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2010

10/29

Fri.

11:11:35

ロンドンはやめられない 

Category【旅行


ロンドンはやめられない (新潮文庫)ロンドンはやめられない (新潮文庫)
(2010/08/28)
高月 園子

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書き出しをご紹介します。

西日の当たる快適なリビング

「北向きの日当たりのいい部屋」。こんな部屋が世の中に存在するでしょうか。答えはイエスです。ただし南半球での話。南半球では太陽は常に北にあるので、当然ですが、北向きは日本の南向きに相当するのです。
 では「西日の当たる快適なリビング」。こんな表現が不動産の広告に使われる国はどこでしょう?実はこれはとても多くて、イギリスや北フランス、米国北部、カナダほか、緯度の高いほとんどすべての国や地域で、西向きは意外にも南向きと同じくらい、いやそれ以上に人気が高いのです。
 思えば「日出ずる国」日本では、東が西よりえらいのは当たり前。相撲の番付でも、東の横綱のほうが西の横綱より格が上、関東人は関西人より威張っているし、同じマンションでも東向きの部屋のほうが西向きより値段が高い。



イギリスに関するエッセイが大好物な私。この本は楽しく読んだというより、勉強になった。今まで読んできたイギリス関連の書籍は、①イギリス絶賛型(同時に日本のダメな点を列挙)、②イギリス賞賛型(イギリスってステキ~。キレイ~。を紹介する)、③イギリス罵倒型(イギリス絶賛型の逆パターン。マイナス点を挙げていく)の3つに分かれていたと思います。それぞれ読み物としては面白いんですが、ちょっと偏りすぎている印象がありました。一方本書は賞賛も罵倒も絶妙なバランスで語られている。それは日本に対しても同様で、「なるほど」と学ばされる点多し。

林望先生の「イギリスはおいしい」が登場したのが91年。著者がイギリスへ渡ったのは日航機事故のあった85年。ダイアナ妃とチャールズ皇太子の世紀の結婚式が81年。今のようなイギリスブームのキッカケは、おそらく「イギリスはおいしい」からだと思います。ロイヤルファミリーのニュースは多く流れていたと思いますが、今のように誰もが気楽に旅する場所ではなかったでしょうし、音楽や美術や美容などの勉強で渡英する方は多くても、1週間にも満たない旅行や数ヶ月の留学はもっと少なかったはずです。小さなお子さんを連れての渡英は、少なからず不安もあったのではないでしょうか。実に20年以上をイギリスでお過ごしになり、お子さんもイギリスの機関で教育を受けられたそうですから、半分はもうイギリスに移民したようなものですね。母は強しで、二人のお子さんを海外で育てあげたママとしての言葉が印象的でした。特に教育に関する日英の差はとても面白く、駐在教育ママたちの失敗話などには「ああ、ありそうありそう」とつぶやけるほどです。

生活者としての言葉は非常に重みがあります。おいしー!かわいー!が連発される浮ついたロンドン日記ではありません。ロンドン事情を知る参考書として捉えるのがピッタリかもしれません。翻訳活動の傍らにつづられたエッセイは、駐妻のロンドン生活をおもしろおかしく、そして時に辛らつかつリアルに表現されています。

書き出し部にもある西日の件ですが、ヨーロッパは北海道よりも緯度が高いので、夏冬の日照時間に大きな差があります。冬は昼が終わったと思った途端に暗くなるような地域ですから、沈む太陽の恩恵をできるだけ長く享受するためには、やっぱり西に窓が必要なわけですね。

これからイギリスで暮らす方や、すでにイギリスで暮らす方には学びの多い1冊かと思います。アフタヌーンティーを楽しむステキな表紙ではありますが、ロンドン生活はこの表紙のようには甘くないようです。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・ソウルはロンドンのような大都市ではありませんが、広さや人口の多さという意味では大都市にカウントしてしかるべき。一国の首都でもありますので、韓国を観察するには最も適した場所だと言えます。でも、「あれが嫌だ」「これが嫌だ」と不満ばかりが目についてしまって、なかなか冷静に分析したことがありませんでした。この本を読み、外国生活のどこに目線を置くべきかがわかったような気がします。

・ロンドンは紳士淑女のイメージが先行しすぎですし、ソウルも韓流ドラマの影響で実物よりも美化されているような気もしないではないです。隣の庭が青く見えるというところでしょうか。そんな日本人の持つイメージを辛らつに斬る!のが本書です。


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2010

10/25

Mon.

10:28:25

1ポンドから買える ロンドン暮らしマーケットBest50〈2010年度版〉 

Category【旅行


1ポンドから買える ロンドン暮らしマーケットBest50〈2010年度版〉1ポンドから買える ロンドン暮らしマーケットBest50〈2010年度版〉
(2010/02)
野村 光

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書き出しをご紹介します。

はじめに

 ロンドン観光をしたことがない人でも、もしかしたら、コベントガーデンやポートベローの名前を聞いたことがあるかもしれない。路地を埋めつくすように露店(ストール)が並ぶロンドンのマーケットは、銀食器などのアンティークからハンドクラフトまでが手に入る、一度は行ってみたい観光スポットだ。たった数ポンドで買った掘り出し物の雑貨でも、いい感じにくたびれた風合いが部屋に良くなじんで、何年経っても色あせない。
 こうしたイギリス雑貨の魅力に触れたなら、ひと味違ったロンドンの楽しみ方にも目を向けてみたい。中世から始まるロンドンのマーケットは、もともとは野菜や果物、生活雑貨が売られる、暮らしの場。今でもロンドン各地に残る小さな暮らしマーケットには、下町に根付いた生活文化が息づいている。



