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2009

06/15

Mon.

22:51:22

他諺の空似―ことわざ人類学 

Category【随筆・エッセイ

私は雨の日の読書が大好きです。(雪でも可。)雨音を聞いていると、なぜか集中力が高まります。特に読書はその本の世界に入り込めるようで、雨の日の行事としては最もお気に入り。昨日も激しい夕立が降り、手元にあったこの本を読みました。

他諺の空似―ことわざ人類学 (光文社文庫)他諺の空似―ことわざ人類学 (光文社文庫)
(2009/05/12)
米原 万里

商品詳細を見る


先月文庫化された本です。書き出しをご紹介します。

「医者の不養生」

「ママ、ママ」出張先から帰宅するなり、娘が駆け寄って来て、私がコートを脱ぐあいだも息継ぎするのも忘れてしゃべりまくる。「きのうママがお留守のあいだにね、パパったら綺麗なお姉さんを連れてきたの。それでね、リビングのソファーでね、一緒に横になってね、お姉さんたらスカートまくり上げちゃったの。それで股のあいだにね・・・・・・」
 ここで娘は肺に溜めていた空気を使い切ったらしく、息を吸い込んだので、抱きしめて言った。
「はるかちゃん、もうすぐパパがお仕事から帰ってくるでしょう。お話の続きはそのときにしてね」
 まもなく夫が帰宅し、親子三人で夕食の卓を囲んだ。頃合いを見ておもむろに娘を促した。



私が好きなエッセイスト・随筆家と言えば、米原万里さん、沢木耕太郎さん、須賀敦子さん。今でも活躍なさっている方はついに沢木さんだけとなってしまいました。米原さんが亡くなったのは2006年の5月ですから、そろそろ3年になるんですね。この本の単行本が発行されたのが2006年8月ですから、米原さんが亡くなれて直後のこと。この世を去られてから当時連載中だったものがまとめられたりして、次々と新刊がでるのが残念でなりません。

この本は、よくもこんなに・・・と感心を通り越して半ば驚きと呆れと笑いで尽くされるほど、世界中の諺が紹介されています。上の書き出しのように、まずは小話。そこからその逸話に適した諺が紹介され、日本から世界各地の諺へと広がります。専門の東欧だけではなく、英語、ギリシャ語、中国語などなど本当にどこから集めたの!?というほど紹介文は尽きません。少なくとも、この諺を集めている米原さんは、パワー全開そのものだったんじゃないかと思います。そうでなければ、これだけもの諺なんて集められないでしょう。

何度読んでも、米原さんのエッセイは笑えてしまいます。米原さんの後に続くエッセイストの登場を期待せずにはいられません。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・副題に「ことわざ人類学」とあるように、どの言葉も必ず兄弟姉妹のような似た面影をもつ言葉があります。表現法は違えども、人の心の中身というのはどこに行っても似たり寄ったりなのかもしれません。

・この中では朝鮮語系のことわざは3つしか出てこないのですが、こんなに近い国なのに随分諺の表現が違うのに驚きます。当時の流行のユーモアが今でも諺として残ったのかしら?と思わされるものもいくつかあり、それがもう少し紹介されてたらおもしろいのに!と思いました。

・遺作とありますが、これほどパワフルな文章なのに、病に冒されていたとは・・・。ああ。本当に惜しい方を亡くしたと今でも残念に思えてなりません。


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