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2009

10/29

Thu.

12:22:06

レバレッジ・リーディング 

Category【読書術

レバレッジ・リーディングレバレッジ・リーディング
(2006/12/01)
本田 直之

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書き出しをご紹介します。

はじめに

 わたしは今、経営コンサルタンティング会社を経営し、日米一〇社のビジネスに資本・経営参加しながら、毎日必ず新しい本を一~四冊読んでいます。読むのはいわゆる「ビジネス書」がほとんどです。どんなに忙しいときでも、一日一冊は読んでいます。合計すると、年間で四〇〇冊は下らないでしょう。
 もちろんわたしも、みなさんと同じく仕事を持つ身です。決して時間が有り余っているわけではありません。それなのに、なぜこんなにも本を読むのでしょうか。
 その理由は、わたしにとって読書とは、「投資活動そのもの」だからです。本を読むのは自分に投資することです。それは、このうえなく割りのいい投資です。どんなに利率のいい金融商品に投資するよりも、確実に多くのリターンをもたらします。



大有名なこの本。
たくさんの書評で大方の内容を知っていたからでしょうか。手に取るのがこんなにも遅くなってしまいました。本田さんと言えば、読書家としても有名ですが、ハワイと日本を行き来するライフスタイルにも注目が集まっています。この本を検索するとたくさんの書評がヒットしてきます。アマゾンの書評数もダントツな上、殆どが好評価です。この本に感銘を受けた方の記事を読むだけでも、かなりの満足が得られてしまったことが、ここまで入手を遅らせた理由のような気がします。

でも、やっぱり読むべき!
定期的にビジネス書を読むようになって、そろそろ2年になります。でも、まったく成長していない私・・・。多くの著者さんが、「読書は自分への投資だ」と仰っておりました。だから、ビジネス書を読み始めました。でも、成長どころか書籍費ばかりが積もっていく。

その理由、この本のおかげでようやくわかりました。
すでに書評ブログや雑誌で目にしていたことなんです。でも、1章から4章まで続けて読むことで、やっとその意味や重要性がわかったという、もう本当に出遅れまくり。

それは第4章に記されていました。


「読んだままで終らせるな!」


読みながら線を引いたり付箋を貼ったりと、いろいろな技でもって内容理解に努めます。人によってはマインドマップを書いたり、メモを取ったりと、得た知恵を残す準備を行いますね。本田氏の場合、「レバレッジメモ」を作成するんだそうです。それは本の中で線を引いたりメモを取ったりした内容を自分の言葉でまとめつつ、カテゴライズしながらパソコンに入力します。それを出力し、常に持ち歩きながら目を通す習慣を作る。この日々目を通すというのがポイントです。

私は今まで、読んだら読みっぱなしでした。ウォン安のソウル生活で、1冊1500円の書籍費はウォン換算すれば安いものではありません。更に送料も加算されますから、もっともっと本から知識を得たいという欲求だけは人一倍です。でも活かしきれていなかった。

ダイナマイト級の衝撃のある1冊でした。
もしかすると、読書に悩みを抱く今だから、この本の宝に気づけたのかもしれません。
とにかく今、このタイミングで読めてよかった!

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・日本で暮らしていた頃は、全くビジネス書を読むことはありませんでした。ところが、ソウルで生活するようになり、「私の人生、これでいいのか?」と思い悩むことが増え始めます。今まで好んで読んでいた英米の小説にも解決策は出ているのですが、パンチが足りない。そんな時、勝間和代さんのブログの影響で、ビジネス書を読み始めるようになったのです。
初めて読んだ本田氏の著作は『レバレッジ・シンキング 無限大の成果を生み出す4つの自己投資術』でした。これも二毛作のお話など、強烈に記憶に結びついた知恵がたくさんあります。

・とにかく読めばよい、という姿勢を改めなくてはなりません。それから本に関しては「もったいない」という考え方を捨てること。日本で購入する以上に費用が重くのしかかってくるので、おもしろくなくても最後までガマンして読もうとしてみたり、処分できずにスペースばかりが埋もれていったり・・・。ビジネス書は眺めて楽しむ写真集とは異なるわけですから、どんどん使い倒していこうと思います。

頑張るぞ。おーっ。 実行すること

・週末にレバレッジメモを作成し、月ごとに出力して持ち歩く&読み続けてインプットを強化する。
・1日1冊、ビジネス書を読む。


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2009

10/28

Wed.

08:28:17

ツ、イ、ラ、ク 

Category【日本文学

ツ、イ、ラ、ク (角川文庫)ツ、イ、ラ、ク (角川文庫)
(2007/02)
姫野 カオルコ

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書き出しをご紹介します。

 体育館の裏で女子の粛清がおこなわれようとしていた。
 椅子が七脚。
 一脚のまわりに六脚。
「かごめかごめ」のかたちに、六人がひとりを取り囲んですわっている。
 籠のなかの鳥はうつむいている。
 うつむいた頭の髪はピンク色のゴムでポニーテールに束ねられている。
「頼子ちゃん、あんた、自分の罪がなにかわかったる?」
 頼子の真正面にいる統子が訊く。うつむいた頼子の頭が左右にゆれる。
 罪。おおげさに統子は言うが、頼子はなにも悪いことなどしていないと、みなわかっている。
<ちょっと、みんな。これから体育館の裏に集まって。頼子ちゃんのことで話があるさかい>
 五時間目の終ったあと統子が教室の戸口に立って命令したから、ここに来たのである。



米原万里さんがおススメしたいたことで読んでみた1冊。
今の年齢になって読めて本当に良かったと思います。この本は、あとがきで斉藤美奈子氏もおっしゃっておりますが、10代や20代ではわからない。30代に入ってやっと、この本にある不思議にたどり着けるのではないでしょうか。

ストーリーはとても複雑です。理由は、登場人物が多いから。入れ代わり立ち代り、クラスメートが登場してきます。お話は小学2年生の頃から始まり、成長した登場人物たちは中学校へ上がります。読んでいるうちに、まるで自分も同じ長命市で暮らしたかのような錯覚に陥る。そして、読了後には中学時代を思い出しなんともセンチメンタルな気分になりました。最後には、あの小2だった子ども達が34歳となり、就職をし、家庭を営んでいます。年齢的に近いこともあり、思えば子供の頃と今ではこんなにも違う生活をしていることに改めて気がついたかも。

私はこれは恋愛小説だと思います。成長型の恋愛小説。そして自分の頭の中から思い出を引き出してくれるタイプの恋愛小説です。恋愛小説を読むと擬似恋愛的な気分になれますが、この小説に限っては自分の過去とオーバーラップしてきて、まるで親しい友達が書いた本のような気になるので不思議です。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・個人的にツボだったのが、イアン・マッケンジーという歌手の存在。この小説の中では、主人公が大好きな歌手として、そして中学時代の思い出を引き出すキーとして登場します。このイアン、最後は恋人に銃で撃たれて死んじゃうんですね。私も小中学生の頃は、毎日マイケル・ジャクソンばかり聴いていました。そして、彼もとても悲しい形で旅立ってしまいました。私の10代も、音楽が日常に大きく染み入っていた時代だったなぁと懐かしくなりました。

・関西弁(正確には京都弁)の穏やかさが刺激的でした。私は関西弁話者ではないので、子どもが関西弁を話すというのが不思議でなりませんでした。特に2年生なのに、私にはとても大人っぽいどころか色っぽい会話に読めてしまい、それがまた不思議だったかも。

・姫野さんの作品を読むのは2つ目です。読んでみたいという気持ちが膨らみつつあります。今度帰国のチャンスがあったら、少し調達するつもりです。


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2009

10/27

Tue.

