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2010

03/11

Thu.

21:52:25

アイルランドを知れば日本がわかる 

Category【社会

アイルランドを知れば日本がわかる (角川oneテーマ21 A 101)アイルランドを知れば日本がわかる (角川oneテーマ21 A 101)
(2009/06/10)
林 景一

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書き出しをご紹介します。

はじめに

 昔、『大脱走』という映画を観た。詰め襟学生服に制帽の中学生のときだ。
 第二次大戦中の連合軍捕虜たちが、ドイツ軍捕虜収容所から何度も脱走を試みる。諦めることなくさまざまな方法で集団脱走を図り、追跡の手を逃れていくスリリングな筋立ての映画だった。テレビでも何度か放映されたので、ご存知の方も多いだろう。
 が、ここで取り上げたいのは、そのストーリーではなく挿入歌のほうだ。『荒野の七人』など数々の映画音楽を手がけたエルマー・バーンスタイン作曲のテーマ音楽が、明るく軽妙な節回しで、脱走という形での抵抗を試みる連合軍兵士の心意気に寄り添うようにして流れる。この曲には歌詞がつけられ、当時人気のミッチ・ミラー合唱団が歌っていた。
 収容所暮らしの憂さを吹き飛ばすために、リンダとかメープルとか間チルダなどどいった女性の名前を次々と挙げて、「彼女こそ最高だ。いや、やはりあの娘がいちばんだぜ」と歌うたわいない内容である。



タイトルに惹かれて購入しました。

まず、私はアイルランドが好きです。いつから好きなのかと言いますと、学生時代に始めてダブリンに行った時、(イギリスのホーリーヘッドからフェリーでダブリン入りし、あまりの揺れにゲロ酔いしてたからかもしれませんけど)アイルランドの空気がとっても澄んでいてすーっと染み入るような感動を感じて以来です。その後も2度一人でダブリンに行っていますが、ロンドンのような混雑はなく、ロンドンよりワントーン暗いイメージがある。でも、その落ち着いた様子がとても美しかった。今でもアイルランドに関する書籍はどうしても手に取りたくなります。

そしてこの本のタイトルによれば、アイルランドを知ることで日本がわかると言っています。帯には「資源小国としての大いなる生き方 最貧国から世界有数の豊かな国に 日本の“姿見”としてのアイルランドという国家」とあり、日本とアイルランドになんらかの類似性があることを示唆しているように見えます。でも、ここ韓国では、日韓関係を英愛関係に喩える人が少なくありません。つまりアイルランドと韓国は似た環境にあるというわけです。韓国に来て、「なるほどアイルランドに似ているな」と思った私は、日本とアイルランドの類似点ってなんだろう?と興味を持つに至りました。

著者は元駐アイルランド大使で、アイルランドに駐在される前はイギリスでも勤務に当たっておられた方です。帰国後、あまりにもアイルランドを知らない日本人が多いこと、そして約3年の任期中に得た知識のメモやお話が面白いこともあり執筆を薦められたのだそうです。

本書はまず、アイルランドの説明から入ります。イギリス支配の話とともに欠かせないのが宗教信条の問題です。その外、EU最貧国だったアイルランドが富国へと転進した経済事情なども数字を挙げて詳しく説明されています。

アイルランドの知識を掴んだ後は、アメリカ、イギリスの歴史へと遡り、アイルランドとのつながりを確認していく。アメリカの場合、移民の足跡を辿ることで両国の深いつながりを読むことができます。1845年のじゃがいも大飢饉により多くの人々が食料を求めてアメリカへ移り住みました。その移民の様子は映画『タイタニック』などにも登場します。(レオナルド・ディカプリオがアイリッシュの役)またアメリカでの活躍ですと『風邪と共に去りぬ』などにも登場します。主人公スカーレット・オハラ(O'Hara)はアイリッシュの名前です。おもしろいエピソードとして、オバマ大統領のシカゴでの票集めのお話がありました。シカゴのアイリッシュ人口は多く、地域を強く管理しています。アイリッシュの信頼を得たかった大統領は、アイルランド最大の祭りStパトリック祭のパレードに参加することを決意します。ところが指定された位置は列の最後尾で、オバマ大統領の直ぐ後をゴミ収集の車が続いていたそうです。

イギリスとの歴史的関係を整理するなかで、やはり日韓の話題に触れている部分がありました。読めば読むほど、私は韓国とアイルランドが似ていると思わずにはいられませんでした。挙げようと思えば、いくつも類似点をあげられます。現在英愛関係は良好な方向に進んでいるようです。しかし日韓関係はどうでしょうか。英愛史を通じ、日韓両国の問題を和解達成するに必要なこととして、著者は3つのポイントを挙げています。

①両国の相互依存関係が切っても切れないほど大幅に進展し、人的往来もまた今以上に盛んになること。
②そのことによって、相対的な経済格差がなくなるか、あるいはむしろ逆転するような事態が生じること。
③また、広い地域的枠組みの中で対等な共同体パートナーとなり、ともに汗そして血すらも流すようなプロセスが進むこと。
(P155より)



韓国に住んでいながらも、実は日韓の歴史に明るくない私には、非常に勉強になる項目でした。英愛は言語問題がありませんが、日韓はそうはいきません。よって人的往来も英愛よりは難しいかもしれない。そして日本には在日問題があります。この問題は英愛とは大きく異なりますね。また宗教が大きなポイントとなっている英愛とは違い、日韓には信条による問題はほとんどありません。

最後にアイルランドを日本の姿見とし、両国の関係や歴史を説明しています。私たちがイギリス人として理解していた人が、実はアイルランド人だったようです。小泉八雲がアイルランド人であることは有名ですね。資源の少ないアイルランドでは、人が最大の資源であるとして非常に思い切った政策を打っています。それが結果としてアイルランドを富国へと導いたのではないでしょうか。


アイルランドを知るキッカケとしても良書ですが、日本のあり方を考える上でも非常に参考になります。これは文句なしにおススメ。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・あまりにも沢山思いついてしまうので記しませんでしたが、アイルランドと韓国は本当に似ています。面積、人口分布、経済などなど本当にそっくり。アイルランドから学びを得られる要素があるということは、韓国からも学びは得られるということではないでしょうか。アイルランドも韓国も、面積・人口が日本より少ないことから、小回りが利くという長所があります。現に韓国は日本よりも早くにインターネット政策が進んでいますし、何か新しいことを行おうと思った時も、あっと言う間に各所に手が届く。そこにはシステムの違いなどがあるかもしれませんが、それでも日本が韓国に遅れをとっている部分は日本の皆さんが思っている以上に多いのです。そんなことを改めて感じました。

・私はアイルランド文学が好きなのですが、もう少しそんな紹介があれば嬉しかったなーと思いました。そうそう、ノーベル文学賞受賞者のシェーマス・ヒーニーが俳句に魅せられていたという行を読み、じんわりと心が温かくなりました。アイルランド文学と日本文学、こういうところで文学世界のつながりがあったのか!このエピソードにものすごく感動!




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