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2009

12/23

Wed.

08:39:30

ボローニャ紀行 

Category【旅行

ボローニャ紀行ボローニャ紀行
(2008/02)
井上 ひさし

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書き出しをご紹介します。

テストーニの鞄

「イタリア半島は、長靴をはいた脚そっくりに見えるが、ではその長靴をはいているのは男か、女か」
 このなぞなぞに、「イタリアという言葉は女性名詞だから、イタリア半島も女性だろう」と答えたら、「きみはまじめすぎるね」と一蹴されるはずで、正しい(?)答えはこうなります。
「男の脚に決まっている。股の付け根にペニス(ヴェネツィア)があるではないか」
 これに次のように付け加えることもあるらしい。
「靴の先でサッカーのボール(シチリア島のこと)を蹴ろうとしているのだから、ますます男の脚に決まっている」



旅行にいけないので、今日も旅行エッセイを。今度は北イタリアです。それもボローニャ限定の旅行記です。上の話で行きますと、ボローニャは丁度脚の付け根の少し下にあたります。サッカーの中田選手が在籍していたことでも有名ですね。

著者の井上ひさしさんの奥様は、イタリア料理の研究家でいらっしゃいます。米原万里さんの妹さんとしても有名ですね。そんなイタリアに造詣の深い奥様をお持ちだからイタリアに関心を持っておられたのかなと想像しがちですが、実際には30年もの間、ずっとずっと井上さんはイタリアに憧れていたんだそうです。イタリアへの思いを振り返ると、それはご自身の宗教(カトリックのドミニコ会)に始まっているそうです。単身仙台の学校に送られた学校がたまたまドミニコ会の学校で、その学校のおかげで大学に進学し(そして復学し)、放送作家として活躍するようになります。

ボローニャと言われても、あまりピンと来なかった私。この本で大きくイタリアのイメージを変えました。ボローニャの自主性や街を守るために共同する姿は、思い描いていたイタリアとは大きく異なってましたので、まるでスイスあたりの街づくりのお話を読んでいるような気分に。でも、やっぱり歴史を守るイタリアそのものの姿が感じられます。

街づくりという点では、行政の方には是非この本を読んで学んで頂きたいと真剣に思いました。今住んでいるソウルもそうですが、新しいものを作るのは簡単と言えば簡単です。でも、それが10年後、30年後、50年後、100年後、街をどう形作るかまでをしっかり想像してから作るべきなんでしょうね。例えばソウルの場合、戦時中の上下水道を今でも使用しています。その上にどんどんと巨大ビルが作られているのですが、案の定、機能しない場合が多くあります。世界各地でも緑を削って街を作った結果、現在公害に悩まされているところも多くあるはず。ボローニャの人たちは、単に歴史を守るだけではなく、歴史を引き継ぐ心を持っているからこそ、住民が一緒に街を活性化させている。それはまるで共同体のように、互いを支え合うことで機能しているような印象を受けました。

また、企業の発展の歴史も興味深い。財政援助を遮断された上に、国内での売り上げを期待できなくなったボローニャの企業は、自ずと海外へ目を向けるしか生き残る道はなかったそうです。今私たちが何気なく使っているお茶のティーバック。これもボローニャの技術だそうです。思えば昔の紅茶のティーバックって、小さな金具で糸を固定していましたよね。でも、今は糸で縫い合わされている。これ、日本に導入される時に「金気の味がする」という指摘から、ボローニャ企業が試行錯誤の上に生み出した技術だそうです。また面白いのは、企業が大きく成長した時、拡大するのではなく分業するという事。技術の持ち出しはOKですが、同じ物を作ってはいけないというルールがあるそうです。独占するのではなく、分ける。これはおもしろいアイデアだと思いました。

ボローニャの街づくり、その全てがパーフェクトではないと思います。ただ、この本を読んで、そこに住むみんなが街を思い、街を守り、街を作っているという姿に感動しました。そうですよね。私たちの生がなくなった後も、せめて自分の生まれた町は、ずっとずっと美しさを保って欲しい。栄えて欲しい。そんな思いを残させる1冊でした。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・私の故郷(札幌です)の将来を考えました。10年後、30年後、50年後、あの街はどうなっているんだろう。私が街のために貢献できることはなんだろう。人々が「この街に住めて、幸せだ」と思えるような街となっているだろうか。札幌のよさがいつまでもいつまでも繋がっていって欲しいと切に思います。

・一方、ソウル。市内を東西に流れるハンガンには、旅客船を走らせるべく工事の計画が進められています。街の中は、どこでおりても高層ビル。ゴミはいたるところに捨てられていて、歩き煙草で行き来する人たちを見ていると、どうしてもここで長く暮らしたいとは思えないのは私だけでしょうか・・・

・ボローニャ、一度見て来たいです。自分の目で見て、体感したいです。そして、それを生かしたい。強く、そう思います。





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