08:21:25

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 

Category【日本文学


世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)
(1988/10)
村上 春樹



世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)
(1988/10)
村上 春樹




書き出しをご紹介します。

 エレベーターはきわめて緩慢な速度で上昇をつづけていた。おそらくエレベーターは上昇していたのだろうと私は思う。しかし正確なところはわからない。あまりにも速度が遅いせいで、方向の感覚というものが消滅してしまったのだ。あるいはそれは下降していたのかもしれないし、あるいはそれは何もしていなかったのかもしれない。ただ前後の状況を考えあわせてみて、エレベーターは上昇しているはずだと私が便宜的に決めただけの話である。ただの推測だ。根拠というほどのものはひとかけらもない。十二階に上って三階下り、地球を一周して戻ってきたのかもしれない。それはわからない。



もう20年ほど前に出された本になるんですね。
この頃文庫本で村上小説を集めています。ちょっとした旅行の時に携帯したいからです。

この本は「世界の終わり」という世界に生きる僕と、「ハードボイルド・ワンダーランド」に生きる私の世界が交互に語られる小説です。もちろん、その2つの世界は見えないつながりが生じています。

ちょっとズルをするようですが、アマゾンの書評を引用します。

高い壁に囲まれ、外界との接触がまるでない街で、そこに住む一角獣たちの頭骨から夢を読んで暮らす〈僕〉の物語、〔世界の終り〕。老科学者により意識の核に或る思考回路を組み込まれた〈私〉が、その回路に隠された秘密を巡って活躍する〔ハードボイルド・ワンダーランド〕。静寂な幻想世界と波瀾万丈の冒険活劇の二つの物語が同時進行して織りなす、村上春樹の不思議の国。



そうなんです。不思議の国のお話なんです。ですから、詳しく語ってしまっては、読む楽しみがなくなってしまうというもの。ファンタジーっぽさも持ちながら、時限爆弾を持ってハラハラするような気持ちにもなれる小説です。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・闇って、怖いですよね。でも、完全な闇って経験したことがないかも。

・面白いっていう月並みな表現では、とうてい語りつくせない小説でした。この本に関してだけでも、いろいろな研究論文が出てくるような気がします。秋・冬に読むべきおススメ本。



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2009

10/26

Mon.

12:07:50

ほぼ日手帳公式ガイドブック 2010 

Category【その他

ほぼ日手帳公式ガイドブック 2010ほぼ日手帳公式ガイドブック 2010
(2009/09/10)
ほぼ日刊イトイ新聞

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書き出しをご紹介します。

 発明されてからかなり長い間、
自動車の色は、みんな同じだったようです。
クルマばかりじゃなく、スニーカーなんかでも、
運動靴と呼ばれている時代には、
あんなにいろいろ選べなかった。
平和が危うかった時代には、人々の服装だって、
汚れが目立たないような地味なものばかりでした。



上はダーリンこと糸井重里さんの‘はじめに’のような文章の書き出し部です。

08、09年とほぼ日手帳を使ってきたのですが、なんとも使いこなせてる感がないこと。そして、カズンが気になって購入してみました。38種の使い方が紹介されており、見ているだけでも楽しくなります。一部はほぼ日のHP上でも後悔されている内容ですが、ほほぅと関心する内容も多々ありました。

私は現在、スケジュール管理をQuo Vadisのビジネスプレステージで、日記をほぼ日手帳(オリジナル)につけています。08年、スケジュール管理のために購入したほぼ日手帳でしたが、時間軸の幅が狭すぎて上手に使うことができませんでした。そこでこれまたほぼ日手帳のウィークリー手帳を緊急投入したのですが、これもやはり時間軸の幅の狭さがネックとなり、翌年からQuo Vadisに乗り換えたわけです。

実はその前までは、フランクリン・プランナーを使っていました。FPのネックは重さです。デイリーで3か月分持ち歩くのは、辞書1冊の重さに匹敵します。1年分ともなると、バインディングすら難しいのです。そこで1年分を持ち歩けるほぼ日手帳を購入。最初は本の感想やアイデアを書いていました。でも、『情報は1冊のノートにまとめなさい』を読んで以来、A5ノートを持ち歩くように。ほぼ日手帳は自宅待機となり、そのうち日記帳となってしまいました。

ところが、ほぼ日手帳を勉強に利用している人がいる聞き、ムクムクとほぼ日手帳への活用法が知りたくなった私。この本には、フランスの大学院に留学なさっている方の使い方が紹介されています。その方はカズンを利用されており、それを論文専用の勉強ノートとして使っておられます。これは使える!と思ったのは、書いたページの内容を月間ダイアリーにインデックスとして書き加えていくという方法。なるほど、これならどこに何を書いたのか、一発で思い出せますね。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・手帳には決まった使い方というのはないんだと思います。スケジュール管理だけではなく、もっともっと自由に好き勝手に使うべきものなのかもしれません。ほぼ日手帳は、「手帳」というより、「少し便利なノート」くらいに捉えるのが良いかもしれませんね。

・とにかく勉強用として利用したいと思ってますので、もう少し探索を続けたいと思います。

頑張るぞ。おーっ。 実行すること

・年内に届くように、手帳をオーダーすること。


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2009

10/23

Fri.

22:56:44

受難 

Category【日本文学

受難 (文春文庫)受難 (文春文庫)
(2002/03)
姫野 カオルコ

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書き出しをご紹介します。

 「いや、やめて、古賀さん」
 ベッドのなかで恥も外聞もなく、彼女は身をよじった。
 そう。恥だ。
 いや、やめて、
 などというセリフは。
 このセリフはいちじるしく媚びている。ましてや、そんなセリフを吐きながら、身をよじる、など、媚び媚びの媚び媚びで、イエズアの教えてに反した、とんでもない不潔な行為だ。孔子の教えにも反した、とんでもない不道徳な行為だ。



米原万里さんの『打ちのめされるようなすごい本』で大絶賛されており、是非読みたいと手に取りました。

本書の解説も米原さんが担当されています。

米原さんが大笑いしたというのが良くわかりました。性の話題がここまでコミカルに書かれているフィクションは初めてです。

孤児で修道院育ちのフランチェス子。ある日、ふと気がつくと腕になにかできもののようなものができました。どんどん悪化していくので病院に行くのですが、いざ診察となると消えてしまう。おかしいおかしいと思っていたら、なんとそのできものと目があいました。そうです。それは人面瘡だったのです。フランチェス子はそれに「古賀さん」という名前をつけます。古賀さんは、最初は腕にいました。でも、最終的に落ち着いた場所はフランチェス子の股間でした。

フランチェス子はとにかく男性と縁のない生活を送っています。仕事は在宅のプログラマーで、おしゃれも全く興味なし。そもそも修道院育ちですので、華美な生活を求める気持ちがないのです。そんなモテないフランチェス子を古賀さんが叱るのが、また面白い。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・「米原さんらしいなぁ」と思いました。米原さんファンなら、その理由がわかると思います。

・他にも姫野さんの作品、読んで見たいと思います。この本を読む限りでは、鋭い視線で触れ難い題材を取り扱っているように感じました。おススメありましたらば、ぜひご紹介下さい。



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2009

10/22

Thu.

