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2009

09/25

Fri.

08:32:02

有頂天家族 

Category【日本文学

有頂天家族有頂天家族
(2007/09/25)
森見 登美彦

商品詳細を見る


書き出しをご紹介します。

 桓武天皇の御世、万葉の地をあとにして、大勢の人間たちが京都へ乗りこんできた。
 彼らは都を築き、産み増え、政権を争い、神を畏れ、仏にすがり、絵を描き、歌を詠み、刃をきらめかせて合戦し、ついに火を放って街を焼いたかと思えば、飽かずに再建し、また産み増え、商いに精を出し、学問をたのしみ、太平の世を満喫し、四隻の蒸気船に仰天したとたん、うっかり火を放ってまた街を焼き、「文明開化」を合言葉に懲りずに再建し、やがて来る戦争の時代を乗り越え、笑ったかと思えば泣き、泣いたかと思えば笑い、色々あって現代に至った。
 桓武天皇が王城の地をさだめてより千二百年。
 今日、京都の街には百五十万の人間たちが暮らすという。
 だが待て、しばし。



今まではずっと文庫本で森見さんの作品を楽しんできましたが、どうしても文庫化が待ちきれなくなり単行本で購入です。

今回も舞台は京都ですが、残念ながら大学生は登場しません。出てくるのは狸と天狗。その狸が時に大学生に化けることはあっても、大学生活とはまったくかけ離れた世界が繰り広げられています。

実は京都には、人間世界の裏に狸や天狗の世界があるそうです。なんだか「あるんですよ」と言われると、本当に信じてしまいそうになるのが、京都千二百年の歴史です。主人公の狸は、4兄弟の3男子坊で、変身を得意としています。父親が金曜倶楽部で鍋にして喰われて以来、一家は母を中心に、とっさに判断できない長兄、蛙に変身して戻れなくなり寺の井戸に住む次兄、まだ子狸で変身してもしっぽが出てしまう弟で構成された下鴨一家とその周りのにぎやかな狸模様が描かれています。ちなみに鍋で喰われた父は、狸界で最も尊敬された人物でした。

彼らは天狗に教えを請うており、今は飛ぶことすら出来ずすっかり落ちぶれてしまった赤玉先生を尋ね、我がまま一杯の天狗様をかいがいしくお世話します。天狗ですからいつも偉そうなんですが、いつも強がって本心を語らぬ姿は人間にも共通するように思えました。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・いつも同様京都が舞台です。いつも出てくる一風変わった大学生たちのキャラクターは、今回は狸が担っています。そして毎回登場する仙人のようなこれまた有り得ないキャラの人は、今回は天狗さまです。いつもどおり、笑える小説。

・今回は友情より家族愛が根底にあります。父を亡くし、母を守ろうとする4兄弟の姿は感動的です。

・狸や天狗の姿の中に、人間同様の感触があります。この小説では狸格(人格の狸版)で書かれてますが、こういう人いるよねーと思う部分、たくさんありました。


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