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2009

02/02

Mon.

14:31:53

雨にもまけず粗茶一服 

Category【随筆・エッセイ

何か軽いモノをとこれを読んでました。


雨にもまけず粗茶一服〈上〉 (ピュアフル文庫)雨にもまけず粗茶一服〈上〉 (ピュアフル文庫)
(2008/09/10)
松村 栄子

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雨にもまけず粗茶一服〈下〉 (ピュアフル文庫)雨にもまけず粗茶一服〈下〉 (ピュアフル文庫)
(2008/11/10)
松村 栄子

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下巻の帯に『ほろりとくるエンディングまで、一気読み!!!』とありますが、病気でうんうん云いながらの読書でしたので、私は2日で読みました。でも、確かに一気読みしたくなる楽しさ満点本です。

では、書き出しをご紹介します。

 降ろしたすだれの向こうで蝉が鳴いている。庭の松の木に止まっているらしい。
 建具は開け放たれ、畳にすだれ越しの柔らかな光が細い縞模様を描いている。同じ模様が、畳から這い上がるようにして、端近くに並んだ客たちへの背中へと続いている。客は男性ばかり十名ほど。麻や絽の和服姿が多い。
 釜は最前からしゅんしゅんと音を立てている。その前で柄杓を構えた女性は、薄藤の一つ紋に紺の絽袴、肩のあたりに生真面目な緊張をたたえ、かすかな気合とともに今、釜の蓋を開けた。やかましいほどの釜音は一瞬にして絶え、客たちはふと我に返る。頃合いと見て、亭主である家元が茶道口に姿を現す。
 「今日はお暑い中をご足労いただきまして」
 「ご足労と言われてもなぁ、まあ、十歩くらいのもんですわ」
 正客として上座にいるのはすぐ隣の寺の和尚なので、澄ました顔でそう答えると、席中に微笑の波紋が広がる。



以前にご紹介した『日日是好日』は、すこーしお茶の知識があった方が楽しめると思いますが、こちらはお茶の世界なんか知らなくても大丈夫。

jumee☆arrow5R 過去記事参照

この作品、京都新聞で「友衛家の茶杓ダンス」として連載されていたそうです。著者は芥川賞受賞者の松村栄子さん。ちょっとお茶のお話を読みたいなーと思っている時、なんとなく購入した本です。amazonの評価が高かったのも購入に繋がりました。

お茶と言えば、京都を連想しますよね。このお話の主人公は、東京にある<坂東巴流>を伝える友衛一家のお話です。坂東巴流は、武家のたしなみである弓道、剣道、茶道を伝えています。その三つは通ずるものとして教えてはいますが、今で茶道が流派の重きをなしている。(というのも、剣をふるったり、弓を放ったりの武士的生活、今はなかなかやりにくいですから)一方、京都にもうひとつ<巴家>という茶家があります。実はこれも友衛家から出ている。どうして<坂東巴流>が出来たかと言うと、江戸時代に赤穂浪士の噂を聞きつけた仙之介という人が、東京に出たからです。(まぁ、野次馬ということでしょうか。)その時「のれん分け」のような形で巴の名で流儀を教え始めたのが始まりです。二つの違いは、<坂東巴流>が武士三点セットを指導しているということ。

主人公は東京のご長男(友衛遊馬)。家業を継ぐのがいやで、放蕩するという話です。その放蕩先はなぜか遊馬が嫌がっていた京都です。私は京言葉というのがどういうものかよくわからないのですが、京都新聞で連載されていたくらいですから、その言葉もみごとなものなんだと思います。ただ面白いだけじゃなくて、ウンチクあり、笑いありです。京都弁って、リズミカルなんだなーと思いました。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・こういう小説を楽しめるのって、日本人の特権だと思います。小説から季節感を味わえるって最高だと思います。

・前にもチラ書きしましたが、ワタクシ、お茶を習っていた時代がございます。今でもおうちで一人抹茶立てたりはしますが、本格的なお稽古は遥か昔に遠ざかったままです。でも、続ければよかったと後悔してます。一番懐かしいのはお茶菓子です。あれはまさに芸術そのもの。札幌あたりでもそれなりのお菓子が手に入りますから、京都でならばそれは見事なものが手に入るのではないでしょうか。この本を読むと、お茶よりお菓子の印象が残ります。ああ、お菓子食べたい!

・各章のタイトルが面白いです。一ひねりあるものばかりで、これも楽しめました。

・人情たっぷりの本です。こういう世界っていいですね。私が家元の娘だったら、きっと遊馬のように脱出していたと思います。そうですねー。行き先はやっぱりヨーロッパあたりかなー。それで、茶道でお小遣いを稼いで、どうにか口に糊をする・・・。あ、なんか楽しそう!


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コメント

10GOOD!!


おもしろいですねww

また来ますぅ~♪♪
(≧∇≦)/☆彡

http://mogura99.net/mogu_s/hwwle/

2009/02/09 14:40 | URL | 美咲☆彡 #7di3CiSc  edit

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