09:23:09

ジョコンダ夫人の肖像 

Category【児童文学

ジョコンダ夫人の肖像ジョコンダ夫人の肖像
(1975/12)
E・L・カニグズバーグ

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書き出しをご紹介します。

 なぜだろう、と人々はいいます。なぜ、レオナルド・ダ・ヴィンチは、よりによって、フィレンツェの名もない商人の二度目の妻の肖像を描いたのだろう、それも、イタリアじゅうの諸公・公姫ばかりか、フランスの王までもが、レオナルドに肖像を描いてほしいとせがみつづけていたさいちゅうに?なぜ?いったいなぜだろう?
 その答えをこっそりぎっているのがサライです。


河合隼雄先生の『子どもの宇宙』で紹介されていた本。

上の本の表紙の絵が、レオナルドが描いたと言われているサライの肖像です。ではタイトルのジョコンダ夫人とは誰でしょう。彼女の名はマドンナ・リザ・ジョコンダ。そう、あのモナ=リザのモデルです。サライは実在した人物ですが、このお話はカニグズバーグの書いたフィクションで、歴史的証拠に基づいたものではありません。モナ=リザについては諸説が残されており、未だ解明されたものは何一つありません。しかしこの本には「きっとこれが本当に違いない」と思わせる、魅力に富んだ一冊でした。

現在、この絵画はフランスのルーブル美術館に収められています。非常に有名な絵ですので、その絵の前には人だかりです。今でこそ有名な絵となり人々の注目を集めておりますが、この絵を最初にみつけた人の感動は並の言葉では言い尽くせないものがあったはず。私たちは「有名な絵」「素晴らしい絵」という前持った知識をもって、絵に臨みます。しかし、こんな絵が突然目の前に現れたら・・・。

サライはとても貧乏な家の男の子。街で偶然レオナルドと出会い、レオナルドの弟子となります。当時のレオナルドはミラノでは知らない人がいないほどの著名人。宮殿に出入りし、数々の仕事に精を出していました。レオナルドの遣えている公には、気に入った女性がありました。ところがその人は別の人と結婚することとなり、公はその女性の妹を娶る約束をします。しかし、姉の美しさに比べ、妹は黒くて小さく美しくはありません。ところが彼女は芸術を愛でる目をもつ、心の豊かな女性でした。

レオナルドとサライも公の妻となった公姫ベアトリチェが大好きでした。レオナルドが来るわけですから、自然と公姫のいる場が社交場となります。次第に公も公姫の魅力に目覚め、遅い愛を育むのですが・・・。

著者のカニグズバーグはアメリカの児童文学作家です。
モナリザの絵がアメリカに来た時、実際に見に行ったそうですが、絵と対面できたのは「エレベーターのドアが閉まるときのように、一瞬だった」と語っています。

児童文学ではありますが、大人にとっても充分に楽しめる1冊です。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・巻末資料として、サライやベアトリチェ公姫の肖像などが掲載されています。それがまた、お話にリアル感を与えています。

・人の持つ富や美だけが、人間の価値ではないということを教えられる1冊です。心や知恵が人を輝かせます。

頑張るぞ。おーっ。 実行すること

・P25に

「人って本を読むとすごくがんこになるものだね。ほんとうをいえば、本をたくさん読んで物識りになるってことは、他人の意見をうまいこと使って自分の意見をつくってるだけじゃないのかな。」彼は見上げてレオナルドの表情を読みながら続けた。「先生が本を読むのを教えてくれたらね、レオナルド先生、ぼくはあんまりたくさん読みすぎないようにするよ。」

というコメントがあります。レオナルドが学者たちに意見しないのを見たサライは、独学で学んだレオナルドを軽視し、実際の観察をもとにした意見より、本に書かれたことのみを重視する。それに異論を唱えるサライの言葉です。

この言葉、忘れないでおこうと思います。


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2009

10/21

Wed.

21:52:13

奥さまはニューヨーカー―Nine Ninety‐Nine 

Category【語学 

奥さまはニューヨーカー―Nine Ninety‐Nine (幻冬舎文庫)奥さまはニューヨーカー―Nine Ninety‐Nine (幻冬舎文庫)
(2009/07)
岡田 光世島本 真記子

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最近気に入っているマンガ型英語教本です。
シリーズの4作目。

1冊目では、山田一家がニューヨークでの転勤生活を始めます。まだまだ英語の生活には慣れません。

2冊目では、娘の毛糸が産まれ、より賑やかになる山田一家。チャーチルも学校生活になれ、どんどんと英語が上達していきます。

3冊目で家族がもう一人追加に。いとこの学くんがやってきます。東大入学を目指す学くんですが、ちょっと勘違いもはなはだしい上、バリバリの受験英語しか知りません。また、根倉田さん一家も登場。すべてのことをマイナスに受け止める一家です。

4冊目、なんと学くんがハーバードに合格という快挙をなします。根倉田一家は相変わらずで、なんでも他力本願、マイナス思考全開です。

今回学んだ語は、after something。これ、本当に間違って使ってしまうと大変なことになりますね。例えばエレベーターのドアが開きました。「After you.」なら、「お先にどうぞ」となりますが、「I am after you.」となると「~を求めて」という意味から「きみが好き」になるんだそうです。

あと面白かったのは「見積もり」がballpark、get away with murderで「好き勝手なことをする」、the green stuffで「お金、紙幣」など、学びどころがたくさんありました。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・忘れないように、何度も読みたいと思います。マンガという気楽さなのに、実践英会話を学べるとはお得な一冊。シリーズで読んでいくと、より楽しさがわかります。

・それにしても、受験英語ってなかなか言いたい事を伝えられないもんなんですね。書き言葉、話し言葉の違いがあるにしても、ここまで差があるとは!

頑張るぞ。おーっ。 実行すること

・覚えた英単語を使ってみる




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2009

10/20

Tue.

