はっとする感じ。



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2009

09/01

Tue.

09:21:02

ルポ 貧困大国アメリカ 

Category【社会

ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)
(2008/01)
堤 未果

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書き出しをご紹介します。

 二〇〇七年七月のカリフォルニア。うだるような暑さの中、マリオ・フェルナンデスは最後の荷物を車のトランクに詰め込んだ。妻のマリアは放心したように「差し押さえ物件」(Foreclosure)の札をつけられた家の前に立ちすくんでいる。
 銀行の差し押さえ率が全米1位であるここストックトンの町では、このひと月だけでこれと同じ札が三〇軒の家につけられた。サブプライムローンの支払い延滞で次々に空き家が増えた街は、今ではしんと静まりかえりすっかりゴーストタウンと化している。



2008年に日本エッセイスト・クラブ賞受賞、2009年には新書大賞受賞の作品です。いろいろな書評サイトで話題になっていたのですが、なぜかすぐに手に取るには至らず。今、もっと早くに読めばよかったと後悔しています。

私はアメリカ本土に行ったことがありません。実はMJ以外にアメリカに興味を持てる部分は少なく、行ってみたいと思うこともありませんでした。テレビで流れてくるNYの街角や、LAのリゾート地のような明るさに「貧困」という言葉を結びつけて考えた事はありませんでした。ただ、度重なる銃を用いた犯罪や、ドラッグの話など、貧困よりは安全に暮らせないイメージが強かった。

この本を読んで驚いたのは、底辺に住む人々がこうも簡単に政府によりひねり潰されてしまうのかという現実でした。南部を襲ったハリケーン・カトリーナの被害については記憶に新しいところです。それが人災だったとは。アメリカの肥満はなぜこうも蔓延し、改善に向かわないのか。日帰り出産をするほどの医療負担の現実。そして軍隊・・・。

今まで、アメリカのきらびやかな部分をさらっと見るだけだった私には、本当に衝撃以上の何ものでもありませんでした。アメリカと言えば、アメリカン・ドリームです。危険を冒してまでアメリカで暮らしたいと願う人も後を絶ちません。しかし、アメリカで生まれた人ですら、今は貧困の波に立ち向かうことすら難しい。それにしても、ブッシュ政権は本当にイロイロなことをやってくれましたね。

格差が広がるアメリカで、弱者の立場を徹底的に取材なさった著者の使命のようなものを感じました。これは一人でも多くの人が読むべき本です。すでに多くの方がお読みになっているとは思いますが、今後の日本を考えるにも、必要な一冊だと思います。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・MJが「子ども達を救わなくてはならない。今すぐに行動しなくては手遅れになる。」と多くの活動をしていたこと、要約今になり多くの人にも知られるところとなりました。今まで彼の言う「子供たち」とは、アフリカの飢餓や戦争地域の子供たちのことだと勝手に解釈していました。でも、もしかすると彼が見ていたのはアメリカの子供だったのかも。親が貧困であることから、教育も受けられない。生きるための選択肢が多くない子ども達。そうせざるを得ない事情は、アメリカの貧困という環境の中にあったんですね。

・もういろんなところで書かれてることですが、ブッシュ政権には驚きます。ハリケーン・カトリーナ事件の裏にこんなことがあったとは・・・。それにしても、彼が余りにダメだったので、前任のクリントン大統領も、後任のオバマ大統領も無条件に立派に見える。

・何かとアメリカに追随する日本ですが、このままで良いのでしょうか。この本を読むまで、弱者が強いられる生活について具体的に想像することなどありませんでした。自分がこの立場になったら、と思うとぞっとします。しかし、アメリカには既にそうやって暮らさざるを得ない人がたくさんいる。アメリカの印象がガラリと変わりましたし、日本の未来にも危機感を抱かずにはいられません。




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