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2009

08/19

Wed.

18:24:59

カラフル 

Category【日本文学

カラフル (文春文庫)カラフル (文春文庫)
(2007/09/04)
森 絵都

商品詳細を見る


書き出しをご紹介します。

 死んだはずのぼくの魂が、ゆるゆるとどこか暗いところへ流されていると、いきなり見ず知らずの天使が行く手をさえぎって、
 「おめでとうございます、抽選に当たりました!」
 と、まさに天使の笑顔を作った。
 天使の言い分は、こうだった。
 「あなたは大きなあやまちを犯して死んだ、罪な魂です。通常ならばここで失格、ということになり、輪廻のサイクルから外されることになります。つまり、もう二度と生まれ変わることができない。しかし、そんな殺生な、という声も高いことから、うちのボスがときどき抽選で当たった魂だけ再挑戦のチャンスを与えているのです。あなたは見事その抽選に当たったラッキー・ソウルです!」



書き出しからもわかるように、「ぼく」は今、天に昇っていく魂です。それが抽選に当たって、現世に戻ってくる。罪を犯した魂は生まれ変わることができません。天使が言うには、その罪を期間限定で現世に戻って償うことでまた輪廻のサイクルに乗れるというのです。しかも、このオファーは断れない。ぼくは連れられるままに現世へと戻り、知らない人の体に入り込みます。

著者の森絵都さんは、児童文学を多く世に送っておられるかたで、この作品で第46回産経児童出版文化賞を受賞されています。登場人物は中学生の体に入った僕とその家族、そして抽選担当兼ガイドの天使プラプラ。死をどのように子どもに伝えるか、命の大切さや子どもが感じる死の恐怖をどうやって回避させるかがコミカルに書かれた作品だと思いました。昨今、若い人の自殺が増えています。大人の目から見ると「なにもそんなことで・・・」とつい思ってしまうのですが、子供には子供の世界と価値観があります。親にとっては興味の欠片にも引っ掛からない些細なことも子供には一大事だし、中学生ともなると性との葛藤も始まります。事態が複雑に感じられる年頃です。

誰もが通る中学生ならではの悩みと、それに打ち勝つ方法ための心の目の開き方を教えてくれる作品です。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・この世で辛いことは、会いたい人に会えないことと、会いたくない人に会わなくてはならないこと。(私の父のことば)私が会いたい人はすでに他界しているのですが、この本のようにやり直しがあったらな、と思いました。ファンタジーならではの世界ですが、想像するだけでも楽しかったです。

・私も中学生の頃はたくさんの理不尽を心に抱えながら、反発していました。とは言え、子供にはそれを表現する方法がなかったり、抑制される環境(親が厳しいとか)、引き止めてくれる存在の有無などにより、その後の人生のベクトルが変わってしまうようの思います。でも、ここで反発しなければ、大人になってからもっと困る。社会人になって遅い反抗期に陥っては困る。無気力も反発の一種だと知りました。

・この作品、映画化もされたようです。時間の無い方はDVDでどうぞ。

カラフル デラックス版 [DVD]カラフル デラックス版 [DVD]
(2002/01/25)
田中聖滝田栄

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