08:21:39

ホビットの冒険 

Category【児童文学


ホビットの冒険〈上〉 (岩波少年文庫)ホビットの冒険〈上〉 (岩波少年文庫)
(2000/08)
J.R.R. トールキン



ホビットの冒険〈下〉 (岩波少年文庫)ホビットの冒険〈下〉 (岩波少年文庫)
(2000/08)
J.R.R. トールキン



書き出しをご紹介します。

 地面の穴のなかに、ひとりのホビットが住んでいました。穴といってもミミズや地虫などがたくさんいる、どぶくさい、じめじめした、きたない穴ではありません。といって味もそっけもない砂の穴でおなく、すわりこんでもよし、ごはんも食べられるところです。なにしろ、ホビットの穴なのです。ということは気持ちのいい穴にきまっているのです。
 入り口のドアは、マンホールのふたのようにまんまるで、緑色にぬってあり、ドアのまんまんなかに、黄色いしんちゅうのぴかぴかした取手がついています。ドアをあけると、トンネルになった筒型の広間があります。トンネルといっても、煙のとおらないすてきなトンネルで、入口のその部屋は、かべには鏡板、床にはタイル、その上にじゅうたんをしいて、みがきのかかったいすをおき、かべに帽子や外套をかける金具がずらりとならべてあります。これは、ホビットというものがお客ずきだからです。



良く知られた児童文学ですので、ご存知の方も多いと思います。

ホビットとは小人族の一つで、心地よい穴に住んでいます。ホビット族のビルボ・バギンズ君は、ある日魔法使いと13人のドワーフ小人と共に、なぜか冒険へ出ることになります。目的は竜に奪われたドワーフ小人の宝を取り戻すためです。男の友情を感じる作品です。

この作品は、イギリス人で英語学や英文学の教授であったJ・R・R・トールキンによって書かれた作品です。トルーキンと言えば、『指輪物語』でも有名ですね。

トルーキンという苗字、あまり聞きなれなかったので調べたことがあります。たしかドイツ系の家系だったと記憶しています。トルーキン自身は南アフリカの生まれなんだそうですが、私はこの「ドイツ系」というのがとても嬉しかったのを覚えています。というのも、私はドイツの児童文学が大好きだったからです。子供の頃、「ドイツなら◎、イギリス・アイルランドなら○、ロシアなら△」のような、変なこだわりがありました。

ファンタジーさが非常に際立っているので、つい児童文学に分類してしまいました。今回は岩波少年文庫で読みましたが、原語をチラ読みした時、「これは児童文学じゃない!大人の本だ!」と思ったものです。恐らく、トルーキンが中世文学(チョーサーやベオウルフなど)の研究者であったということが、私には重く感じられたからだと思います。とにかく、原語もとてもおススメ。

さて、19-20世紀のイギリス児童文学と言えば、大学教授が書いた本がたくさんありますね。トルーキン、C.S.ルイス、ルイス・キャロルが有名です。最近、そんな作品を読み直しています。わくわく感を感じたい方、一緒に児童文学を堪能してみませんか?

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・下巻の書評が素晴らしいです。これはあきらかに、大人向け。イギリス文学に興味のある方、是非読んで見て下さい。

・翻訳がとても男らしいというか、冒険味のあるもので、ドキドキはらはらしながら読み進めることができました。こんな翻訳、できたらなぁ・・・

頑張るぞ。おーっ。 実行すること!

・洋書で読み直してみる


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2009

10/19

Mon.

10:24:45

「結果を出す人」はノートに何を書いているのか 

Category【自己啓発

「結果を出す人」はノートに何を書いているのか (Nanaブックス)「結果を出す人」はノートに何を書いているのか (Nanaブックス)
(2009/09/11)
美崎栄一郎

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書き出しをご紹介します。

はじめに

 多くのビジネスパーソンがノートを使っていますが、ノートの使い方を工夫して仕事の生産性を上げる方法を知っている人は少ないと思います。
 私も会社に入って、ノートの取り方を教えてもらったことはありません。
 そうすると、どうしても学生時代に使っていたのと同じような使い方をしてしまいますが、社会人のノート術は学生のノート術とはまったく違います。
 私はビジネスの第一線で仕事をしていると自負していますが、今までの仕事の成果はノートによるところが多いと実感しています。



本文中、太字で強調されている部分は赤で色分けいたしました。

さて、いろいろな方の書評を読んで、どうしても読んでみたかった一冊。実は読むのに1週間くらい掛かってしまいました。理由はいろいろと取り入れてみたい事柄が多かったのと、じっくり読みたかったから。すきま時間ではなく、しっかりと時間を取って読み進めました。

ノートと言えば、『情報は1冊のノートにまとめなさい』も大変参考になりました。本書内でも紹介されていますが、バラバラといろいろな所にメモをとらず、1冊にまとめることの能率性を知るにはぴったりの本です。

たしかに、学生時代のノートと大人になってからのノートは違うと思います。昔は「いかにきれいにポイントをまとめるか」とオリジナルの参考書を作る気分でノートを取っていました。でも今は、アイデアだったり、メモだったり、会議ノートだったりと、用途やメモを取る内容が多様化しています。『情報は1冊のノートにまとめなさい』同様、この本でも軸となるノートに全てを記していきます。時にはメモを直接張ったり、コピーやスキャンを使って資料や名刺まで貼ってしまうのです。

この本で学べることは、ノートをいかに充実させ、自分の脳として使いこなせるかということです。結局全てのことを頭に残しておくことはできません。忘れるために、書く。書いたメモは必ず後に参照しなくては意味がありません。ですから、そのタグをどうやって脳に引っ掛けていくのかというノート技のあれこれが紹介されています。今すぐ実行したくなるものばかりです。

例えば、付箋を上手に利用する方法。
付箋をインデックス代わりに使っている人は多いでしょう。色分けで差別化したり、使うペンの色で工夫することは私でも考えつきます。この本での工夫、それは付箋を貼る場所で区分けすること。左綴じのノートの場合、上下右に付箋を貼ることができます。例えば右側につくインデックスは日付、上のインデックスはタスク、下は急ぎの用事など、項目によって付箋を貼る位置を変えるのです。これは目からウロコでした。

インプットとアウトプットに関して。
何事も、PDCAサイクルを原則とすること。これはかなり使えると思ったのですが、例えば会議の前に、「予想」するのです。どんな流れになるか、どんな結果が出るかなど、新人さんでも予想ならできるでしょう。実際にその会議が始まったら、後にタスクとなるようなことや、大切な議事録を取っていきます。そして最後に検証するのです。自分の出した予想と、実際の会議の結果を確認します。これを見開き1ページでやってみる。色ペンで項目を分けるのも良いかもしれません。

他にも読書ノートについてのよい情報もありました。
読書ノートとは「アクションプラン」なんだそうです。著者は「A書評」と読んでおられますが、読んだ内容から、今の自分に活かせることをアクションプランとしてメモしていきます。今日から私も早速この方法を実践してみることにしました。

私は『情報は1冊のノートにまとめなさい』を読むまで、バラバラといろいろなところにメモを残していました。というより、メモなんてめったにしませんでした。ところが、1冊ノートを持ち歩くようになり、心のあり方が変わってきました。ノートに書くということで、どんなに楽になるかを身を持って知ったわけです。

ノートを上手く使いこなす事は確実に効率を上げる行動に繋がります。
ビジネスマンなら、絶対に読むべき1冊。激プッシュです。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・このところ定番となってきました「本の中で他の本を紹介する」という情報の提供方法。この本の中でもいくつかの書籍が紹介されています。読んだ内容が興味のあるHACKだと、他の本も読みたくなるかも。いくつか購入してみることにしました。

・とにかく「使える!」のひと言です。今まで「まだノートを使いこなせていない」感がありました。この本を読み、一歩前進した気がします。

頑張るぞ。おーっ。 実行すること

・ブログ内に「実行すること」欄を設け、本から得た情報で自分に活かせそうなことがらをメモる。

・文具をいくつか揃える。貼ってはがせるのり、ペン型ののりなど。

・ピックアップされている書籍を読んでみる。


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2009

10/16

Fri.