まず驚いたこと。ロンドンに50ものマーケットがあるんですか?ロンドンって、たしか札幌よりちょっと広いくらいの面積だったはず。開いている曜日が異なるとはいえ、そんなにたくさんのマーケットがあるとは知りませんでした。さすが井形さんのミスターパートナー編集部。ビックリするようなネタまでそろってます。

ロンドンが舞台の映画には、たいていマーケットのシーンが出てきます。ジュリア・ロバーツとヒュー・グラント主演の『ノッティングヒルの恋人』はまさにノッティングヒルにあるマーケットの様子にあふれていました。韓国には「市場(シジャン)」というものがありますが、多くは卸売りの印象です。日本の市場ともちょっと違う。ロンドンも骨董品から食材やお花までと、幅広い商品が取り扱われていたのが印象的でした。

これを見ているとロンドンに行きたくなってきます。オーガニック系のお店、充実してますね。うーん、行きたい!つくづくロンドンって見所の多い街だなーと思います。ショッピングも超一流ブランドからマーケットまでそろっているし、新品からアンティークまで手に入る。さらには適度に歩ける距離に美術館やホテルや観光地が隣立しているから、効率よく回ることができます。加えて町並み自体が美しいので、歩いているだけでもとっても楽しい。マーケットはいわゆるB級グルメの宝庫だと思いますが、この本に関しては決してB級な印象を受けません。「よくもここまで!」と驚くほどです。

ソウルの観光ガイドは、レストランガイドかと思われるほどに食ばかりのような気がしますし、マーケットも東大門と南大門くらいですよね?これからはソウルもこういった異色のガイドがあってもよいかなーという気がしました。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・よく利用していたホテルの近くに、まさかマーケットがあったとは!なんで気がつかなかったんだろうなー。

・小さいものから有名どころまで網羅されています。マーケットの情報はなかなかまとまった本がなかったので、この本はとっても貴重なんじゃないでしょうか。これでせっかく行ってもお休みだった!なんてこと、なくなりそうですね。


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2010

10/22

Fri.

22:59:07

自分の仕事をつくる 

Category【社会


自分の仕事をつくる (ちくま文庫)自分の仕事をつくる (ちくま文庫)
(2009/02)
西村 佳哲

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書き出しをご紹介します。

まえがき

 目の前の机も、その上のコップも、耳にとどく音楽も、ペンも紙も、すべて誰かがつくったものだ。街路樹のような自然物でさえ、人の仕事の結果としてそこに生えている。
 教育機関卒業後の私たちは、生きている時間の大半をなんらかの形で仕事に費やし、その累積が社会を形成している。私たちは、数え切れない他人の「仕事」に囲まれて日々いきているわけだが、ではそれらの仕事は私たちになにを与え、伝えているのだろう。

 たとえば安売り家具やの店頭に並ぶ、カラーボックスのような本棚。化粧板の仕上げは側面まで、裏面はベニヤ貼りの彼らは、「裏は見えないからいいでしょ?」というメッセージを、語るともなく語っている。建売住宅の扉は、開け閉めのたびに薄い音を立てながら、それをつくった人たちの「こんなもんでいいでしょ?」という腹のうちを伝える。



文庫版には、補稿として出版当時取材した方々の10年後の姿としてお二人の方のインタビューが掲載されており、もちろん文庫版のあとがきもついています。

多くの方はなんらかの会社組織でお仕事をしているかと思われますが、私はフリーランスで海外にて日本語を教えています。フリーランスですから、時間はある程度は自分の自由にスケジュールを組むことができますし、拘束される時間も会社員の方よりは少ないのですが、ふと「これでいいのかな?」と思うことがあります。収入が減った時や、日々にマンネリ化を感じる時などがそうですが、そもそもこれが仕事と言えるのだろうかという疑問がありました。そんな時、偶然本書に出会いました。

独特なワークスタイルをお持ちの方に著者が直接インタビューをし、その様子を伝える形式で語られています。登場する方はデザイナーや建築関係者のほか、パン屋さんやサーフボード作りに携わる方などで、ほぼ企業組織に属している人たちではありません。独立して、自分の好きな道で食べている人たちです。

仕事がうまくいっていないと相談すると、よく「ワクワクすることをやりなさい」だとか「情熱を持っていればうまくいく」というアドバイスを受けました。でも、どんな風にワクワクするのかがわからない。どうやってワクワクを見出すのかわからない。情熱を持って仕事をしている人が想像できない。私たちは生きるために働いています。お金をもらうためにお勤めしている。自分の意思で決めた仕事ではあるけれど、どうもうまく回わらない。かといって、独立するのは大変な力が必要になります。

この本に出てくる方は、みなさん生き生きとした風情で極端に言うと「三度のメシより仕事が好き!」っていうのが冗談にならないほどのめりこんで仕事をしておられる。それが苦ではなく、やりたいからやっている。「好きを仕事にする」とかそういうんじゃなくて、全エネルギーを仕事に注いでいる風なのです。それも強制でもなく、自分のペースで仕事をし、確固たるこだわりや価値観をしっかり持っておられる。道が見えているというんでしょうか。生き生きしてるんですね、みなさん。

仕事って、こんなに楽しくやれるもんなんだ!という気持ちになりました。悶々としている現状に光が差し込むような印象です。みなさんかっこいいお仕事なので、本書の内容にキレイごとだと考える人がいたそうです。でも、なかなか自分の仕事に充実感を持っている人に出会うことは難しい。だからこそ、私はこの本で「仕事、好き!」のモチベーションを支えたくなりました。仕事を楽しむお手本です。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・ワークデザインのお話がためになりました。特にフリーでお仕事している方には参考になると思います。

・これからは大量生産の時代ではなくなるのかもしれませんね。だれもがそれぞれクリエーターのように仕事をすれば、幸せになっていくのかな?



