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2008

10/29

Wed.

19:18:44

パーネ・アモーレ―イタリア語通訳奮闘記 

Category【随筆・エッセイ

学生の頃、「語学」をキーワードに読書を繰り返していました。通訳、翻訳、留学、言語学、○○語勉強法、文学・・・。多くはエッセイか専門書でしたが、エッセイの中でダントツに面白かったのが米原万里さんの『不実な美女か貞淑な醜女(ブス)か』でした。

内地北海道 弁で「本州」のこと)の人にとって、近い外国と云えば 中国韓国 かと思います。日本地図をみれば一目瞭然ですが、 北海道 から最も近いのはロシアです。今はもう「ソ連」と呼ばれていた時代を知らない人も多いかと思いますが、米ソの冷戦時代が幼少期であった私には、ソ連は距離的な近さはあっても近寄り難い国として映っていました。そんなロシアとの心の距離を埋めてくれたのが、米原さんのエッセイです。いつ読んでも、何度読んでも楽しめます。

お昼にパスタを食べました。突如気分はイタリアに。
ということで、この本を読みました。

パーネ・アモーレ―イタリア語通訳奮闘記 (文春文庫)パーネ・アモーレ―イタリア語通訳奮闘記 (文春文庫)
(2004/09)
田丸 公美子

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イタリア語通訳の田丸さんは、米原さんの親友です。米原さんの師である徳永晴美さんは、米原さんにSimonetta d'Oggi(シモネッタ・ドッジ)という屋号を贈っています。ところが田丸さんは米原さんの上を行く凄腕。米原さん、その名を献上なさいました。

田丸さんの文章も、イタリアの豪快さや明るさを想像させる楽しい文章でした。
ますは、書き始めをご紹介しましょう。

通訳はその言語の文化に同化する

 私がイタリア語通訳を始めたのは大学在学中のことなので、今日までほぼ三十年、舌先三寸で口を糊してきたことになる。聖書にも“はじめに言葉ありき”という有名なフレーズがあるごとく、言葉は自分が自分である存在理由である。ところが通訳は、仕事の現場では他人になりきって、その人の言わんとすることを他者に伝えなくてはならない。恐山のイタコの口寄せそのものである。
 彼女たちは一度自己を捨て陶酔、すなわちトリップ状態に入る儀式を経て使者になりきり、最後は放心状態でぐったりしているという。そのくらいのエネルギーを使うのである。通訳も同じ、その間は脳内パワー全開状態で、猛烈に甘いものが食べたくなる。脳に供給されるエネルギーは、ブドウ糖のみというところから、「ああ、脳が動いているな」と実感させられる瞬間である。当然ストレスがたまる。
 



米原さんの本で「シモネッタ」である事が公表されていることもあり、きっと「おもしろい本を!」とご苦労なさったのではないかな?と思いました。あの、下ネタを期待している方には完全に物足りない本です。これは通訳者の奮闘記ですので、あしからず。 語学を学ぶ努力、言葉を扱う難しさがつめられた一冊だと思いました。決して言葉を邪険に扱わず、丁寧に我が物とする姿が印象に残ります。

イタリアだけあって、ファッションや建築関係のお仕事の話が多く散りばめられており、ちらほら出てくる有名デザイナーの名だけでも華やかさを感じます。お国柄、きっと美的感覚も日本の「わびさび」とは真逆の「太陽」や「愛」みたいな派手さがあるのでしょう。どうやら田丸さんもド派手なお方のようです。

この本を読んで学んだこと jumee☆point1d
外国語の上達には、高度な日本語能力が必須なこと。日本語でも文章に出来ないなら、外国語にはできない。素晴らしい外国語の文章に接しても、その美しさを享受できる母国語の感性がなくては、理解・共感には結びつかない。日本のことわざ、もっと学ばなくちゃと思いました。
外国語の上達には、聖書、ラテン語、ITの知識が必要なこと。結局、文化背景がわからないと、 jumee☆whyL なんですね。
英語はやっぱり便利。イタリア語通訳の田丸さんですが、中・高とカトリック系の学校で英語漬けの教育を受けておられたそうです。もちろん、英語もかなりおできになる模様。最近では日常にIT用語が増え、その多くは英語が基になっています。イタリア語でもどんどん英語が取り入れられているようで、伊製英語なんかもあるようです。
関心の分野を広げること。関心を持てば、その世界を知りたくなります。そして「これ、○○語でなんていうのかな?」と自分の学習言語へ結びつけることで楽しさが広がります。

語学に携わっている方、是非読んで見て下さい。
ヤル気、いただけますよw


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パーネ・アモーレ―イタリア語通訳奮闘記 (文春文庫)

パーネ・アモーレ―イタリア語通訳奮闘記 (文春文庫)

2009/06/05 10:52 | しゃばなしゅば書房1号

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