22:25:02

米原万里の「愛の法則」 

Category【随筆・エッセイ

米原万里の「愛の法則」 (集英社新書 406F)米原万里の「愛の法則」 (集英社新書 406F)
(2007/08/17)
米原 万里

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書き出しをご紹介します。

 こんにちは。米原です。
 私が、「愛の法則」を研究しはじめたのは、中学生の後半ぐらいでした。すごく興味を持っていたんですね。セックスのことと異性のことばかり考えていました。当時、あまりテレビがなかったものだから、それらについての情報がいちばん集まるのは本だったんです。本をたくさん読んでいたので親は喜んでいましたけれども、私はそのところばかり興味を持って、『千一夜物語』は十三巻全部読んだし、文芸大作と言われるものはほとんど全部、読みました。



この本は、1998年から2005年の間に行われた、米原万里さんの講演録です。掲載順ですと、2005年の「高校生のための文化講演会」、2004年の「高校生のための文化講演会」、1998年の「文化夜話」、そして2002年の「神奈川新聞社神奈川地域社会事業賞受賞記念講演」での講演です。

タイトルから、何か恋愛関係の話かと思われますが、実際には生物学から国際関係、コミュニケーションから通訳業にまでと話題は次々と広がりを見せます。

やはり講演録ですので、音源があったらもっと最高でしょうね。
米原さんのチェコでの幼少時代のお話も、私は書籍でしか接したことがありません。もしこれを音源で聞く事ができたら、どんなに楽しいかと思わずには居られませんでした。きっと落語や漫談のような楽しさがあったに違いありません。

高校生への講演ですので、エッセイとは違う柔らかい表現で語られています。また、高校生の興味を引きつけるように、冒頭の内容(上の書き出し部参照)から聞きたくなってしまうような語りっぷりです。

こんなにも日本語が豊かな通訳さん、憧れます。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・米原さんの作品が好きでよく読みます。この本を読み、話し言葉やスピーチの言葉が書き言葉とは大きく異なることに驚きました。エッセイも、米原さんの声が聞こてきそうなくらいリズム感のある文章です。でも、やっぱり言葉の天才は違いますね。愛読書になりそうです。

・通訳業のセンスはもちろん、努力の賜物という印象を受けました。語学ができる人はたくさんいます。でも通訳を本職とするならば、人より抜きん出た語学力が必要です。文法は完璧で当たり前。単語は知ってて当たり前。スピードだって追求されます。でも、何でも訳せるわけではない。話者の言いたい事が理解できない限り、通訳業は成り立たない。語学力の他、理解力と想像力が無ければ、決して通訳は務まらないということが分かりました。


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2009

10/15

Thu.

10:02:06

グレイ・ラビットのおはなし 

Category【児童文学

グレイ・ラビットのおはなし (岩波少年文庫 (004))グレイ・ラビットのおはなし (岩波少年文庫 (004))
(2000/06)
アリソン・アトリー

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書き出しをご紹介します。

第一話 スキレルとヘアとグレイ・ラビット

 むかしむかし、森のはずれの小さい家に、野ウサギのヘアと、リスのスキレルと、小さい灰色ウサギのグレイ・ラビットが、すんでいました。
 ヘアは、ふだんの日は、青い上着をきていて、日曜日には、赤い上着をきる、うぬぼれやでした。
 スキレルは、ふだんの日は、茶色の服をきていて、日曜日には、黄色い服をきる、いばりやでした。
 でも、グレイ・ラビットは、いつでも、白いカラーとカフスのついた、灰色の服をきていて、ちっとも、いばりやではありませんでした。



久々の児童文学です。『時の旅人』で有名なイギリスのアリソン・アトリーの作品。

この作品では3人の主人公はどれも小動物。リスに野ウサギに灰色ウサギです。動物の暮らす森の様子が実に豊かに描かれています。一話では、一緒に暮らす3人がどんどん打ち解ける様子が書かれています。上の書き出しからもわかると思いますが、グレイ・ラビットはとても良い子。でもスキレルとヘアはとても傲慢です。しかし、グレイ・ラビットの心の優しさが二人にも伝わる様子は、非常に美しく書かれています。

私はイギリスの児童文学を好んでよく読みます。その理由は、イギリスの情景が想像できるから。そして、何といってもイギリスの背景を知ることができるから。私たち日本人は誰もが「桃太郎」のお話を知っています。ですから、「猿と雉をお供に」というコメントが突然出てきたとしても、「ああ、鬼退治ね」と難なく連想できるわけです。英語でもそれと同じ事を経験したことがあり、イギリス人の心の背景を作っている児童文学を少しづつ読むようにしています。とは言え、もともと児童文学は大好きですので、毎回楽しい読書です。

この本でも、イギリスの田舎の様子や自然の様子が学べます。自然が人の心にどんな影響を与えるのかにも気づくでしょう。リラックスにもなりますので、ご一読下さい。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・ヘアとラビットの違い、ご存知ですか?イギリスの人はこれをはっきり区別しています。簡単に言うと、ヘアの方が大きく、ラビットが小さい。こんな勉強も楽しめます。

・アトリーの本を読むたびに、梨木香歩さんを思い出します。植物の名前が何度も出てきて、まるで香りがそこに広がるかのようです。風邪を引いたヘアのために作るプリムローズ酒、おいしそうですよ。



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2009

10/14

Wed.

09:54:19

サバイバル時代の海外旅行術  

Category【旅行

サバイバル時代の海外旅行術 (光文社新書)サバイバル時代の海外旅行術 (光文社新書)
(2009/08/18)
高城剛

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書き出しをご紹介します。

“ノマド”こそ人間本来の姿

 ここではないどこかへ行ってみたいという、未知の場所とそこでの新たな出会いへの憧憬は、人間なら誰もが持つ基本的な欲求です。実際にヒトは、人類史上ほとんどの間、移動生活を送ってきました。それに比べると、私たち現代人が送っているような定住生活は、歴史としてはまだまだ短い期間なのです。
 人類が定住生活を始めたのは、特定の土地で農作物をつくることがきっかけでした。しかし、それから長い歳月を隔てた現代では、人びとの多くは第3次産業に従事し、農耕のような自分の住む場所でなければ絶対にできないという職業には就いていません。さらに、目覚しい技術革新によって、様々なモノがデジタル化=非物質化されるようになった今、人びとは場所どころか物質にさえもとらわれずに生きていけるようになりました。



毎日愛読しているsmoothさんの『マインドマップ的読書感想文』で紹介されていた本です。smoothさんの記事を読み、猛烈に読みたくなりました。

実は私、著者の高城剛さんを存じませんでした。業界ではとても有名な方だそうですね。しかも沢尻エリカさんのご主人だそうで。(そしてその沢尻さんが誰かも知らなかった私・・・。浦島現象ですね、これは。)

