05«1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.»07

--

--/--

--.

--:--:--

スポンサーサイト 

Category【スポンサー広告

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

☆ 応援、ありがとうございます ☆ banner_03.gif

[edit]

trackback -- |comment --

page top

 

2010

05/03

Mon.

09:37:03

精霊の守り人 

Category【日本文学

精霊の守り人 (新潮文庫)精霊の守り人 (新潮文庫)
(2007/03)
上橋 菜穂子

商品詳細を見る


書き出しをご紹介します。

 バルサが鳥影橋を渡っていたとき、皇族の行列が、ちょうど一本上流の山影橋にさしかかっていたことが、バルサの運命を変えた。
 鳥影橋は平民用の粗末な吊り橋で、ところどころ板が腐り落ちて、隙間から青弓川の流れが見える。ふだんでもあまり気持ちのよい光景ではないが、今日は、ここのところ秋の長雨が続いたせいで川の水かさが増え、茶色く濁った水が、白く泡だちながら、さかまいていて流れていて、とくに恐ろしい光景だった。
 すりきれた旅衣をまとい、頭陀袋を短めの手槍(短槍)にひっかけてかついだバルサは、しかし、眉ひとる動かさずにゆらゆら揺れる鳥影橋を渡りはじめた。
 バルサは今年三十。さして大柄ではないが、筋肉のひきしまった柔軟な身体つきをしている。長い脂っけのない黒髪をたばね、化粧ひとつしていない顔は日に焼けて、すでに小じわが見える。
 しかし、バルサをひと目見た人は、まず、その目にひきつけられるだろう。その黒い瞳には驚くほど強い精気があった。がっしりとした顎とその目を見れば、バルサが容易には手玉にはとれぬ女であることがわかるはずだ。―そして、武術の心得のある者が見れば、その手強さにも気づくだろう。




以前にご紹介した『狐笛のかなた』が面白かったので、同じ著者の作品を読んでみることにしました。著者の上橋菜穂子氏は文化人類学者で、アボリジニーの研究を専門としておられる方。一作目も独特な世界がありましたが、この作品は独特さに加えて、ワクワクドキドキが加わります。まるで初めてハリーポッターを読んだ時のような衝撃です。それもそのはず。この作品もアニメ化されているようです。あの何とも言えない五感の世界がどのように描かれているのか、ぜひ見てみたいです。

内容ですが、書き出し部にもあるバルサという女用心棒が新ヨゴ皇国で皇子を守る仕事を引き受けるところから物語は始まります。新ヨゴ皇国には先住民がおり、彼らは多くの伝承を持って暮らしている。一方星を見て世を占うヨゴ人は、星読みという国を司る司祭と皇族により成り立っている。ヨゴ人ではないバルサは、古い友で先住民とヨゴ人との混血の友タンダとタンダの師トロガイとともに、不思議な縁で出会う新ヨゴ皇国の皇子を守るために奔放するというお話です。呪術師というのがまたいい!魔法とはちょっと違う印象が残りました。

内容だけさらっと書いてみると「ああ、冒険ものね」という感じですが、実際読んでみるとぐいぐいと引きつけられます。とくにちょっぴりアジア的だけど、やっぱりファンタジーという背景がよいのかも。GWにおススメです。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・ずーっとバタバタしてまして、ようやくゆっくりと読書時間が取れるようになりました。この本、シリーズもので手元に前半の3冊があります。これから一気に読破する予定。



☆ 応援、ありがとうございます ☆ banner_03.gif

[edit]

page top

 

コメント

page top

 

コメントの投稿

Secret

page top

 

トラックバック

トラックバックURL
→http://siawasetuikyu2.blog10.fc2.com/tb.php/500-aead8770
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

page top

 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。