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2008

10/02

Thu.

14:13:39

ぼくのために泣け 

Category【海外文学

アメリカの黒人小説と言えば、『カラーパープル』『アンクルトムの小屋』が有名かと思います。いくつか読んだ中で私が最も好きな作品は、ウィリアム・メルヴィン・ケリーの『ぼくのために泣け』です。

画像 008
  
 アマゾンに画像がないので、こちら貼ります。
 『ぼくのために泣け』

 私が持っている集英社文庫版は昭和52年の3刷です。
 1977年。31年前ですわ。




書き出しをご紹介します。

 

その女の子は家の前の庭にしゃがみ込んで、真鍮のスプーンで地面を掘っていた。そこは海のつもりで、向こうには短い黄ばんだ草のはえた島々があった。着ている赤と白の縞柄の服がだぶついているために、両脚はかくれて見えない。春はまだ浅かったかが、彼女ははだしだった。足の先が裾から突き出ているのでわかる。その男の姿に彼女はまだ気がついていない。男は馬にのってリバティ街をこちらへやってくるところだった。がっしりした肩。着ているダスター・コートが馬の臀をおおってひろがっている。 



ケリーはこの本のはじまりで、「いわゆる黒人問題の解決策や解答が、その作品に含まれているのではないか、と読者から往々にして期待される」と語っています。確かに読者のわれわれも、どこか黒人問題と結びつけようとするのかもしれません。そしてこの時代のアメリカの作家の多くがそうであるように、バックグラウンドへの強い愛情とアイデンティティ溢れる作品が多い。黒人作家の作品にもそんな期待が込められているのではないでしょうか。多くのその点、私はよくわからない子供時代に読んだこともあり、純粋にお話として読むことができたため、ラッキーだったかもしれません。

『ぼくのために泣け』は、いくつかの短編が鎖のようにつながる小説です。登場人物が関連し、そして育っていく。最後まで読むと、なにか永い月日が経ったかのような気がします。それぞれの登場人物の抱える心の問題や葛藤がとても響きます。

人種ではなく、人としての心ありきの小説です。そういう点では、サローヤンの作品に近いものを感じました。

ところで、スゴイものを発見してしまいました。これを見てください。

ず?

左から3行目、下から6番目「ず」が横に転んでます jumee☆surprise8
こんな大胆な誤植、昭和ならではですね(笑)


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