都会からジャングルまで、旅なれた方ならではの記事満載でした。
smoothさんの記事でも紹介されておりますが、驚いたのはガイドブックへのこだわりです。日本のガイドブック、実は韓国でも大活躍しています。そのまままるごとハングルに訳されているのですが、情報更新は古いまま。日本語版と比べてみると、若干内容が省かれている部分も見られます。

そのガイドブック、高城さんによりますと、日本のガイドブックは広告主の意見が反映している場合があり、純粋な情報収集にはならないそうです。推奨されているのは、Lonely Planetのような海外のもの。特にポケットサイズは画像が多くておススメだそうです。早速私もソウル版を購入してみました。

Lonely Planet SeoulLonely Planet Seoul
(2009/06/06)
Martin Robinson

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それから、次に驚いたのはパッキング。圧縮袋を使うのは、今や旅人の常識ですね。ところが高城さんの場合、持参する荷物が極端に少ない!本書では、気温差の激しい南と北を2週間で旅する設定で、ご自身の荷物を写真で紹介して下さっています。男子の荷物は、こうも少ないのでしょうか。それとも高城さんのパッキング技が人並みはずれて優れているのでしょうか。私なんか、1泊2日の旅行でもかばんパンパンなんですよね・・・。

後半には、おススメグッズが紹介されています。私はパソコンがなくても生きていける体質ですので、それほど電子機器には興味がありませんでしたが、私も愛用している「メディキュット」が紹介されていて嬉しくなりました。ちなみに私はレッグウォーマーも持ち歩いています。これは何かと便利です。特にユニクロのヒートテックのレッグウォーマーは安いのに優秀。おススメですよ。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・年に数回の帰国もままならない私の場合、何が問題って自分へのお土産です。海外では購入できないアレコレを買うと、あっと言う間に荷物が膨らみます。これ、どうにかならないでしょうか。最近では船便で送るという荒業で対応してますが、毎回とんでもない金額になってしまいます。これは帰国の回数を増やすべきかもしれません。

・とにかく旅に出てくなる本です。高城さんは、現在スペイン在住なんだそうです。自由に好きな国で暮らせるなんて、羨ましい!


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2009

10/13

Tue.

07:33:14

奥さまはニューヨーカー―Shotgun Wedding  

Category【語学 

奥さまはニューヨーカー―Shotgun Wedding (幻冬舎文庫)奥さまはニューヨーカー―Shotgun Wedding (幻冬舎文庫)
(2009/05)
岡田 光世島本 真記子

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マンガで英語を出来る『奥様はニューヨーカー』シリーズ。
第一作目は『奥様はニューヨーカー』オレンジ色の表紙です。テリーの転勤でニューヨークへやってきた山田一家の楽しい日々が綴られています。

二作目は『奥さまはニューヨーカーSee you later、alligator.』。赤い表紙です。副題のSee you later,alligatorですが、これ昔はやりましたよね。韻を踏むため、alligatorが出てきてます。

そしてこれが三作目。副題のShotgun Weddingですが、私はこの本を読むまでこんな言い回しを知りませんでした。これ、いわゆる「できちゃった結婚」のことなんだそうです。(ちなみに韓国語では「速度違反」結婚と言います。)

今回はチャーチルの学校にとても暗いねくらだファミリーが引っ越してきまして、なんでも悪いほうに解釈するという不思議な一家のお話が笑えます。そして2作目に居候としてやってきた学は、なんとハーバードに合格してしまう!夢のようなお話です。

さて、今回学んだ英語は「shake a leg」。「さっさとしろ!」という意味だそうです。この本はイラストとコメントが連動していて、マンガを楽しんでいるだけで英語を学んでしまえるというスグレモノ。この本を読んでから、米ドラマのコメントが理解しやすくなりました。ありがたいシリーズです。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・ネイティブではない人が使うと非常に違和感があったり、運が悪ければ危険な状況を生み出してしまう言葉があります。そもそも格好つけるためだけに粋がってスラングを羅列する必要はないのですが、どうしても使ってみたい人はこういう本を読んで、状況予想をしてからどうぞ。

・こういう本のイギリス版、ないでしょうか。とても役に立つと思いますので、絵心のある方、是非お願いします!!


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2009

10/12

Mon.

10:11:30

脳が教える! 1つの習慣 

Category【自己啓発

脳が教える! 1つの習慣脳が教える! 1つの習慣
(2008/07/05)
ロバート・マウラー

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書き出しをご紹介します。

「人はなぜ、病気になるのか?」
「人はなぜ、うまく生きられないのか?」
 心理学や医学の分野では、こういった研究に多くの力を注いでいる。
 だが、私は臨床心理学者としてのキャリアを通じて、つねに失敗とは「逆のもの」に興味を引かれてきた。
 たとえば、ダイエットで五キロ減量し、それを維持している人がいれば、その理由が知りたくなる。
 パートナーとの関係に何年も不満を抱いてきた人が、やっと真実の愛を見つけたといえば、どうやって幸せをつかんだのか興味がわく。
 業界トップの座を五〇年間守り続けている企業があれば、その成功の裏にどんな決断があったのか知りたいと思う。
 つまり、私の頭の中には、つねに二つの疑問があった。

 ●人はどうすれば成功するのか?
 ●成功した人は、どうやってその成功を維持するのか?



数年前から脳に関する本がたくさん出ています。
この本は、急な変化は脳に恐怖をもたらし、変化しないように自分を動かしていくというシステムを理解した上で、ではどのように脳を上手く操って成功を得ることができるだろうかということを指南しています。

それには、脳に小さな質問をする。
脳は質問が大好きです。でも、それは小さな小さな質問に限ります。いきなり「どうすれば戦争は無くなるか?」のような世界を背負った大問題ではなく、もっと個人レベルで対応できるような小さな問題でなくては意味がありません。例えば、戦争を失くすには愛が必要ですね?とすると、他人を愛するような質問を作りたくなります。でも、どんどん単位を小さくしていくと自分に突き当たります。どうすれば自分が自分を好きになれるのか?すると「自分の良いところはなんだろう?」こんな質問が、後に世界平和へ繋がっていきます。

小さな質問を続けることで、行動を制御できるようになる。これは石田淳さんの『超! 自分マネジメント整理術』に共通するかと思います。その小さな質問が、次に小さな行動を産んでいく。そして習慣ともなれば、どんどんと加速が進むわけです。

本文中に、なかなかダイエットが出来ない女性の話が出てきます。ついに健康に影響し、病院で治療を受けるに至るのですが、「運動しなさい」との医師の言葉に「忙しすぎてそんな時間はありません」と答えます。ところが、「毎日30秒、コマーシャルの間にその場で足踏みをして下さい。」という指示を出しました。これこそ小さな習慣ですね。これを毎日繰り返しているうちに、コマーシャル間の30秒が1分へ、5分へと無理なく伸びて行き、更には生活に運動を取り入れる習慣ができたそうです。こんな例文が読者をヤル気にさせてくれます。

また、脳はイメージと実際の行動とを区別できないそうです。
とあるスポーツ選手が怪我をして入院することになりました。その選手は、病院のベットで毎日欠かさずイメージトレーニングをしたそうです。それも会場のニオイ、観客の声、筋肉の動き方まで詳細を思い浮かべながら日々を過ごしました。すると、退院後の選手の体力は怪我で衰えたどころか、以前と変わらなかったそうです。妄想が現実をサポートするということですね。これにも感動しました。

監訳者の言葉として、本田直之さんのコメントがあります。これも読む価値大です。この本は、何度も読み返しながら、小さな質問について熟知していく必要があると感じました。軌道修正をしつつ、小さな一歩でコツコツと成功の道を歩みましょう。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・何か悩みや不安があると、どうしても否定的になってしまいます。しかし、それが心に脳に良くないということがわかりました。小さい質問で、いつも前向きでいられるような習慣を作ろうと思います。

・まずは「今の仕事の良いところは何?」と「自分の魅力はなに?」を毎日脳と話合うことにしました。1つ目は、仕事への取り組み方への反省を込めて。2つ目は自己否定をなくすためのものです。

目次、折り込みます。

-- 続きを読む --

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2009

10/06

Tue.

