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2008

09/03

Wed.

16:32:05

須賀敦子全集 第3巻 

Category【日本文学

この本を読みました。

須賀敦子全集 第3巻 (3) (河出文庫 す 4-4)須賀敦子全集 第3巻 (3) (河出文庫 す 4-4)
(2007/11/02)
須賀 敦子

商品詳細を見る


須賀敦子さんの全集。1巻、2巻、4巻を読み、3巻を読み終わったところです。

3巻には、『ユルスナールの靴』『時のかけらたち』『地図のない道』『エッセイ/1993~1996』が収められています。今日は、『ユルスナールの靴』の書き出しをご紹介しましょう。

 

きっちり足に合った靴さえあれば、じぶんはどこまででも歩いていけるはずだ。そう心のどこかで思いつづけ、完璧な靴に出会わなかった不幸をかこちながら、私はこれまで生きてきたような気がする。行きたいところ、行くべきところぜんぶにじぶんが行っていないのは、あるいは行くのをあきらめたのは、すべて、じぶんの足にぴったりな靴をもたなかったせいなのだ、と。



須賀さんの『ユルスナールの靴』に出会うまで、マルグリット・ユルスナールという作家について、何一つ知りませんでした。全くの白紙状態がよかったのでしょう。須賀さんとマルグリットが重なるような印象を受けながら、最後まで一気に読んでしまいました。このマルグリットという人は、生涯旅好きで、始終いろいろな国を渡り歩いていたそうです。そして女性初のアカデミー・フランセーズ会員として、フランスの、ヨーロッパの文学界に名を残しています。代表作は『ハドリアヌス帝の回想』で、須賀さんもこの本とマルグリットの人生を辿りながら、地中海を旅します。

「文豪が文豪を追う」という印象の強い作品でした。よい本に出会うと、その著者について深追いしてみたい気持ちになりますよね。暮らした町や、旅した行程をみつけては、そっと後をつけてみたくなる。私もいつか、イタリアを旅するんだろうなぁと思います。

須賀さんの文章でもっとも美しいのは、その比喩の世界です。後3つのエッセイは、そんな味わい深い文章を楽しめます。私が読んだ全集4巻の中では、もっとも文学色の強い1冊でした。


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