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2009

05/14

Thu.

20:09:45

夜は短し歩けよ乙女 

Category【日本文学

本屋大賞に選ばれたそうで、気になっていた1冊。山本周五郎賞も受賞されていたんですね。

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)
(2008/12/25)
森見 登美彦

商品詳細を見る


先日ご紹介した『鴨川ホルモー 』も京都を舞台とした大学生のお話でした。

関連記事 jumee걲arrow5R 【本】久々に小説読んで笑いました

京都といえば「伝統」や「歴史」イメージが強かったのですが、ここにきて「和風ファンタジー」という印象が強まりました。そういえば梨木香歩さんもペンネームは京都の梨木神社からとったというお話があったはず。京都にはなにかが「ある」のでしょうね。

まずは書き出しをご紹介します。

 これは私のお話ではなく、彼女のお話である。
 役者に満ちたこの世界において、誰もが主役を張ろうと小狡く立ち回るが、まったく意図せざるうちに彼女はその夜の主役であった。そのことに当の本人は気づかなかった。今もまだ気づいていまい。
 これは彼女が酒精に浸った夜の旅路を威風堂々歩き抜いた記録であり、また、ついに主役の座を手にできずに路傍の石ころに甘んじた私の苦渋の記録でもある。読者諸賢におかれては、彼女の可憐さと私の間抜けぶりを二つながら熟読玩味し、杏仁豆腐の味にも似た人生の妙味を、心ゆくまで味わわれるがよろしかろう。 
 願わくは彼女に声援を。



登場人物は全員が独特な雰囲気を持っています。語り手は2人あり、1人は上の文章の話者である「先輩」(男、大学生)で、もう1人は表紙のデザインとなっている「黒髪の乙女」(女、大学生)です。4章のお話からなっていますが、語り手はくるくると入れ替わります。「黒髪の乙女」の口調は昭和初期を思わせる丁寧さ、「先輩」は京都大の学生さんらしい賢さと硬さがあり、それが読者を飽きさせません。これは面白い!本当にオススメです。ちなみに、本文では面白いはすべて「オモチロイ」とカタカナで表されています。これがまたいい味出してます。

jumee걲point1d この本を読んで jumee걲point1d

・内容もさることながら、言葉遣いといい、リズム感といい、本当に独特な魅力があります。私は夏目漱石や寺山修司や三島由紀夫や中原淳一級だと思いました。

・漢字が苦手な方にはちょっと読みにくいかもしれないですね。ちょっと古めかしい言葉や漢字の多さも独特な森見ワールドを生み出す要素の一つになっています。確かに現代のお話なんですけど、言葉のマジックで何十年も前の話のように感じます。お話が面白いですし、前後の文脈から意図も想像できますので、すいすい読めるでしょう。

・日本語が美しいです。特に「黒髪の乙女」の口調はうっとりするような美しさ。やっぱり文調が良いと読了感も良いですね。自分まで格調高くなった気分になります。

・羽海野チカさんのあとがきがスゴいです。こんなあとがき、初めてみました。だって、マンガですよ。新鮮でした。

・『鴨川ホルモー』の万城目学さんも、『夜は短し歩けよ乙女』の森見登美彦さんも、1970年代生まれで京都大学に学ばれています。(森見さんは農学部、万城目さんは法学部卒です。)お二人の作品を読み、京大生のイメージがされつつあります。やっぱり最高学府で学んだ方は違うんだろうなー。


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