23:21:29

「読む・書く・話す」を一瞬でモノにする技術 

Category【勉強法

「読む・書く・話す」を一瞬でモノにする技術「読む・書く・話す」を一瞬でモノにする技術
(2009/08/21)
齋藤 孝

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書き出しをご紹介します。

 情報の時代だ、とよくいわれる。たしかに、世の中には情報が満ちあふれている。多くの人は朝、起きるとテレビをつけ、新聞を開く。通勤途上ではケータイのニュースに見入り、朝から晩まで、情報洪水に身をさらしている。
 会社では、いつも目の前にパソコンが立ち上げられている。仕事中でも簡単にインターネットにアクセスできる。ランチに行くときには、ケータイでネット検索をして、おいしくて安い店を探して出かける。買い物に行こうとなれば、またまたネット検索をして、どの店に行くか、店選びをする。
 こんな暮らしが、情報の時代といわれる現代にふさわしい生き方なのだろうか。



久々に齋藤 孝先生の本を読みました。
齋藤先生と言えば、3色ボールペンですね。以前は私も3色ボールペンを使って本を読んでいたのですが、線を引いてしまうと本を処分する時に困るので、今では付箋にしています。

この本を読んで、「読む・書く・話す」が一瞬で身についたかというと、決してそうとは言い切れませんが、知的生産術という意味では目からウロコがぼろぼろと落ちました。

まずは「読む」について。
とにかく数をこなしていくことが大切です。経験値が増えるに従い、自ずと質も見極められるようになります。勝間さんの影響でしょうか、数年前から速読が話題になっています。齋藤先生は、数をこなしていくうつにスピードは上がるようになると仰っており、速読に関しても「速読とは目を速く動かすことではなく、理解力を増すこと」と仰っています。

これは取り入れたい!と思ったのは、10冊を一度に読んでいくという読書法です。数冊を一気に手をつけることで、次々と読書をこなしていく流れが出来ていきます。1冊完読すれば、また次にも手が伸びる。私は3冊を並行して読むようにしていますが、時間に余裕がある生活をしているうちに冊数を増やして、読書量も増やしたいと思います。

そして齋藤先生ならではの、本は汚して読め。
3色ボールペンを駆使したり、本の端を折ったりと、後々でチェックしやすいにしておきましょう。また、目次をコピーしてメモを書き加えていく方法もかなり使えそうです。

次に「書く」について。
これは、情報は一期一会であり、その時にしっかりとものにしよう。そして、メモを取りまくろう。情報をメモするには、3色ボールペンを利用するのが一番。最重要=赤、重要=青、自由=緑、など区分けすることでメモや手帳もスッキリします。また、道具の助けを借りて、情報を整理しましょう。齋藤先生は1冊のノートにまとめてメモを取っているそうです。

最後に「話す」について。
やっぱり情報をどう収集し、編集するかが大切。これは「書く」にも共通することですが、情報をまとめている段階で「何か足りないな」「何か変だな」などの違和感を見逃さずに追求すること。ここで編集力が求められます。また、究極の情報源は「人」です。実際に会える人ならば、会いに行きましょう。もしそれが出来ない過去の人ならば、その人の作品を集中して読むなど、自分に憑依したのでは!と感じられるまでに極めてみましょう。そのうち、対話が出来るはずです。


jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・齋藤先生の本には、いつも「なるほど」と思わせられ、すぐに実行に移す行動が多々あります。今回私が取り入れたことは、一度に読む本の数を増やすこと、ノートの取り方、憑依するまではまり込んで読書すること。特に最後の「憑依」っていうのが私のフックに引っ掛かりました。これは、やりたい。

・編集力、私も身につけたいんですよね・・・。この本で挙げられていること、全てやってみようと思います。

・ネット時代となり、どの情報をゲットすべきかは自分の感性にかかっています。しっかりと目的を持ち、アンテナを張っているのならば、必要な情報だけをチョイスできるかもしれません。でもダラダラと引っ張られるようにネット生活を繰り広げているだけでは、良質な情報は引っ掛かってこない。これからは情報を整理することにもっと気を使いたいと思います。


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2009

10/05

Mon.

23:37:57

純米酒を極める 

Category【美容・健康

純米酒を極める (光文社新書)純米酒を極める (光文社新書)
(2002/12/17)
上原 浩

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書き出しをご紹介します。

 酒は純米、燗ならなお良し―
 人に酒について聞かれれば、私はいつもそう話してきた。
 春だろうが夏だろうが、私は純米酒に割り水をかけて、ぬる燗にして飲む。こうして飲めば口当たりが軟らかくなり、ふんわりとした旨味が広がり、酒に合う料理の幅もうんと広がる。燗酒は胃壁からの吸収が早く、心地よく酔っていくから、飲みすぎることも少ない。
 私は職業上、純米でない酒もよく唎くし、アルコール添加(以下、アル添)した吟醸酒や本醸造酒のなかにも、悪くないと思えるものが少なからずある。しかし、日々の楽しみとして、こうした飲み方をする限りにおいて、アル添した酒は純米の酒に及ばない。



11月に日本酒をテーマに旅をしてみようかと考えています。
この本の著者は、先日ご紹介した『夏子の酒』の指導員役の実在モデルとして有名な上原浩先生です。

この頃の新書は読み易い上に内容もしっかりしたものが多い。この本も日本酒ファンではなくとも楽しめる1冊です。「日本酒」と「清酒」の違いをご存知ない方、吟醸って何?日本酒の香りってどんなの?という方の他にも、会話が詰まった時のネタ探しにも使えます。

さて、この本のよいところは、初心者がどのようなお酒からトライすれば良いのかがしっかりと明記されているところです。上原先生の好んだ酒造の紹介のほかにも、巻末には日本酒用語解説と蔵・酒販店のリストが掲載されています。特にこのリストは全国展開のものですので、きっとお近くの酒販店を見つけることができるのではないでしょうか。