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2010

10/21

Thu.

06:48:24

それからはスープのことばかり考えて暮らした 

Category【日本文学


それからはスープのことばかり考えて暮らした (中公文庫)それからはスープのことばかり考えて暮らした (中公文庫)
(2009/09)
吉田 篤弘

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書き出しをご紹介します。

サンドイッチ

 茶色の紙袋に白いインクで数字の「3」がひとつ刷ってある。
 この町に越してきたばかりのころ、すれ違う人が、皆、その紙袋を抱えているのがなんとも不思議に思えた。「1」や「2」や「4」はなく、ただ「3」だけが、乾いた紙の音をたててすれ違ってゆく。
「ああ、あれはね」
―ある日、意を決してアパートの大家さんにたずねてみると、
「サンドイッチ屋の袋なのよ」
あっさりと答えが返ってきた。
「わたしも何回か試してみたけど、なかなかおいしいわよ」
 大家さんは、その名も大屋さんといって、アパートの最上階にひとりで暮らしていた。
「オーヤのオーヤよ。覚えやすいでしょ」



密林で食べ物についてのエッセイを探していた時に偶然みつけた一冊。密林でのレビューを読んで購入したつもりでいたのですが、読みはじめて「あれ?こんな本だったかな?」と、レビューで受けた以上に感動が。とにかくステキな本でした。ああ、こんな楽しい本は久しぶりだった!

私は児童文学が大好きです。本当に子供だった頃はドイツとイギリスの作品を見つけては読み漁っていました。とは言っても、ウチはとても貧乏でしたから、父親が子供だった頃の(たしか戦時中か戦後すぐに出版された)少年少女文学全集と、田舎の小学校の図書館にあった本しか手に入りませんでした。ですんで、読んだのはメジャー作品ばかり。ケストナーの作品は1000回以上読んでいると思います。

この本には、ヨーロッパの児童文学を思わせるような温かさがある。買った時はどういうわけか食に関するエッセイだと思ってたのですが、実際は物語でした。小説というより物語という言葉がピッタリなんです。書き出し部にある「3」の紙袋という謎だっぷりの出だしからしてワクワクがはじまってる。主人公は「大里くん」なんですが、大家さんがなぜか「オーリィ君」とフランス映画の主人公ふうにリィをちょっと巻き舌で呼ぶものだから、みんなが彼を「オーリィ君」と呼ぶようになりました。最初に出てくる食べ物がサンドイッチだったり、主人公がオーリィ君だったりと、なんとなくヨーロッパを思わせるキーワードがいくつか出てくるのもポイントです。

もしかすると、行間や漢字の使い方が児童文学っぽいのかもしれない。主人公は大人ですし、子供が登場するとはいえ、やはり大人目線のお話です。でも、取り巻く世界が平和に満ちている。それは文字の見た目にも現れているのかもしれません。

登場人物もすべてがケストナー作品に出てくるような人ばかり。とくにサンドイッチ屋で出会う小学生の律くんが私のお気に入りです。大家さんも捨てがたい。オーリィ君のキャラクターは今で言うところの草食系ですが、オーリィ君を囲む人々みんなが小さな秘密やちょっとした魔法を使えそうな雰囲気をかもし出しているので、逆に生き生きとした印象を受けます。

ただひとつ困ったこと。やっぱりこの本は食の本でして、出てくる食べ物すべてがおいしそうなんです。中にラーメン屋さんのお話が出てくるのですが、もう食べたくなってどうしようもない。またタイトルが示すように、スープももちろん出てきます。これは逆にスープを作りたくなってくる。

スープのように、心の温まるお話でした。これは本当におススメ。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・ケストナーの本を読んだ後のような幸せ感、満足感、平和。

・でも、あとがきによると、舞台は東京なんだそうです。私は最初から北欧あたりの町の一角を想像しながら読んでいたので、「え、東京?」とビックリしました。

・そしてうれしいことに、この作品は3部作なんだそうです。月舟3部作。他の作品も絶対に読みたい。


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2010

10/20

Wed.

06:46:11

幸福力 

Category【自己啓発


幸福力(しあわせりょく)[CD付き]幸福力(しあわせりょく)[CD付き]
(2010/04/08)
斎藤一人

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書き出しをご紹介します。

はじめに

私が日ごろから考えていることですが、
幸せになるためには
幸福力(しあわせりょく)がいる。
体をきたえて筋肉をつけるように、
幸福力をきたえて
幸せになる。
幸福力がないのに
幸せになるのは無理。
幸せになるのは、難しいことではありません。
ぜひ、この本を読んでください。

                 斎藤一人




語り口調のやさしい文章でも、含蓄深いのが一人さんの書籍。今回も2枚のCDが付属しています。

いつものように「ついてる」「うれしい、楽しい」「感謝してます」「幸せ」「ありがとう」「ゆるします」などの天国言葉について書かれている他、心を豊かに生きる方法が書かれています。

今回印象に残ったのは、「分け御霊」のお話と一人さんの語る読書術についてでした。

まず「分け御霊」についてですが、日本には言霊というのがあって、言葉が現実を招くという考え方があります。その言葉を文字にしたものが字で、書いているときはたいてい目で見ながら心の中でもその文字を読んでいる。だから字も大切にしましょうね、というお話でした。一人さんは字を一生懸命書くそうです。「字を書いて」と頼まれる時、その人が喜んでくれればいいなと一生懸命に書く。私はこの「分け御霊」の話を読み、文字も言霊と同じであるならば、書く内容にも注意せねば。そして、天国言葉を書くことかな?

