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2010

04/02

Fri.

09:31:28

ゆめつげ 

Category【日本文学

ゆめつげ (角川文庫)ゆめつげ (角川文庫)
(2008/04/25)
畠中 恵

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書き出しをご紹介します。

 清鏡神社の神官兄弟は先刻から、総身が闇のような気配の武士に、跡をつけられていた。
 からりと晴れた江戸の空の下を、名刹建ち並ぶ上野の山の端近くから、大川方面に向かって歩いてしばし。町家が途切れて、両側に武士屋敷と寺の堀が続くようになったとき、その剣呑な男は姿を現したのだ。
「やれ、黒船が現われてからこっち、世の中何とも騒々しいねぇ」
 川辺弓月がのんびりした声を出すと、弟の信行が険しい目で見返してきた。四つ年下の生真面目な弟は、今年十八の涼やかな若者だったが、年寄りのように気苦労が多い。
 まあそれも無理ない話しで、十年前に現われたペリーというアメリカ人提督は、たった四隻の船で、お江戸の安隠とした雰囲気を吹き飛ばしてしまった。昨年あたりから江戸では、徘徊する浪士の姿が大層増え、それと共に辻斬りも多くなっている。



『しゃばけ』シリーズでおなじみの畠中恵氏の作品です。今回は江戸の終わりに暮らす神官兄弟が主人公となっています。『しゃばけ』の若だんな同様、のんびりしたキャラクターが全体的にほっこり感を作り上げています。もし主人公がのんびりキャラじゃなければ、きっと筋書きは老舗時代小説のようなおどろおどろしい雰囲気となるんでしょうね。

時代小説の楽しさは、やはり舞台が過去であることから、フィクションなのになんとなくリアル感があるところだと思います。流し着物で歩く姿だとか、街の様子だとか、なんとなく想像ができてしまう。日本の時代劇は割りと設定に忠実だと思っています。なぜなら、当時あるはずもない図柄や素材が登場することは滅多にないし(大奥は別です)、特に貧富の階級を描く姿が絶妙に上手い。一方韓国ドラマは常に「今」を感じさせてしまうものが多いです。メイク、アクセサリー、衣装、靴…「それは無いだろー!」とツッコミいれたくなりますが、そこは外国のテレビ番組ですから、まあいいとしましょう。

しかし、時代劇も時代小説も得意ではない方もおられるでしょう。とりあえず「どんなものか読んでみたい」という方には畠中氏の小説は読みやすいのではないかと思います。ファンタジー要素が大きいので、ワクワクしながら読み進められるでしょう。本書は神官の兄弟が火事でいなくなった息子を探すのに大奮闘するお話です。他神社の神官が兄の「夢告」という力を頼りに訪ねてくるのですが、息子を探すだけのはずがなぜか殺人に巻き込まれてしまいます。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・江戸と言えば、神仏習合。この小説にもちらりとそんな時代背景が出てきます。

・もし時代小説が好きであれば、自ずと歴史にも興味が出てくるのかもしれません。知らぬ間に知識がついていくというおまけもあるでしょうが、実際に自分の目で体感できない出来事がすべてファンタジーに感じられるように、歴史にもそんな未知の要素が満ちています。でも、実際にあったことだと思うと、なんだか胸が熱くなってくる。勉強が楽しくなります。


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