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2009

07/20

Mon.

09:36:49

四畳半神話大系 

Category【日本文学

四畳半神話大系 (角川文庫)四畳半神話大系 (角川文庫)
(2008/03/25)
森見 登美彦

商品詳細を見る


書き出しをご紹介します。

 大学三回生の春までの二年間、実益のあることなど何一つしていないことを断言しておこう。異性との健全な交際、学問への精進、肉体の鍛錬など、社会的有為の人材となるための布石の数々をことごとくはずし、異性からの孤立、学問の放棄、肉体の衰弱化などの打たんでも良い布石を狙い澄まして打ちまくってきたのは、なにゆえであるか。
 責任者に問いただす必要がある。責任者はどこか。
 私とて誕生以来こんな有様だったわけではない。
 生後間もない頃の私は純粋無垢の権化であり、光源氏の赤子時代もかくやと思われる愛らしさ、邪念のかけらもないその笑顔は郷里の山野を愛の光で満たしたと言われる。それが今はどうであろう。鏡を眺めるたびに怒りに駆られる。なにゆえおまえはそんなことになってしまったのだ。これが現時点におけるおまえの総決算んだというのか。



『夜は短し歩けよ乙女』『太陽の塔』の順で森見さんの作品を読んで来ました。これが3冊目。

こちらも京都が舞台で、学生さんが主人公です。森見作品のおもしろさは、やっぱりこの一見特徴なさそうでいて、実は濃すぎるほどに濃い登場人物にあると思います。この作品でも期待を裏切らないようなキャラが満載でした。特に会話部分がおもしろい。ストーリー自体が想像を超越する不思議な空間ですので、出てくる会話やモノローグも独特です。しかし、本人(登場人物)は非常にまじめに読者に語ってくれてるのですが、そのまじめさが返って笑いを誘います。いや、これはおもしろい。

今回はちょっぴりSFを思わせるパラレル・ワールド的な仕掛けが新鮮です。あんまり書くとおもしろさが半減しますので、あとは読んでのお楽しみ!

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d 

・森見さんの作品を読むたびに、「なんて語彙力の多い人だろう!」と感嘆せざるを得ません。最初は文体と語調が明治を意識してるからかと思いましたが、それ以前の問題として違和感なく使いこなせる語が多いから、こんなに自然に文章を組めるんだと思いました。森見さんがどんな本を読んで来たのか、とても知りたい!

・森見本を読むたび、毎回「あ!京都の地図を忘れた!」と後悔します。土地勘のある方が読めばもっと楽しいはずです。きっとすごくすごく狭い世界の中で動いているんでしょうね。

・ぱっとページを開くと、漢字率の高さに驚かれることと思います。文字と文字のすきまがないと言いますか、白いところが少ないといいますか、その分私は内容も凝縮しているような期待感を持ってしまいます。簡単で読みやすくキャッチーな文章が増えているなか、森見さんのように見た目にも(漢字の多さという意味で)凝縮され、内容も凝縮された濃厚さを見せる作品は非常に貴重だと思います。ただ、森見さんの文章を真似たとしても、私のような一般人にはすぐに胡散臭さが目だってしまう。二番煎じにすらならなりません。独特なオリジナリティを持っているのが森見さんのお話なんだと実感しました。


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