一人さんの読書術についてですが、これといった明確な指示がなかったのが逆に強く印象に残る。最近のビジネス書では、「今読むべきビジネス書ベスト100」みたいなリストが添付されていることが多くあります。確かに名著はたくさんあるし、教科書的存在の書籍もあるはずです。でも、一人さんがおっしゃるには、人それぞれ感じ方があるし、必要としている内容も違うはず。だから一人さんのおススメが万人にとって必要書とは限らない。それより10冊くらい本を読みな、というものでした。自分に必要そうな本を10冊くらい何度も読めばいいと。(本書では7回読むようにとのことです。)そしてもちろん読書をおススメしておられます。本書内では司馬遼太郎さんの書籍のみがあげられていました。一人さんも昔は月に100冊近く読んでいたのですが、今は忙しくて10冊くらい読んでいるそうです。

そして読書って、本が好きじゃないと、読むことが楽しい!と思わないと、やっぱり続かないという基本的なこともおっしゃってる。確かにそうですね。楽しみを感じられない読書はつらいかも。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・後半、講演会あとに一人さんやお弟子さんが集まっているところでの会話が載せられています。いつもの講演会口調とはちょっと違い、新鮮な印象でした。


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2010

10/19

Tue.

22:08:57

「ビジネス書」のトリセツ 

Category【読書術


「ビジネス書」のトリセツ「ビジネス書」のトリセツ
(2009/08/01)
水野俊哉

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書き出しをご紹介します。

『「ビジネス書」のトリセツ』を讃える人々

 水野俊哉の「ビジネス書のトリセツ」は、当社において数百万円の本代の節約を生み出した。
―午堂登紀雄さん(株式会社プレミアム・インベストメント&パートナーズ代表取締役)
 
 私は普段、自分の名前を貸さない主義ですが、水野博士は私たちの生活に成功をもたらす普遍的なビジネス書の読み方の心理をこの本で表現している。だからあえて、自分のルールを破ってでも、この素晴らしい本をあなたに推薦したい。この本を読まないと「ノーマネーでフィニッシュ」します。
―臼井由紀さん(株式会社健康プラザコーワ代表取締役)

 例えば、美しいものに触れて感動する心は、人種、宗教、性別、年齢、役割、貧富を越えて、人間に平等に与えられるものである。この本を読む権利も地球上に生きるものすべてに平等に与えられるものであり、読んだ人間が必ず価値を見出すことと確信する。できれば私の小説も一緒に読むと尚、素晴らしい効果が発揮されるだろう。
―清涼院流水さん(ミステリー作家)



今、こうして書き出し部を転記しながら、数名の方がおっしゃることに「そう!まさにそんな感じ!」と思いながら読み直してしまいました。

水野俊哉さんの書籍には、以前も『成功本50冊「勝ち抜け」案内』でずいぶんとビジネス書について教えて頂きました。海外在住ですと、リアル書店に行くのも困難な上、新刊情報にどうしても疎くなってしまいます。今では中身の一部を公開しているネット書店もありますが、それでも中身を確認して吟味することになしにネット書店でオーダーするのは博打に近い感覚があります。新刊に関して、私は自分の指標としていくつかの読書ブログの情報をチェックしていますが、それだけでは不十分であることがこの本を通してわかりました。

トリセツの中身は、本の選び方から読み方、有名著者のダイジェスト、そしてなぜかビジネス書の書き方までをも教えてくれるというありえない内容となっています。書き方にいたっては、講義で教えていらしたことを文章にしたという程に内容が深いです。通して読むと、「今までビジネス書の読み方、間違ってたよ!もったいないことしたー!」と思えることでしょう。

中でも私には、書籍の選び方は大変ためになりました。書籍にはいくつかのスタイルがあるのですが、それを抑えることで自ずと内容を想像できるようです。本書にもたくさんの例とともに紹介されていますが、手元にあるビジネス書で確認してみたところ、なぜ私がハズレ本を購入してしまったのかが解けました。しかしハズレ本といっても、1行でもなにか得るものがあれば、それでよし。

また、アウトプットについても日々悩むところでした。どのように読書の内容を自分に活かしていくか。これがなかなかうまくいきません。読書日記をつけることや、レバレッジメモなどもやってみましたが、どうしても続かない。このブログをもってアウトプットとして残せるよう、何か文章にして記録を取る習慣をつけるとともに、もっともっと貪欲に本の内容を実行に移していかねばと再認識しました。

この本こそ、ビジネス書読書人への羅針盤。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d 

・ビジネス書の書き方を知ることで、著者にとっての本の位置づけがはっきりわかるようになりました。本を書くって大変なことのはずですが、書き手の立場いかんで本の伝えようとするメッセージは違うところにあるもんなんですね。

・ビジネス書を読みたくなる本です。あの勝間さんをも斬る水野さんの口調が面白かった。



 

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2010

10/18

Mon.

11:43:02

私小説―from left to right 

Category【日本文学


私小説―from left to right (ちくま文庫)私小説―from left to right (ちくま文庫)
(2009/03/10)
水村 美苗

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書き出しをご紹介します。

“Friday, December 13,19XX
“Twenty years since our ―”
“Our exile”?No. That sounds too ordinary. How
about “the Exodus”! Yes, let the word be “Exodus.

