04«1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.»06

--

--/--

--.

--:--:--

スポンサーサイト 

Category【スポンサー広告

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

☆ 応援、ありがとうございます ☆ banner_03.gif

[edit]

trackback -- |comment --

page top

 

2009

10/22

Thu.

09:23:09

ジョコンダ夫人の肖像 

Category【児童文学

ジョコンダ夫人の肖像ジョコンダ夫人の肖像
(1975/12)
E・L・カニグズバーグ

商品詳細を見る


書き出しをご紹介します。

 なぜだろう、と人々はいいます。なぜ、レオナルド・ダ・ヴィンチは、よりによって、フィレンツェの名もない商人の二度目の妻の肖像を描いたのだろう、それも、イタリアじゅうの諸公・公姫ばかりか、フランスの王までもが、レオナルドに肖像を描いてほしいとせがみつづけていたさいちゅうに?なぜ?いったいなぜだろう?
 その答えをこっそりぎっているのがサライです。


河合隼雄先生の『子どもの宇宙』で紹介されていた本。

上の本の表紙の絵が、レオナルドが描いたと言われているサライの肖像です。ではタイトルのジョコンダ夫人とは誰でしょう。彼女の名はマドンナ・リザ・ジョコンダ。そう、あのモナ=リザのモデルです。サライは実在した人物ですが、このお話はカニグズバーグの書いたフィクションで、歴史的証拠に基づいたものではありません。モナ=リザについては諸説が残されており、未だ解明されたものは何一つありません。しかしこの本には「きっとこれが本当に違いない」と思わせる、魅力に富んだ一冊でした。

現在、この絵画はフランスのルーブル美術館に収められています。非常に有名な絵ですので、その絵の前には人だかりです。今でこそ有名な絵となり人々の注目を集めておりますが、この絵を最初にみつけた人の感動は並の言葉では言い尽くせないものがあったはず。私たちは「有名な絵」「素晴らしい絵」という前持った知識をもって、絵に臨みます。しかし、こんな絵が突然目の前に現れたら・・・。

サライはとても貧乏な家の男の子。街で偶然レオナルドと出会い、レオナルドの弟子となります。当時のレオナルドはミラノでは知らない人がいないほどの著名人。宮殿に出入りし、数々の仕事に精を出していました。レオナルドの遣えている公には、気に入った女性がありました。ところがその人は別の人と結婚することとなり、公はその女性の妹を娶る約束をします。しかし、姉の美しさに比べ、妹は黒くて小さく美しくはありません。ところが彼女は芸術を愛でる目をもつ、心の豊かな女性でした。

レオナルドとサライも公の妻となった公姫ベアトリチェが大好きでした。レオナルドが来るわけですから、自然と公姫のいる場が社交場となります。次第に公も公姫の魅力に目覚め、遅い愛を育むのですが・・・。

著者のカニグズバーグはアメリカの児童文学作家です。
モナリザの絵がアメリカに来た時、実際に見に行ったそうですが、絵と対面できたのは「エレベーターのドアが閉まるときのように、一瞬だった」と語っています。

児童文学ではありますが、大人にとっても充分に楽しめる1冊です。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・巻末資料として、サライやベアトリチェ公姫の肖像などが掲載されています。それがまた、お話にリアル感を与えています。

・人の持つ富や美だけが、人間の価値ではないということを教えられる1冊です。心や知恵が人を輝かせます。

頑張るぞ。おーっ。 実行すること

・P25に

「人って本を読むとすごくがんこになるものだね。ほんとうをいえば、本をたくさん読んで物識りになるってことは、他人の意見をうまいこと使って自分の意見をつくってるだけじゃないのかな。」彼は見上げてレオナルドの表情を読みながら続けた。「先生が本を読むのを教えてくれたらね、レオナルド先生、ぼくはあんまりたくさん読みすぎないようにするよ。」

というコメントがあります。レオナルドが学者たちに意見しないのを見たサライは、独学で学んだレオナルドを軽視し、実際の観察をもとにした意見より、本に書かれたことのみを重視する。それに異論を唱えるサライの言葉です。

この言葉、忘れないでおこうと思います。


☆ 応援、ありがとうございます ☆ banner_03.gif

[edit]

page top

 

コメント

page top

 

コメントの投稿

Secret

page top

 

トラックバック

トラックバックURL
→http://siawasetuikyu2.blog10.fc2.com/tb.php/382-de81d500
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

page top

 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。