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2009

01/31

Sat.

14:30:32

村田エフェンディ滞土録 

Category【日本文学

すっかり梨木香歩さんファンになってしまいました。

先回ご紹介した『家守綺譚』の姉妹作を読みました。

村田エフェンディ滞土録 (角川文庫)村田エフェンディ滞土録 (角川文庫)
(2007/05)
梨木 香歩

商品詳細を見る


『家守綺譚』で、主人公の綿貫がトルコに学ぶ友人から何度か手紙を受け取っています。その友達が、村田エフェンディです。エフェンディとは、おもに学問を修めた人物に対する一種の敬称だそうです。

では、書き出しをご紹介します。

一 鸚鵡

 ムハンマドが通りで鸚鵡を拾った。
 市場へと下る途中の坂道で、下手から坂を上ってくるその鸚鵡と目が合い、思わず持っていた麻袋を被せてそのまま屋敷に持ち帰ったのだ。
 私たちの屋敷の食堂には、かなり大きな止まり木があった。昔誰かがこの類の鳥を飼っていたときの名残なのだろう。しかし肝心の鳥はいなかった。彼がそこで鸚鵡に出会ったのは、(曰く)アルラッはの神の思し召しだというわけだ。
 鸚鵡だから人馴れはしているだろうというのは見当違いである。最初は暴れて、知る限りの(多分)言葉で啼き立てた。とはいえ、それは五種類に限られた。「悪いものを喰っただろう」「友よ」「いよいよ革命だ」「繁殖期に入ったのだな」「失敗だ」これらをあらん限りの音声でがなりたてるので皆閉口した。人間嫌いの学者の家に飼われていたのだ、というのがムハンマドの説だったが、確かにそうだったかも知れない。そういう類の人間が、ただ一人の友であっただろうこの鸚鵡に向かって言葉を掛けていた、というのは(その言葉の内容からして)ありそうなことに思えた。


このお話は、『家守綺譚』を読んでからの方が倍楽しめると思います。
時代設定は1899年。(明治32年)村田は、日土(トルコ)の交流のために政府より派遣された留学生です。専攻は考古学で、スタンブールに着てからは、土地の博物館で学んでいます。村田はイギリス人のディクソン夫人の下宿に世話になっていて、そこには上に出てきた鸚鵡と召使(身分は奴隷)のムハンマド、そしてドイツ人のオットー、ギリシア人のディミィトリスの5人と1匹暮らしです。この鸚鵡にしてもそうですが、村田の周りの人物は非常に哲学的な雰囲気を持つ人が多く、言葉の隅々に知恵や悟りを感じました。下宿の仲間との議論や、在トルコ日本人との出来事や、外国での経験は、村田に西洋と東洋の根っこの違いを教えるのでした。しかしある日、期間満了の前に突然の帰国命令がやってきます。村田は日本に戻り、しばらくは綿貫の家に世話になりますが、そこでも奇妙なできごとが・・・。

お話の最後、泣けました。
感情をどっさり引き出された感じです。

jumee걲point1d この本を読んで jumee걲point1d

・『家守綺譚』でも感じたことですが、私たちは目に見えないものの存在を「いるもの」として捕らているところがあります。たとえば家、植物、石などに命があるかのように思える時、ありませんか?この感覚が 둋빒럻뼹귩볺쀍궢궲궘궬궠궋 人特有のものであることに、最近気がつきはじめました。同じアジアでも、韓国 はちょっと違う印象です。そもそもほかの国では、どの神を受け入れるかで争いが生じているにもかかわらず、 둋빒럻뼹귩볺쀍궢궲궘궬궠궋 には八百万の神々が暮らしています。さらには妖精や妖怪なんかも存在するといいます。これ、西洋の人には奇妙奇天烈な話なんですね。

・これは架空のお話ですが、明治の人たちはこうして外国に出て行って、外から知識を持ってきたんだろうなぁと漠然と感じることができました。今の私たちのように、十分な辞書や参考書も持たぬまま外洋へ旅たった人について知りたいと思うようになりました。

体調もそろそろ回復してき始めました。週が明けたら、気分転換に書店にでも行ってこようかな。

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