“Twenty years since the Exodos.”
And what if I start with “Alas!”?
“Alas! Twenty years since the Exodus.”
And another exclamation mark at the end.
“Alas! Twenty years since the Exodus!”
How about three exclamation marks to really
mark that pang I felt.

“Alas! Twenty years since the Exodus!!!”
No. That looks too vulgar. Take out the last two.
Delete and delete and, wait, do I hear a siren? Yes,
I hear a siren
― 聞こえるわ、聞こえるわ、I hear a
siren in the distance...




『本格小説』を読み、こちらの作品も読んでみることにしました。

最初1998年に新潮文庫から出ていたようですが、現在はちくま文庫版となっています。著者の水村美苗氏は12歳の頃にご両親の仕事の関係でニューヨークへ移り住み、大学院まで教育を受けます。ちょうどこの『私小説』の時代設定は、渡米20年を迎えたころの大学院生活時代を振り返ったもの。

『本格小説』の中での水村家の状況に大差はありません。本書ではカメラ会社へ勤めていたの父は病身の身でアメリカのホームに入っているし、母親はそんな父親を見限って愛人とともにシンガポールへ。姉の奈苗はピアノをやめて彫刻家を目指しており、美苗は東部の大学院の仏文科で博士論文の口答試験を受けるかどうかで悩んでいる。もし口答試験を受けて合格してしまえば、美苗に自由が訪れる。自由とはすなわち日本へ帰ることができるということですが、落ちぶれてしまった姉を一人マンハッタンに残して帰るには忍びない。そんな身辺の様子を数日の出来事と回想が織り交ぜて語られています。

裏表紙に「本邦初、横書きbilingual小説の試み」とあるように、本書は日本語と英語が入れ替わり立ち代り流れてきます。英語には翻訳やルビはありません。日本語と英語で生活をしている水村姉妹の心の葛藤が、この言葉の入れ替わりとともに見事に表れています。

季節が冬ということもあるせいか、詩的な音がとてもしんみり響くような小説でした。私の韓国生活は美苗の半分にも満たないのですが、日本語が恋しくなる、日本を想像する(そしてその想像はどんどんと現実とはかけ離れて美化されたり、過小評価されたりする)、帰りたさで心にぽっかりむなしさが浮かぶ、夢に見る。三十路過ぎですらこれだけ日本が恋しいんです。思春期の娘さんならばもっと強い思いを抱いていたはず。共感できる部分が多分にありました。異文化の中で、特にアメリカの場合は人種という目に見える差異もあるなかで、いつも自分はお客様のような部外者のような溶け込めなさは、子供であれ大人であれ敏感に感じ取れます。

美苗と奈苗は毎日電話を通して日本語と英語で語り続けます。葛藤や悩みや踏み切れない思いが常に現れては消えていく。ニューヨークではなく、カリフォルニアのようにアジア人の多い地域で育ったならば、英語の世界で暮らせたかもしれないという美苗の言葉が印象的でした。

アメリカへ転勤、家族で移住だなんて、昭和の頃はそれはそれは幸運なお話だったと思います。だれもが海外へ出かけられる今とは異なり、海外で暮らすなんて羨望そのものだったのではないでしょうか。人が羨むようなアメリカでの生活も20年後には家族はバラバラで、帰る家すらない。日本に帰る先がないという不安が小説の大半を覆っている。転落後の水村家の生活がここにあります。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・『本格小説』とは違い、登場人物は水村家と縁のある人でも姉妹と関係のある人々ばかりです。

・精神に異常をきたしてしまう様子が中学校の同級生から大学の友人にまで何度か現れてきます。恐ろしいことを口走った同級生は、ついに精神病院へ収容されてしまう。明るい楽しい話題よりも、影の思い出が出てくることに美苗の心の不安が強く描かれているように思います。

・帯に「読書会で話題沸騰!各紙誌絶賛!」として水村氏の『日本語が亡びるとき』の広告があります。この作品もぜひ読んでみたい。


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2010

10/15

Fri.

21:25:26

人生と仕事について知っておいてほしいこと 

Category【自己啓発


人生と仕事について知っておいてほしいこと人生と仕事について知っておいてほしいこと
(2009/12/22)
松下 幸之助

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書き出しをご紹介します。

序にかえて

 ある外国の経営者に、「ビジネスパーソンにとって最も重要な責務は何か」と松下幸之助が問われたことがあります。もちろんそれまでも、さまざまな場において、人生や仕事で大切なこと、大事なことを述べてきてはいましたが、松下はここでこう答えています。

 まあ、簡単にいうと、みんなに愛されることですね。

 愛される人であること―少し仰々しい物言いかもしれませんが、これは松下の素直な心の発露であったといえます。常に向上心をもって厳しい現実と向かい合い、日々困難な仕事に取り組んでおられる皆様には、この言葉がすんなりと心の中に入ってくるのではないでしょうか。
 人間はだれしも磨けば光るダイヤモンドの原石のようなものであり、だれもがそれぞれの才能を秘めている。そのそれぞれの才能が咲き乱れる百花繚乱の社会こそが真に美しい、松下はそう考えていました。



松下幸之助氏に関する書籍は、いつも読了後に何か温かいものが心に残ります。本書は松下翁が直接若い人々に語られた言葉をまとめたものです。決して難しい言葉を使っているわけではありません。しかし、1つのエッセイを読み進めるごとに、ドスンと重いボールがパスされたかのような気持ちに。

この本はさーっと速読で目を通すより、ひとつひとつのエッセイを噛み砕きながら読んでいきくなる類のものでした。途中で自分を振り返り、初心を思いだし、考えながら読み進めたい。最近すっかりスローリーディング傾向になっているのですが、ゆっくり味わいながら、理解しながら読みたいという本に出会うと、さーっと速読というわけにはいかなくなります。気がつくと、ふと何かを考えさせられる本です。

最近はうわべだけの成功本がたくさんありますが、松下翁の書籍はいつもはずれがありません。読み手の心の芯をしっかり支えてくれる本のように思いました。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・この本を読んで、まっすぐ前を向いて歩けるような気分になりました。形が見えてきた気がする。

・哲学書を読んだ後のように、自分との対話がより深くなった気がします。


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2010

10/14

Thu.

