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2009

01/05

Mon.

11:11:40

ぐるりのこと 

Category【日本文学

先日読んだ『西の魔女が死んだ』
年末、梨木香歩さんの本をいくつか購入しました。

西の魔女が死んだ (新潮文庫)西の魔女が死んだ (新潮文庫)
(2001/07)
梨木 香歩

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『西の魔女が死んだ』を楽しく読んだ後、次はこちらを読みました。

ぐるりのこと (新潮文庫)ぐるりのこと (新潮文庫)
(2007/06)
梨木 香歩

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このエッセイを読めば、西の魔女が考えていたことがわかる気がします。
まずは書き出しをご紹介しましょう。

 九州山地の外れの山に、小さい小屋を建ててから十数年になる。周囲には神話に出てくる山々もあり、深く切れ込んだ山襞に添うようにしていくつもの村や集落が点在している。そういう風景が好きで、当てもなくくねくねとした細い道に車を走らせていると、万葉集や古事記に出てくる古人の名を冠した神社に出くわしたりする。鄙びているが古代にはそれでも交通の要衝であり、重要な街道であったのだろう。たぶん、縄文の時代から。ろくろく舗装もされていない、ウサギやキジが側道の大きな羊歯の藪から飛びだしてくるような、しんとした古道であるけれど、新しく造成されたまっすぐな道にはない威厳と風格がある。



私はこの最初のくだりを読んで、猛烈に梨木香歩さんについて知りたくなりました。「神話に出てくる山々」とか「万葉集や古事記に出てくる古人の名を冠した神社」って、思いっきりtoh的ロマンのツボですうふ
残念ながら、梨木さんはあまりインタビューをお受けにならないようで、公開されている情報はほんの一握りでした。九州の小屋ですが、鹿児島出身の梨木さんにとって、地元の自然が心の安らぎなんでしょうね。私も羊蹄山や藻岩山をみると心が落ち着きますし、いつかは地元に別荘を持ちたいと思っています。

この本には8つのエッセイが収められていますが、1つ1つがとても長い。(20~30ページあります。)こんな長いエッセイ、須賀敦子さん以来です。エッセイというより、随筆?随筆だけど論文寄り?読了後はずっしり重い何かが私の頭の中に残りました。

そして、長いだけではありません。このエッセイの特徴は、いろいろなことが行ったり来たり。些細な事が螺旋のように繋がっている点にあると思います。例えば、『隠れたい場所』では、生垣の話がイスラムの女性の衣装へと繋がります。ちょっと独特な世界です。

読了後の「どっしり」感というか、「ずっしり」とした重みは、梨木さんの思考の深さに繋がると思います。私のようにほにゃららと日々を過ごしている人には、梨木さんのように1つの事物をしっかり見るとか、それをしっかり捉えて考えるということ自体が神業です。だからこそ、『西の魔女~』のような作品が生まれたんだと思いますが、何よりも深く深く掘り下げる、その小さな火をずっと燃やし続ける強さに圧倒されました。

タイトルの「ぐるりのこと」ですが、ぐるりとは、自分の周囲という意味です。
そうですよね。ぐるりのこと、最近放ってました。「考える」こととは何かを知ることのできる1冊でした。

jumee☆point1dこの本を読んでjumee☆point1d

・「考える」ことの大切さ
私には数え切れないほどの未熟なイロイロがありますが、自覚症状が“強”グループの中に「考え」に関する事柄がいくつかあります。「考えが浅い。」「しっかり考えずに口に出す。」「考える習慣がない。」などなど。そもそも「考える」ということが何か、わかってないような気がするんです。だからエッセイや随筆を好んで読んでいます。考えるとはどういうことか、そのロールモデルに出会えそうだから。この本もお手本となる1冊でした。

・「ぐるり」への関心を持とう!
最近熟年結婚が増えてますよね。私が小さな頃は離婚がとても珍しいものでした。(田舎だからか!?)でも、今は親族にも、友人にも、離婚経験者がいます。私が思うにですが、どんどんと「ぐるり」への関心が薄くなり、他を思いやる気持ちが縮小していること。そして、「ぐるり」の中での自分の立ち場が見えないから、他との共存方法がわからなくなっていること。つまり、「主体」が失われてきていることに問題があるように思えてならないのです。大人ですらこんな状態なのですから、子どもの世界にいじめや登校拒否があるのは当然のような気がします。2009年、「ぐるり」をよく見て、「ぐるり」を感じて暮らさなくてはと思います。それがイザコザの解決にもつながるだろうし、自己成長にも繋がるはずだから。

「ぐるり」という言葉、とても私の心に響きました。
「ぐるり」が見え出したら、自然と感謝の心も生まれてくるんだろうな。

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