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2010

01/15

Fri.

10:59:39

家出のすすめ 

Category【日本文学

家出のすすめ (角川文庫)家出のすすめ (角川文庫)
(2005/01)
寺山 修司

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書き出しをご紹介します。

Beat,Beat,Beat!

 他人の母親を盗みなさい。
 これがわたしの最初の提言です。巷間にむかしから「一盗二婢三妾四妻」という俗説があって、これは普通は情事のためにのみ用いられてきました。つまり、情事をしていていちばん愉しいのは「盗」の愛。すなわち他人の女を盗んでする情事だ、というわけです。姦通などがこれにあてはまるわけですが、他人の女がいちばんよく見えるということには所有しないで享楽するという恋の本質的な一面がうかがわれるようにもおもえるのです。
 同じように、二番目に愉しいのは「婢」、すなわち自分の女中、自分の使用人との情事です。



こんな書き出し文を引用しておいて何ですが、もっと若い時に何度も読み返しておけばよかったなぁと心底思いました。昔読んではいるのですが、その時はその時で他に読みたい本もあって、再読には至らなかったと記憶しています。ああ、惜しいことをした。そうしたら、もっと楽な10代を送れたのに…。

この本は4章からなっています。

第一章 家出のすすめ
第二章 悪徳のすすめ
第三章 反俗のすすめ
第四章 自立のすすめ

10代や20代前半を振り返る年齢になった今ですら、当時の自分の気持ちが解せなかったり、自分がとった行動なのに未だ納得できないことがあります。その頃の自分に戻った気持ちで読んでみると、少しだけそんな理不尽な自分の若い頃が理解できたような気がします。鬱憤って、自分でもその出所がわからなかったりするものです。若いからこそ、衝動的なものもある。

この本についてはもう語りつくされた感がありますが、私の感じたことを少し残しておきます。

誰もが夢を描いて大きくなります。その夢を実現するには、初めの一歩が大切です。でもそれが大層難しい。なんでも最初は難しいですが、とにかくスタートすること自体がとんでもなく勇気が入ります。「どうしてそれができないんだろう」と考える時、私はいつも親との関係を思い出してしまいます。

親との関係は、その人の将来へ大きな影響を与えています。親はわが子への愛ゆえに、子へ夢を託します。でも親の敷いたレールにいつまでも乗り続けていると、子供は必ず窮屈になってくる。強い子ならそこから自ら脱せるかもしれません。でもどうしても親に逆らえない環境にあり、親から離れることすら出来ない子は鬱憤をつのらせるだけ。新しいことにチャレンジしたくても、「それはまだ早い」「危ないから、やめなさい」「そんなことは将来なんの訳にもたたない」などど一層される。気がつくと、自分はいつも安全で目立たない道ばかりを歩いていました。

この本の4つの章を読み進めていくと、そんな親と子の関係における矛盾が見えてきます。獅子はわが子を谷底へ落とすそうですね。かわいい子には旅をさせるそうですね。私は谷底へも落とされず、旅もさせてもらえず、厳しい監視のもとで育ちましたが、その結果、新しい事を始める時にはつねに失敗を恐れるようになりました。例え親に反発して始めても、「お前は必ず後悔する」と言った親の声がつねに頭の中でこだまし、結局自ら失敗を引き寄せてしまいました。そんな呪縛から逃げ出せたのは、大人になってからのことです。やっと自分の足で世間を歩けるようになってからのこと。

「家出のすすめ」では、そんな親の呪縛から逃れて、自分の道を歩いてみなさいというメッセージが込められています。また、最後の「自立のすすめ」では、感性を育てつつ自分の足で歩いて行く力を与えてくれます。つい善悪や損得の判断で進路を決めてしまうときがありますが、その判断が本当に正しいかどうか迷ってしまう時、「悪徳のすすめ」と「反俗のすすめ」が参考になるでしょう。そして最後には親への感謝の気持ちも湧いてくるはず。

ああ、やっぱりもっと若い時に何度も読めばよかった…。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・書き出し部分に関連して。どうでも良いお話ですが、韓国には今でも姦通罪が存在しています。去年は姦通罪で離婚した芸能人夫婦もありまして、「ああ。姦通罪って怖いのね」と思った次第です。ついでに韓国の法廷に持ち込まれる事件の半分くらいが性関連だそうですよ。韓国の方と不倫関係にある方、バレたら姦通罪で訴えられてとんでもない事になりますからご注意を!!!

・今でも時々冒険したくなります。そして冒険しておけばよかった、と後悔します。うーん。やっぱり若い頃に読むべきだわ、この本は!



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