07:51:24

20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ 

Category【語学 


20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ
(2010/09/15)
Hiroyuki Hal Shibata

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書き出しをご紹介します。

まえがき

・2010年2月中旬からblogにて本書の元となった「実用的な英語を習得する方法」の執筆を開始。そして、このblogは執筆期間中の2010年4月に12万4963回、5月に24万3802回読まれた。
・はてなブックマーク(日本最大のSocial Book Marking Service)にてbookmarkを2347個を獲得。この数値は歴代84位の獲得数(2010年8月5日にこの文章を書いた時点での記録)。
・Twitterにて原稿内容のほとんどすべてを書き上げた。また、「blogの書籍化を希望する」という告知をTwitter上にて行った際に、Discover社から書籍化の話をいただく。この本はTwitterがあったおかげで生まれた。

 この本は以上のような経緯があって出版されることになりました。そして本書に書かれている「実用的な英語を習得する方法」は、すでにInternet上でblogとTwitterにて公開した英語の学習方法をさらに加筆修正したものです。



三十路を目の前にして、NYにて企業インターンシップに参加なさった著者の経験と、こつこつと続けてこられた英語の学習法がつづられています。本書の元になったというブログはこちらです。

「実用的な英語を取得する方法」

大人になるにつれ、語学学習に取り組むことはどんどん難しくなるように思います。相当の熱意がなければ、続けることはそう簡単ではない。むしろ続けること自体が難しいのではないでしょうか。語学は、なかなか自身のレベルを評価することはできません。この本では、最初から語学は継続が必要だし、近道はないことを教えてくれています。

著者同様、英語に関しては私も「英語上達完全マップ―初級からTOEIC900点レベルまでの効果的勉強法」をメンター本としているので、とてもすんなり読むことができました。

本書を読んでいてちょっとビックリしたのは、日本企業が求めるTOEICスコアの低さです。韓国では大手企業では800点以上などと告知されていても、900点以下はまず合格しません。有名私立高校の生徒さんは入試の時点でTOEIC750点程度の実力が要求されるとも聞きました。一方日本は低いところでは要求得点500点以下という会社もあるとか。よく言われるようにTOEIC900点=英語ができるとは限りません。むしろ英語圏でお仕事をする人には、TOEIC900点だから、なに?という感じかと思います。でも、モチベーションを維持するためのTOEICはとてもよいアイデアだと思います。

在外の私には、この本に書かれているツール類がとても参考になりました。得に素晴らしいのが、これ。



語学習得の中で、どうしても一人でできないのは添削ではないでしょうか。試しに文章を作ってみても、それが正しいのかどうか、わからない。そんな時によいのがこのLang-8。このサイトは、参加者が自分の母語で書き入れてきた人の文章を添削しあうというシステムです。自分の外国語を添削してもらったら、日本語を学ぶ外国人の文章を添削してあげましょうね、という感じですね。これはとても使えると思いました。

他にも添削に便利な方法や、語学に役立つ書籍の紹介などすぐに使える情報が満載です。どのように取り組むべきかわからない方は必読。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・英語に限らず、他の言語を学んでいる方にも使える情報がたくさんあります。

・オーディオブックやkindleなど、ある程度のレベルに達してからではないと利用価値を感じられにくい教材もありますのが、「オーディオブックであの作品を聞けるようになりたい!」などモチベーションを維持していくには最適なツールではないでしょうか。



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2010

10/13

Wed.

08:04:48

空色勾玉 

Category【日本文学


空色勾玉 (徳間文庫)空色勾玉 (徳間文庫)
(2010/06/04)
荻原 規子

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書き出しをご紹介します。

 夢の中では、狭也はいつも六つだった。
 暗闇のはてに、遠く火の手があがっており、そこだけ空が焼けてみえる。火は、それまで狭也がこの世で一番たしかなもの、逃げ帰ればいつもやさしく受けとめてくれると思っていたすべてのものの上に、意地悪い鬨を上げて燃えさかっているのだ。暖かくくすぶる炉ばた―なべの料理人と人肌のにおいにみちた狭い部屋―狭也専用の木のお椀―粗い布目の下の柔らかくふくよかなひざ―それらがみんな燃えていた。
 そして少女は、村はずれの沼地までのがれてきたものの、手をひいてくれる人もなく、もうどこへも行けなかった。枯れかけた葦の茂みにうずくまり、のどもとに恐怖のかたまりをつかえさせ、なくことすらできずに縮こまっていた。
 夜の沼地は重苦しい泥のにおいと、死んだ蛙のにおいとでよどみ、怯えた小さな少女をうちひしがせた。地面はじくじくと水っぽく、長くしゃがんでいたせいで足指のきわに水がたまりはじめる。いつのまにかお尻も冷たくぬれてしまい、みじめなことこの上なかった。それでも、その場所を動くわけにはいかなかった。葦の葉のすぐ向こうに何人もの鬼がおり、少女を求めてうろつきまわっているのだから。