とにかく、「飲んでみたい!」という気になったお酒がたくさんありました。
気になったものをピックアップしますと、

神亀酒造(埼玉)の「神亀」「ひこ孫」「神亀純米活性にごり酒」
大七酒造(福島)の「純米生もと」

どちらもソウルでは手に入らないお酒です。

また、どんなお酒が良いのか悪いのかという基準を養うにも最適な1冊。
指標が無ければ、おいしいorおいしくないの判断すらできません。

海外で暮らすようになって要約わかったことですが、日本文化を知ってもらうには、食文化を紹介するのが最も手っ取り早いような気がします。寿司が海外で受け入れられたように、日本酒にもそんな道が開かれているように思います。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・今まではお米の美味しい地域のお酒がおいしい、と思っていました。でも、それだけではないんですね。おいしいお米ならおいしく出来て当たり前。しかし、努力がなければただのアルコール水です。蔵元と杜氏が一体となってこそ、まろやかな酒ができる。私たち消費者ももっとお酒の勉強をしなくてはなりません。

・アルコールが体に良いのかどうかはわかりませんが、アルコール(本書ではアル添)を加えたものの話を読み、「これは避けたい」と思うようになりました。一体どんなものが入っているのかも信用できないですし、香料などで質の低いものをごまかされるとなると、素人には一切の判断ができません。やっぱりお米と麹で出来た純米酒を頂きたいものです。

・ちなみにですが、神亀酒造さんに海外配送が出来るかどうかを尋ねました。嬉しい事に対応してくださるとのお返事が!受け取り地域の法などにもよると思いますので、希望の方は直接尋ねて見て下さい。ああ、楽しみ!





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2009

10/02

Fri.

11:01:17

知識ゼロからの日本酒入門 

Category【美容・健康

知識ゼロからの日本酒入門知識ゼロからの日本酒入門
(2001/09)
尾瀬 あきら

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書き出しをご紹介します。

 いつの頃からか、私にとって日本酒は、嗜好品から生活必需品になった。
 私の生活にしっかりと食い込んで、もし健康でいられるならおそらく死ぬまでおつきあいすることになるだろう。日本酒のおかげで私は、ハードな仕事のストレスをどれほど解消してもらっただろう。それは眠れぬ夜にどれほど安眠をもたらしてくれただろう。どれほど人との楽しい語らいのひとときを、さらに楽しくしてくれただろう。そして必需品でありながら、その味わいは時に涙が出るような感動と至福感をもたらしてくれた。



著者は、昨日ご紹介した『夏子の酒』の尾瀬あきら氏です。

この本はマンガではなく、見開き1ページで初心者が知るべき日本酒の知識を説明してくれています。日本酒造りに使われる単語は、決して一般で使用するようなものではありません。ましてや漢字ともなると、初めてみたようなものばかり。それを一つ一つ丁寧に指導してくれます。まさに初心者向きの1冊です。

たしかにマンガでも学習できるのですが、『夏子の酒』だけを読んで、お気に入りの日本酒を探せるようにはなりません。どんな種類があり、どんな特徴があり、どうやって保存すべきで、どこで買うべきなのか。まずは学ぶべき基礎をしっかり身につけよう。私はこの本を教科書だと思いながら読みました。すでに知識のある方なら、必要なところだけさーっと探して読むのも良いかと思います。見開き1ページと簡潔ですので、すぐに読みこなせるでしょう。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・日本酒のイメージがずいぶん変わりました。ジュース同様、大きな機械で作って瓶詰めされて、街に出る。それが今まで持っていたイメージでしたが、実際は手作業手作り。真心込められた作品だったんですね。

・残念なのは、関東エリアの紹介が多いこと。全国各地の情報がもっと多ければ嬉しいですね。特に酒販店さんの情報はもう少し欲しかったと思います。

・今のところ、私は燗があまり好きではありません。この本の第1章は燗のお話から始まります。それを読んでいるうちに、「そうか。そろそろ冬だよね。やっぱり燗か!」と思えるように。早く日本酒、飲みたいです。


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2009

10/01

Thu.

09:07:20

夏子の酒 

Category【マンガ

夏子の酒 (1) (講談社漫画文庫)夏子の酒 (1) (講談社漫画文庫)
(2004/06)
尾瀬 あきら

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11月の頭、日本酒の蔵元を訪ねる旅をしたいと思っています。

時期として11月がよいのかどうかはわかりませんが、今無性に日本酒について学びたい。というより、おいしい日本酒を頂きたい気分なのです。

あたりまえのことですが、ソウルで日本酒を手に入れるのは難しい。一部百貨店には日本酒コーナーが出来始めているのですが、「なぜこれが・・・?」と思うようなものが日本の10倍くらいの価格で売られています。そして大半が紙パックorコップ酒。

こんなに日本酒が飲みたくなってしまったのは、森見登美彦さんの『きつねのはなし』を読んでからです。入り口は「酒粕」でした。

 彼女は物置から古いストーブを出してきて、帳場の隣に据えた。ストーブが熱くなると、芳蓮堂はいっそう居心地が良くなった。
 近所の酒屋で買ってきた酒粕を、ストーブで焼いて食べたこともある。ナツメさんは酒は飲まなかったが、砂糖をたっぷりのせた酒粕が好物だった。酒粕を食べると彼女は頬を赤くして、ころころ笑う小さな女の子のようになった。自分よりも背の高い、三十過ぎの女性をつかまえて小さな女の子と言うのもおかしいのだが、私にはそう思われてならなかった。

 『きつねのはなし』(新潮文庫)p32より



この文章を読んだ時、「酒粕って食べれるんだ!」とかなりの衝撃を受けました。それ以来、酒粕について調べはじめ、調べは自然と日本酒にまで及び、どうしても飲んでみたいと思うお酒が出てきたのです。

この『夏子の酒』は、講談社漫画文庫で全6巻の大作です。

主人公の夏子は、新潟の小さな酒蔵の娘として生まれました。兄とともに小さな頃から蔵に出入りしていましたが、夢を追って上京。コピーライターとして働いていました。ところが兄が病気であるという連絡を受け、実家を訪れます。兄は家業を継ぎ、専務としてお酒のあらゆることに関っていました。そして、幻のお米でお酒を作りたいとの夢を語ります。
一旦東京に戻った夏子にはお酒会社の広告を作る仕事が待っていました。その仕事に携わりながら、お酒と自分のつながりを感じる夏子。広告が新聞に掲載された日、悲しい事に兄は病状が悪化し他界してしまいます。夏子は実家へ戻ることを決意し、兄の意志を兄に代わって実現させるべくお酒の世界へ身を置く、というお話です。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・マンガってスゴいですね。お酒造りの行程、文章で読んでも理解しにくい部分がたくさんありました。それがマンガだと一発で理解できる。夏子がお酒を飲むシーンでは、そのお酒がどんなものなのか、読者もきっと試してみたくなることでしょう。

・とにかく感動!お酒造りのきめ細やかさだけでではありません。日本の伝統や文化までもを感じられる1冊でした。数年前、こちらではワインに関するドラマが人気でしたけれども(多くは日本のものを輸入していたようです)、やっぱり日本人には日本酒だと強く感じられました。単なるお酒のお話ではありません。これは伝統文化のお話です。

・純米酒、大吟醸、生酒・・・。具体的なことは何も知らず、ただなんとなく日本酒を買う時はこれらの単語があるものを買っていました。実は日本酒にもいろいろな分類があります。目からウロコがぼろぼろ落ちます。




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