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2009

07/24

Fri.

11:41:56

溶ける街 透ける路 

Category【随筆・エッセイ

溶ける街 透ける路溶ける街 透ける路
(2007/05)
多和田 葉子

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書き出しをご紹介します。

ブダペスト Budapest

 ブダペストに行くのは久しぶりだったが、こんなにも雰囲気がウィーンと似ていたかとあらためて驚いた。七〇年代八〇年代と、私は頭の中に東欧と西洋という壁を建てて、ヨーロッパを二分して見ていたが、ブダペストはモスクワではなく、ウィーンと似ているのだった。それが今になってより顕著に現れたのは、ブダペストがソ連の影響を感じさせる要素を神経質に取り除き、キリスト教の色濃いブルジョア文化を前面に出して街を修復したせいでもあるだろう。



多和田さんの本を読むのは、『犬婿入り』に続き2冊目です。私は須賀敦子さんの文章が大好きなのですが、mixiのコミュニティで須賀さんに続く美文として多和田さんの作品が挙げられていたことが、読書のキッカケとなりました。

この本は、ドイツ(ハンブルグに長く住んでおられましたが、今はベルリン在住だそうです)に暮らす多和田さんが旅された街の記録です。それぞれの土地での思いでが短いエッセイにまとめられています。主にヨーロッパが中心ですが、ヨルダン、アメリカのエッセイなどもあります。

須賀さんはイタリアはミラノで暮らされ、その土地での思いでを多くのエッセイに残されました。日本文学の伊語翻訳をなさり、日本へ帰国後も大学でイタリアに関る研究をなさっておられました。多和田さんも須賀さん同様、人生の長い時期をドイツで過ごしておいでです。もう30年近いのではないでしょうか。お二人の文章の共通点は、読者にその土地をもっと知りたくなるような欲求を植えつけるところにあると思います。単なる好奇心で「行って見たい」と旅行を促すようなものではなくて、もっと深いレベルで人や街を知りたいという気にさせられます。学問レベルの一歩手前というところでしょうか。私はイタリアもドイツも訪れた事がありませんが、読書中は今まで本やテレビで見た知識が総動員され、頭の中の一部分がまるでトリップしたような気になりました。

旅行本より、少し深い街のお話です。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・私のソウル生活は、1度目の滞在は2年、今は2度目でそろそろ3年になろうとしています。合わせて5年もソウルに住んでいるというのに、なぜか街を隈なく探検したいとか、列車に乗って国内旅行に出てみたいと思ったことがありません。好奇心が磨耗しているんですね。特に2度目の滞在に入ってからは、家の近所、仕事場、本屋以外のエリアには行ったことないように思います。この作品を読み、どうすれば訪れた街々の息吹を生き生きと感じられるものだろうかと、最初から最後まで感嘆していました。それはやはり滞在国文化への積極的な参加意志と関連しているのでしょうか。ちょっと反省。

・ドイツはもっと固い印象がありましたが、以外とそうではないのかもしれません。北欧のエッセイも大変興味深かったです。外国が陸続きというのは、暮らす人の守備範囲を広げるのかもしれません。

 

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