守り人シリーズを読み終わり、何か新しい日本のファンタジーをと密林をうろうろしていたところで出会いました。

私が日本のファンタジーを読みたいと強く思うようになった背景には、梨木果歩さんの本で開眼し、上橋菜穂子さんで味をしめるという流れがあります。この作品は守り人シリーズのページ内で紹介されており、評もおおむね好評というところで早速購入してみました。

内容は、まるで日本の神話のような流れです。それぞれの地に八百万の神が住み、天と地を支える神がいる。書き出しに出てきた狭也は、村の娘として育ちますが、本当の両親は村の人間ではありません。ここには天と黄泉の世界の神に支配された一族がいるのですが、本来狭也はその血筋の人間です。

日と月に象徴される双子の姉弟は「輝の宮」に住み、その美しい姿に狭也も憧れを抱いています。土地の祭りに若者同士で歌を送ることで婚姻を結びつけるものがあるのですが、その祭りの前日、狭也のまわりにいろいろな変化が起きます。祭りにやってきた楽団、とつぜん祭りに訪れた王子。狭也は自分の本来の身分を知り、国のためへの戦いに身を捧げます。

神話の中にある神々の神秘性や、日本独特のその地の神の存在というのが、お話を非常に身近に感じさせつつも、やはりファンタジーの要素に強い香りを与えています。なんとなくですが、ケルトの神話に似た雰囲気を感じました。この作品は3部作だそうで、アメリカでも翻訳が出ているとか。

狭也の住む国の名が「豊葦原」ということや、祭りの風習や清濁の基準など、とても日本色の強い作品であることを感じさせてくれます。日本人ならだれもが聞いたことのある「大蛇(おろち)」がお話の鍵を握っていることも見逃せません。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・梨木さんや上橋さんの本とはまったく違った印象です。なんとなく神話調なのがファンタジーに新しい色を加えたようなイメージです。

・書籍内容とはまったく関係ないのですが、初めて徳間文庫の本を手にしました。紙質がすごく柔らかく、ページが開きやすいのに驚きました。


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2010

10/12

Tue.

08:25:22

"すっきり暮らすための収納アイディア343 

Category【ライフスタイル


すっきり暮らすための収納アイディア343 (オレンジページムック オレンジページやさしい実用ブックス)すっきり暮らすための収納アイディア343 (オレンジページムック オレンジページやさしい実用ブックス)
(2009/04/02)
不明

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書き出しをご紹介します。

はじめに

住まいにかかわることの中で、
「収納」は多くの人にとって最大の関心ごとです。
これは、物をたくさん持っているからこその悩み。
物を簡単に捨てることができれば、
それはたちまち解決するのですが、
捨てるということが、なかなかむずかしいのは
みんな知っています。

一度は欲しいと思って手に入れたものですし、
ろくに使っていないものもあります。
環境のことを考えると、自分の家から追い出しても、
一方で、ごみを増やすことになるわけですから、
心が痛みます。
もっとも、これも捨てられないことの
言い訳なのですが。

自分の持ち物を見つめ直すことは、
買い物の履歴を見る以上に大きな何かがあるようです。
持ち物を振るい落とすことは、
自分の価値観を問い直す、
あるいは修正するということで、それはときとして、
生き方を問われることにもなります。



少し長めに引用しました。
この「はじめに」を読み、「私にもできそう!」と心強い気持ちになりました。

最近は「捨てる」をテーマにした本や掃除の仕方までもを教える本がたくさん出ています。その中で、友人が紹介してくれたカレン・キングストン女子の『ガラクタ捨てれば自分が見える―風水整理術入門』をメンター本として、掃除や模様替えの際への参考としています。でも、結局は器のサイズが変わらない限り、相当量を処分しなければ「片付いた!」との満足感を得られません。狭い我が家を占めている家具を処分する。いったいそれは可能なことだろうか・・・。これがいつも私が悩んでいることでした。

しかし、この本の多くの写真を見るうちに、うっすらと答えが見えてきたのです。「捨てる」に神経を注ぎすぎた結果、新しいものを増やしてはならないという思い込みがありました。でも、収納グッズを上手に使いこなすことは、器の収納力を増やすのに大きく貢献してくれます。なによりも、きれいに片付いている風なのです。見た目が美しい。

見せる収納というのがありますが、地震の多い日本ではなかなか勇気のいる選択肢ですね?ここ韓国でも乾燥で埃が多く掃除の手を抜けないという弱点があります。この本で紹介されている見せ方は、きれいな入れ物にいったん片付けるところにある。籐のカゴやトートバッグがこれほど散らかり具合を軽減してくれるとは思いませんでした。

一時期、お菓子の箱やジャムの空き瓶を上手に使ったインテリアがはやりました。でも、これって色もサイズもばらばらで、何かと見た目に美しくない。それよりは、容器を統一した方が収納力を大きくアップさせます。サイズが違うと、片付けた時に空間にでこぼことした無駄なスペースができてしまいます。容器も無印良品などにあるシンプルなものが多様されています。

何よりも、写真で確認できるのがいいですね。片付いている様子の目安となりますので、掃除が苦手な方にはおススメの一冊です。

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・我が家の場合、キッチンの収納をまだまだ見直せることがわかり助かりました。「なんだー!」と思えるようなちょっとしたアイデアですが、我が家も少しは片付きそうです。

・最近の日本は、木を多様したデザインが好まれるようですね。北欧風というのでしょうか。この本の中でもカゴや木製製品がたくさん出てきます。それも淡い色の木。逆に北欧の本なんかを見ますと、逆に重厚間のあるイメージですが、日本は明るさを求めているように感じました。


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2010

10/11

Mon.

