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2009

07/17

Fri.

18:32:01

言葉を育てる―米原万里対談集 

Category【随筆・エッセイ

言葉を育てる―米原万里対談集 (ちくま文庫)言葉を育てる―米原万里対談集 (ちくま文庫)
(2008/09/10)
米原 万里

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書き出しをご紹介します。

同じ寝室でベッドを並べて

<米原> 陽ちゃんとは、プラハ・ソビエト学校の同窓なのよね。今日は年表を作ってきたの。私の一家がプラハに滞在したのが、一九五九年十一月から六四年の十一月まで。小森家が滞在したのは、六一年の暮れから六六年の暮れまで。だから、三年ほど重なっている。

<小森> あの頃のチェコはソ連の衛星国で、ソ連の軍人や外務官僚、技術者がいっぱい駐留していて、その子弟のためにソ連政府がつくった学校だった。ソ連本国から派遣された教師がソ連の教科書を使ってロシア語で教えていた。チェコ社会のなかではかなり特殊な学校だったよね。

<米原> 私の両親は最初、そういう特権的な学校へ私と妹(井上ユリ氏=料理研究家)を通わせるのは教育上良くない、チェコの普通の学校へ行かせようと考えてた。だけど、帰国後、チェコ語を続けるには教師も教科書も入手困難だ、その点ロシア語ならば、ということであの学校に決めたみたい。



米原さんが亡くなられてから次々と作品が出てきています。
これは米原さん唯一の?対談集です。非常におもしろい。文章で読んでもかなりおもしろいのですが、音声があったらどんなに楽しいだろう!と思わせる内容です。上に出てくる陽ちゃんは、現東京大学教授の小森陽一先生です。実は私、小森先生は一方的に学会の席上で「お見かけした」ことがあります。しかも本当に少しだけお話したこともあるんです。飄々とお話なさる小森先生を陽ちゃんと呼んでしまう米原さん!ああ、強すぎますw タイトルですが、実は米原さんのご両親がご出張でお家を開ける際、米原さん姉妹は小森先生のおうちにあずけられていたことから「同じベッド」で眠っていたというわけでした。

他に対談なさっているのは、シモネッタでおなじみのイタリア語通訳田丸公美子さんや、養老孟司先生、糸井重里さんなどがおられます。巻末の解説には、同じくロシア語通訳の黒岩幸子さんが今や故人となった米原さんの思い出を語っておられます。これがまた涙ものでして・・・。

ロシア語と日本語を自在に扱える米原さんだからこそ、日本語を育てることの大切さを問えるのではないでしょうか。私も今や海外生活にどっぷり浸かる身となりほんの少しの現地語を話しますが、結局何が言いたいのかを伝えるには、日本語の基礎がしっかりしていないかぎり文章が組み立てられないんですね。言いたいことだけではありません。相手が何を伝えたいのかもぼんやりしてしまいます。幼い子どもに外国語を授けようと躍起になっているママさんらを見かけますが、母国語を育てずして言語力が育つとはいえないように思います。是非この本を読ませたい!

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・コミュニケーションにはいろいろな方法があります。筆談しかり、ジェスチャーしかり、会話しかり。多くの場合、文章を組み立てて相手に届くメッセージを刻む。メッセージを届けるには、共通のルール(文法ですね)に則って、言葉を紡がなくてはなりません。美しく編むには、美しい言葉を。ユニークな模様なら、楽しい言葉を。そうやって言葉を育てることで、随分と色の付いたメッセージを送ることができます。最近は直筆の手紙や電話での会話も減り、どんどんデジタル化されつつあります。この本を読み、改めて温もりの伝わる日本語を使いたいと思うようになりました。

・日頃使い慣れ、すっかり自分のものとなっている言葉が多ければ多いほど、表現のバリエーションが増加します。それには良質の知識をインプットすることが肝心です。何より読書はそんな知的好奇心を満たすに最適ですし、学習ツールとして申し分ないはず。使える言葉、自分の言葉を育てたいと思います。


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