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2009

02/27

Fri.

22:28:16

対岸の彼女 

Category【日本文学

直木賞受賞作のこちらを購入です。

対岸の彼女 (文春文庫)対岸の彼女 (文春文庫)
(2007/10)
角田 光代

商品詳細を見る


書き出しをご紹介します。

 私って、いったいいつまで私のまんまなんだろう。
 ぼんやりしながらくりかえしそう考えていたことに気づいて、小夜子は苦笑する。そんなことを考えること自体、子どものころから変わっていない。私がえつのだれかだったら、たとえば人気者のヨウコちゃんだったら、優等生のニッタさんだったらと、小夜子はよく考えている子どもだった。
 せり出した木々の枝が作る日陰の下、ベンチに座る小夜子は、砂場で遊ぶ娘のあかりに視線を移した。公園内には、ほかに何人も子どもがいて、みんなだらかしらと遊んでいるのに、あかりは今日もひとり、砂場の隅で掘りかえしている。あの子ももう少し大きくなったら思うのかしら、私がべつのだれかえだったら・・・・・・なんてことを。小夜子はため息をついて携帯電話を取り出した。着信履歴はない。自分の家に電話をかけて、留守番電話のメッセージを再生してみたが、そちらにも何も入っていない。待っている電話はまだきていないのだ。



この本、30代の私には重なるところがたくさんありました。そのせいか、読むのに時間がかかりました。主人公たちの心の傷が、自分の過去の出来事に似ていたからです。子どもを産み、仕事に戻った小夜子。会社を経営する葵。高校時代の友人、魚子。結局、女って高校時代から30代までずっと、同じような悩みを抱えているのかもしれません。大人になったつもりでいたけど、まだまだってことですね。

女性の結婚平均年齢がどんどん高くなりました。今は30歳くらいでしょうか。その頃を境に女性の環境も代わります。結婚しても、子供を産む人もいれば持たない人もいます。子どもの有無で、生活環境は全く変わるはず。それぞれの立場で、それぞれの悩みが問題があるでしょう。一方30歳を過ぎたあたりから、女性のキャリアも磨きがかかります。昇進する人もあれば、転職してキャリアアップを図る人もいるでしょう。一方、思ったように仕事が進まない人だっている。以前、既婚未婚を「勝ち組、負け組」と表現するブームがありましたよね。この言葉を聞いたとき、とても不自然だと思ったのですが、それは結婚=女の幸せという見えない価値観がどこかに潜んでいるからだと思います。

この小説は、そんなステレオタイプの女性像ではなく、悩みや過去を抱きながら日々それぞれの道を生きる女性の姿を表した長編小説です。30代の女性が感じるであろう数々の悩みや決断が見え隠れします。私もこの主人公と今の自分を重ね、随分考えさせれられる部分がありました。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・正直、圧倒されました。ここまで女性の気持ちを上手く表している小説に出会ったことがありません。女性の心を知りたい男性にも是非読んで欲しいです。

・過去と現在が行き来しつつ、小説は進んでいきます。そのオーバーラップぷりが見事でした。誰でも時々過去を振り返る瞬間があると思います。人間、過去をキレイさっぱり忘れて過ごすのは難しいものですよね。過去を「思い出」として温められたらな、と思います。そして過去を良い物にするため、今をがんばらなくちゃ。

・こんな小説、書いて見たいです。すごい文章力だと思いました。

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