10:00:50

スカーペッタ 

Category【海外文学


スカーペッタ (上) (講談社文庫)スカーペッタ (上) (講談社文庫)
(2009/12/15)
パトリシア・コーンウェル

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スカーペッタ (下) (講談社文庫)スカーペッタ (下) (講談社文庫)
(2009/12/15)
パトリシア・コーンウェル

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書き出しをご紹介します。

 ドクター・ケイ・スカーペッタの手術衣に、脳組織が水気を吸い取った灰色の埃のように飛び散った。手術衣の前には血の染みが点々とついている。ストライカーののこぎりが甲高い音を響かせ、滴る水がシンクをドラムのように鳴らし、骨の粉が小麦粉のように白く舞い上がる。三つある検屍台は満員だ。このあともまだ遺体が搬送されてくることになっている。今日は一月一日火曜日。新しい年は始まったばかりだ。
 ショットガンの引き金を爪先で引いたとき、この男性が酒を飲んでいたのかどうか、薬毒物検査を急がせるまでもない。遺体の胸を切開した瞬間、体内で分解されかけたアルコールの刺激臭が立ち上がって鼻をついた。遠い昔、法病理学の学生だったころ、アルコール依存症患者にモルグを見学されたら、その衝撃で即座に断酒できるのではないかと思ったものだ。ゆで卵立てそっくりに切断され開かれた人間の頭を目の当たりにし、“検屍解剖シャンパン”のほのかな香りを嗅げば、これからはペリエ一本槍でいこうとその場で決意しないともかぎらない。



検屍官シリーズ、今のところ日本で出版されているものはこちらが最新刊。もう第16弾です。
本国では2,008年に『SCARPETTA』として出版されています。

毎年1年ごとに新しい作品が出ていた検屍官シリーズですが、2000年を過ぎたあたりから、新しいシリーズが始まっているようです。でもやっぱりケイの活躍に触れたい人が多いんでしょうね。wikipediaによりますと、2009年と2010年にもシリーズが出ているようですので、今後が楽しみです。

前回、恋人だった女性の影響で薬を飲んでいたマリーノはケイとの関係を悪化させます。それを苦にいなくなったマリーノがついに再開。長年ケイの秘書を勤めていたローズは亡くなり、姪ルーシーの脳の病気は幾分よくなった模様。ベントンとの結婚生活も順調ですが、やはり事件は起きるんですね。

今回も2巻組みで、読み応えあり。恋人が殺された小人症の青年の無実の訴えは実るのでしょうか。

【シリーズ記事】

・第一弾 検屍官
・第二弾 証拠死体
・第三弾 遺留品
・第四弾 真犯人
・第五弾 死体農場
・第六弾 私刑
・第七弾 死因
・第八弾 接触
・第九弾 業火
・第十弾 警告
・第11弾 審問
・第12弾 黒蠅
・第13弾 痕跡
・第14弾 神の手
・第15弾 異邦人

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・今回から翻訳者が相原真理子さんから池田真紀子さんへとバトンタッチされました。シリーズの翻訳者が突然変更となるなんてめったにないこと。調べてみると、2010年1月に相原さんの訃報の記事がありました。池田さんの翻訳も相原さん同様、しっかりとした読み応えのある訳です。


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2010

10/01

Fri.

22:31:15

世界の果てでも漫画描き 1 キューバ編 

Category【マンガ


世界の果てでも漫画描き 1 キューバ編 (創美社コミックス)世界の果てでも漫画描き 1 キューバ編 (創美社コミックス)
(2010/09/24)
ヤマザキ マリ

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今や風呂マンガで人気のヤマザキマリさん。
『テルマエ・ロマエ II』と同時期に発売されたこちらも感動的な面白さ。

ヤマザキさん、マンガを描きつつ世界30カ国ほどを旅された経験があるそうです。前半ではどうして旅好きになったのかというお話があるのですが、これがまた読んでて「私も!」と叫びたくなるようなものでした。その一つが「兼高かおる世界の旅」です!私も小学生の頃、この番組が楽しみで楽しみでなりませんでした。あの頃はまだ外国人がテレビに出たり、今のようにハーフのタレントさんが活躍したりという時代ではなかったので、兼高さんの姿(彼女はたしかお父様がインド人だったはず)はとってもとってもオシャレでステキで、憧れを抱かずにはいられませんでした。幼少時にあの番組を見て、旅好きな体質になってしまった人は日本全国に山盛りいらっしゃるはず。

今回はイタリア留学時代にキューバへのボランティア活動のためにホームステイした際のエピソードが書かれています。これが結構泣けた!ヤマザキさんがキューバ入りされた90年代初頭は、ありえないほどの物不足だったそうです。そのご家庭も便器に便座がなかったそう。(売ってないから補給できない。)物は無いけれど、温かい心の交流があるお話でした。

あと、漫画家になるに至るヤマザキさんの初作品も掲載されています。イタリアって、きっとこんな感じ♪と思える、マンガというより絵画な作品です。

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・自分の一人旅のことを思い出しました。私の発の海外はイギリスで、一人旅の最初の地もイギリスです。また一人旅したくなってきた!

・私も同じく海外に住んでいる+日本の帰国は多分そんなに近い将来はないだろう、というか帰国できるのか?な人なので、日本大大大好き!な気持ちが伝わってきました。海外に住むことになるだろうけど、温泉や納豆や梅干やほうじ茶や寿司から自分を切り離せない。ヤマザキさん、今はシカゴなんですね。


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