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2010

01/18

Mon.

09:16:22

負け犬の遠吠え 

Category【社会

『ぼくらの頭脳の鍛え方』で紹介されていた本。

負け犬の遠吠え (講談社文庫)負け犬の遠吠え (講談社文庫)
(2006/10/14)
酒井 順子

商品詳細を見る


書き出しをご紹介します。

本書を読まれる前に

 ・負け犬とは……
 狭義には、未婚、子ナシ、三十代以上の女性のことを示します。この中で最も重要視されるのは「現在、結婚していない」という条件ですので、離婚して今は独身という人も、もちろん負け犬。二十代だけどバリバリ負け犬体質とか、結婚経験の無いシングルマザーといった立場の女性も、広義では負け犬に入ります。つまりまぁ、いわゆる普通の家庭というものを築いていない人を、負け犬と呼ぶわけです。
 結婚していない=負け犬、とすると、
「でも○○さんみたいに、美人で仕事もバリバリやってる人は、結婚していなくても負け犬ではないのでは?」
 と、南アフリカにおける名誉白人のような例外を作り出そうとする人がいるものです。が、どれほど仕事が有能であろうと美人であろうとモテていようと、負け犬条件にあてはまる女は全て負け犬である、というのが本書のスタンス。



もう7年前の作品になるんですね。講談社エッセイ賞、婦人公論文芸賞を受賞した酒井順子さんの大ベストセラー。「負け犬」という言葉が流行になった2003年頃、すでにソウルで生活していた私には、「負け犬」の定義がよくわからずに居ました。何をもって「負け」なのか。しかも勝つ側ではなく、あえて負け側の意見(それも遠吠えですよ)を語るのか。でも、その後雑誌やテレビでも「負け犬」という言葉が使われるようになり、「未婚の女性である」という大体の定義がわかるようになりました。

私が読んだ文庫本版には、メスの負け犬2名(酒井さんと編集者)+オスの負け犬4名の対談が載せられている他、林真理子さんのあとがきもついています。林さんのエッセイを読み、当時人気となった背景がよくわかった気がします。そもそも随分時間が経ってから読んでみようと思ったのは、『ぼくらの頭脳の鍛え方』で佐藤優氏が推薦していたから。なんとなく知っているよりも、一度は読むべきエッセイだと思います。

上の書き出し部にある「負け犬」の条件によりますと「未婚」が絶対条件のようですが、読んでいるうちに「ああ、私も負け犬だわ」という自覚が芽生えました。今の私はこの本を書かれた頃の酒井さんの年齢に近く、既婚ではありますが子供がありません。少子化の問題が挙げられるにつれて、どんどんと負け犬であるという自覚が芽生えてくる。結局女性が担う社会的割合の中で、どうしたって男性にとって変われないのは子供を生む、次世代を生むということ。なのに条件的には勝ち犬である私は子どもを産んでいません。しかも、病院に行って治療を受けるなどの処置もとっていないですし、「何としてでも産まねばならぬ!」という強い意志もないのです。エッセイを読んでいるうちに、いいんだろうか、これで…としばし考えてしまいました。

ところで、韓国では未婚で仕事を持つ女性を「ゴールド・ミス」と呼びます。オールド・ミスから派生した語ですが、お金があるから安易にゴールド(金)というお気軽さ。これは「負け犬」に比べて随分やさしい言葉のような気がします。この本では30代後半あたりから「負け犬」としても意識が強くなるようですが、韓国の場合は20代後半、30になったからゴールド・ミスと呼ばれるようになるようです。韓国のメス負け犬の場合、やはり経済的に安定していな社会の様子が結婚を推し進めない理由になっているのもありますが、2000年を過ぎたあたりから女性の社会進出が目立つようになり、企業で働く女性たちが今、ようやく役職を持つようになりました。2000年に就職した女性が、今ちょうど30代前半です。仕事も面白いでしょうし、責任も重くなる。そして韓国の場合、男子には兵役義務がありますので、大卒で社会に出る年齢が早くても26歳過ぎです。同世代の男性は社歴も短く、どうしたって仕事が出来る男には見えないはず。これも社内恋愛のネックになっているとか。

あとどうしてもはずせないのが、カップルは年上男子&年下女子べきであるという風潮です。韓国には女性が歳上というカップルは多くありません。これは儒教文化にも関連するのですが、韓国語は年齢に従って、相手への呼称が変わります。なぜなら年長者に力があるから。男性は女性から「お兄ちゃん」と呼ばれるのを好み、女性は男性から「お姉ちゃん」と呼ばれるのを好みません。カップル間では、名前で呼ぶより、この「お兄ちゃん(オッパ)」で呼ぶのが通常で、そこに女性の愛嬌があります。ですので、男性に「お姉ちゃん(ヌナ)」と呼ばせるのはちょっと…。男性の権威が示し難くなるんでしょうね。あと、長男世襲が強いので、人口の男女比がすこーし狂ってきているとか。男性が多いのですが、女子は農村や地方へ嫁ぐのを嫌がります。よって初婚ではない男性でも、良い職業・良い家系に育った方は再婚、最再婚なんかも多いとか。でも、韓国は世界ワースト2の少子化国家です。でもって、離婚率もアメリカに継ぐ世界2位。日本とは随分環境が異なりますね。

7年経った今、日本の状況は変わっているのでしょうか。この本、続編があるようです。

儒教と負け犬儒教と負け犬
(2009/07/01)
酒井 順子

商品詳細を見る


おお、儒教だよ。これ、読みたいなぁ。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・外から日本の様子を見ていると、男性の元気がないように見えるんですね。ちょっと前まで「草食男子」なんていう言葉も出てきてました。最近では「婚活」なんて言葉も普通に使われるようになっているようで、「おいおい。日本の若者よ!どうなってるの?」と尋ねたく。ソウルに旅行にいらっしゃる方を見ていても、男女のカップルより女子同士・男子同士っていうのが多いみたい。(ま、ここはカップルで来るようなロマンチックな土地じゃないですけど)

・今まで目を瞑るようにしていた「子供を産んでいない女性は婦人科の病気にかかりやすい」という言葉。この本を読み、またドスンと重みを感じています。やっぱり考えなくちゃ。

・もし「結婚なんてよいとこないよ!」という理由で負け犬を続けている人がいたら…ですが、個人的には結婚は良いものだと思いますよ、私は。



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