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2009

08/27

Thu.

15:06:06

日本の難点 

Category【社会

日本の難点 (幻冬舎新書)日本の難点 (幻冬舎新書)
(2009/04)
宮台 真司

商品詳細を見る


書き出しをご紹介します。

若者のコミュニケーションはフラット化したか

 「若者のコミュニケーションはフラット化したのか」とよく尋ねられます。人間関係が希薄になっているのか、という問いに殆ど同じです。フラット化しているのかどうか。その答えは「フラット化」ということの意味によってはYESです。というのは、「フラット化」といってもいろんな側面があるからです。
 とりわけ人間関係においてフラット化を語る場合に、必ず問題にしなければならないことがあります。「尊厳と他者(ないし他者性)との結びつき」です。「自分が自分であること(の揺るぎなさ)が何に支えられているのか」を問う場合、他者の存在が解答になるかどうかということです。
 そのことが問題化するのは、「他者の存在ゆえに---他者とのコミュニケーションの履歴ゆえに---自分は揺るぎない」というふうに考えるチャンスが減ってしまったからであり、もっと言えば、そうしたチャンスを支える社会的なプラットフォーム(基盤)が空洞化してきているからです。



読み応えのある新書が増えてきました。日本の社会が、今、どの方向に動いていて、どんな状態にあるのか。外から見ていると「日本、変わったなぁ」と思うことが多々あるのですが、中にいる時には全く何にも気がつきませんでした。そもそも、日本で暮らしている頃は「この国は大丈夫」という変な自信があったものです。どうにかなる、と思っていました。でも、最近の景気の低迷や、頻繁に入れ替わる総理大臣や、「草食系」「婚活」など若者文化の変化など、「このままでいいのか?」と思うことが確実に増えてきています。

この本は、そんな日本の難点とはなんぞや?を語った本です。著者の宮台先生は社会学がご専攻です。大学の先生の本と言えば、専門用語が多いお堅い教科書というイメージがありますが、宮台先生の文調は全く対照的です。鋭いことを仰っているのですが、どこか笑える要素がある。きっとツッコミがお上手なんだと思います。

読んでよかった。満足感もあるし、モチベーションアップにもなりました。自分の所属するコミュニティには、大雑把に言えば家族、学校、職場、地域社会、そして国という順に拡大していくと思います。その一つ一つをどう捉えるべきなのか、どうやって自分なりの意見を持つべきなのかがわかりました。特に今は選挙の時期ということもありますが、自分の所属する国がどのようにあって欲しいのかを考えるには最適と思います。特に、今の日本について語られた本ですので、風化される前にお手に取ることをおススメします。久々に3色ボールペン読書をしましたが、合わせて付箋もたくさん使いました。ここ数年余り、日本に居られるのは年に10日以内でしたから、この本で知った情報もたくさんあります。難しい言葉は説明が加えられてますし、「未曾有」には「みぞう」と仮名も振られてますので、すんなり読めるはずです。

一番線を引いたのは、第一章です(コミュニケーション論・メディア論)。人と人との関係のありかたが、どんどん変わってきている。家庭という血縁のグループ単位が縮小しているなか、人の心には繋がりというものが薄れてきているのかもしれません。

そして第二章の教育の話も納得です。返って子供の成長を止めるような気がします。それも幼稚園くらいから全力疾走させられているわけですから、大学あたりで疲れが出る。そうなれば、想像力なんてものは養えなくて当然です。また、「ミメーシス」のお話にも線をたくさん引いてます。一部書き抜きますと、

僕は、東大経済学部や東大法学部の主席の人たちを何人か知っています。興味深いのは、そういうレベルの人たちになると、多くがパブリックマインドに溢れていることです。(P90)

不思議なことに、我々は自己中心的な人間を「本乙にスゴイ奴だ!」と思うことはありません。「本当にスゴイ奴」とはどんな人間なのかを、叙事詩や万物学や悲劇を通じて探求した初期ギリシアの時代から、この不思議さは気付かれていました。そのことに関係しているかもしれません。
 たとえば、「本当にスゴイ奴」とそうでない奴の違いは、初期ギリシアの言葉(プラトンの言葉)で言えば、ミメーシス(感染的模倣)を生じさせるかどうかで分かるのです。ミメーシスというのは、真似しようと思って真似るのではなく、気がついたときにはまねしてしまうようなものです。(P91)



ミメーシスの話は自己啓発にも繋がります。こういう人が増えれば、日本の社会が良くなっていくのでしょう。私もこの本を読み、日本の外から何ができるかを考えています。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・「ゆとり教育」の最大の失敗点は、全ての人々が「ゆとり教育」の意義や目標値を理解していなかったことにあると、著者は言っています。私はもちろんゆとり教育世代ではなく、当時はあまり気にもせずに過ごしていたように記憶しています。今になって思えば、教育というのは未来の国を担う人々を育てる機関なわけですから、そんな「私には関係ない」とは言えないことなんですよね。もっと国の教育制度に関心を抱くべきだということ、この本を読んで気付きました。

・アメリカのお話、とてもおもしろいです。確かにブッシュ政権がなければ、オバマ政権は登場しなかったことでしょう。今、アメリカ社会の構造に関心を持っているので、大変興味深く読めました。

・日本を良くしたい!という熱い気持ちがなければ、このような本は書けないでしょう。最初から最後まで説得力ある説明に関心しながらも納得できました。これは多くの人が読むべき本です。特に在外の方、読んでみて下さい。

目次、折り込みます。


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目次

第一章 人間関係はどうなるのか---コミュニケーション論・メディア論

第二章 教育をどうするのか---若者論・教育論

第三章 「幸福」とは、どういうことなのか---幸福論

第四章 アメリカはどうなっているのか---米国論

第五章 日本をどうするのか---日本論

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