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2009

07/27

Mon.

11:22:33

ヨーロッパ退屈日記 

Category【旅行

ヨーロッパ退屈日記 (新潮文庫)ヨーロッパ退屈日記 (新潮文庫)
(2005/03)
伊丹 十三

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伊丹十三さんと聞いて真っ先に思い出したのは、映画『マルサの女』でした。平成生まれの方ならば、映画監督として記憶していらっしゃる方が多いのではないでしょうか。この本は、伊丹さんがヨーロッパで俳優業をなさっていた時の滞在期です。

書き出しをご紹介します。

■わたくしの職業

 イギリスふうお洒落、なんていう言葉を耳にしたことがあった、と思うのだが一体何をさしていったことなのだろう。今日、わたくしは、白いヘルメットにプリーツ・スカート、ハイ・ヒール、そして、これは一つ非常に洒落たつもりで、紫のストッキングをはいたというご婦人が、単車を乗り捨てて、教会に入っていくのを目撃したのだが、どうですか、この眼で見ても、わたくしなんか「まさか!」と呟いたくらいです。でも、イギリスでは、これはむしろ典型的な一例であり、従って人目も惹きませんでした。



滞在先は主にイギリスとスペインなのですが、時にフランスも訪れてらしたようです。
伊丹十三さんは1933年京都の生まれで、戦後間もなくの京都府立第一中学校で学ばれました。英語が得意だったようで、その時の経験が海外での俳優業へ行かされているようです。当時、そつなく英語をこなせる人も少なかったでしょうし、ましては映画に出演ですから本当に本当に特別な方だったのだと思います。後表紙に“上質のユーモアと、見識という名の背骨を通した文章は、戦後日本に始めて登場した本格的な「エッセイ」だった。”とあるように、私がこの本を手に取った理由も上質なエッセイとして絶賛されていたからです。

センスの良さは文章だけではありません。趣向というか物を選ぶ目は、今2009年の時点で読んでもそのまま雑誌に出てきそうな勢いです。1961年の当時、欧米のファッションブランドを語れる男性なんて他にいたんでしょうかね。「粋」とはまさに、こういう方のことを言うのでしょう。


jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・書き出しの当たりもそうですが、句読点が非常に多いです。むしろそれがポイントになっている。句読点に合わせて読んでいくと、自然にリズムが生まれます。スピード読書よりゆっくりと味わいながら読むタイプの本です。

・関川夏央さんの文庫版解説がおもしろい。ちょうどこの本が出た頃の関川さんは、まだ高校生でした。驚くようなヨーロッパの生活にいちいちリアクションしている関川青年の素直さが笑えます。あと、私は気がつかなかったのですが、表紙の下にある「この本を読んでニヤッと我あったら,あなたは本格派で,しかもちょと変なヒトです」の点(、)が、よーく見るとカンマ(,)になっているのにセンスを感じたそうです。そういえば、カタカナ使いなんかも当時はとても新鮮だったんでしょうね。

・粋であるとは、本物を見抜く眼があり、自分に活かす力があることなんだと思います。山口瞳氏は、この本を中高生に読んで欲しいといっておられますが、ブランド物に一喜一憂している大人も読むべし!ブランド物をあさる目的が変わってくると思いますよ。


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