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2009

04/23

Thu.

14:35:39

遠い太鼓 

Category【旅行

旅行気分いっぱいなので、この本を読みました。
村上さんの旅行エッセイです。

遠い太鼓 (講談社文庫)遠い太鼓 (講談社文庫)
(1993/04)
村上 春樹

商品詳細を見る


書き出しをご紹介します。

 その三年のあいだ、僕は日本を離れて暮らしていた。
 とはいっても、三年間まったく日本に戻らなかったというわけではない。仕事上の必要もあって、何度かは帰国した。外国にいるあいだに書きためた原稿を出版社に渡し、何冊かの本を出版する段取りをまとめてやってしまうわけだ。だから最低一年に一度くらいは日本に帰ってこなくてはならない。でもそれを別にすれば、僕は殆どの期間をヨーロッパで暮らしていた。そしてそのあいだに、言うまでもないことだが、三年ぶん歳を取った。具体的に言えば、三十七歳から四十歳になった。
 四十歳というのは、我々の人生にとってかなり重要な意味を持つ節目なのではなかろうかと僕は昔から(といっても三十を過ぎてからだけれど)ずっと考えていた。とくに何か実際的な根拠があってそう思ったわけではない。あるいはまた四十を迎えるということが、具体的にどういうことなのか、前もって予測がついていたわけでもない。でも僕はこう思っていた。四十歳というのはひとつの大きな転換点であって、それは何かを取り、何かをあとに置いていくことなのだ、と。そして、その精神的な組み換えが終わってしまったあとでは、好むと好まざるとにかかわらず、もうあともどりはできない。試してはみたけどやはり気に入らないので、もう一度以前の状態に復帰します、ということはできない。それは前にしか進まない歯車なのだ。僕は漠然とそう感じていた。



1986年からの3年間を南欧で過ごした記録です。もう20年も前の話ですから、若い読者さんならこの頃何があったかわからないですよね。ちょうど昭和が終わり、平成が始まった頃。横綱は千代の富士で、山田詠美さんが『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞を取り、おにゃんこクラブが解散し、東京ドームが出来、天安門事件やベルリンの壁の崩壊があった頃です。その頃村上さんは、『ノルウェイの森』を執筆、出版されました。そんな頃のお話です。

私も40歳が射程距離内に入る年齢となり、この本を読みながら30代の過ごし方を学びました。心をどう動かすべきなのか、どう考えるべきなのか。特にこの年齢を海外で過ごすことになりそうな私にとって、貴重な1冊でした。

jumee걲point1d この本を読んで jumee걲point1d

・イタリアといえば、須賀さん。(オススメはこれ。『コルシア書店の仲間たち』。河出文庫の全集もオススメです。)でも、村上さんのイタリア記も面白かったです。というより、イタリアという土地が面白いのでしょうか。須賀さんはミラノを中心に書かれておりますが、村上さんはローマの話が多いです。ギリシャ、イタリア方面を旅する前に読むとよいかも。

・村上さん、この後アメリカに行くんですね。そのエッセイは『やがて哀しき外国語』なんですけど、この本を踏まえてから読んではじめて、アメリカ時代のエッセイが楽しめます。

・私も旅が好きです。振り返って見ると、日本に住んでいた頃は現実逃避の要素が多かったと思います。苦しい状況や、飽きや、満たされない状態から逃げ出すために海外を旅してました。今、こうして海外在住するようになり、旅行に求める感覚が変わってきているような気がします。まぁ、滞在国で抱える不満をクリアにする目的もありますが、多くは癒しだと思います。この本は旅行記というよりも、どちらかと言うと「滞在記」に近いです。海外に住むとはどういうことなのか、この本から感じられるのではないでしょうか。


目次、折り込みます。


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jumee걲stretchingL1 目次

はじめに
ローマ
アテネ
スペッツェス島
ミコノス
シシリーからローマに
ローマ
春のギリシャへ
1987年、夏から秋
ローマの冬
1988年、空白の年
1989年、回復の年
イタリアの幾つかの顔
オーストリア紀行
最後に-旅の終わり

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