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2010

07/05

Mon.

19:05:17

鹿男あをによし 

Category【日本文学


鹿男あをによし (幻冬舎文庫)鹿男あをによし (幻冬舎文庫)
(2010/04)
万城目 学

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書き出しをご紹介します。

はじめに

 ずいぶん、おさない頃の話だ。
 ベッドに入ってうとうとし始めると、頭の上らへんを、ときどき小人の鼓笛隊が通っていった。おれは目を閉じている。だから、その姿は見えない。ただ、「しゃんしゃかしゃんしゃか」と音を立てて何かが通っていくのを、夢とうつつの間で聞いている。どうして、見えもしないのにそれが小人だとわかるのかと訊ねられても、上手には答えられない。夜中に「しゃんしゃかしゃんしゃか」と風のような音をたてて通るような連中は、小人の鼓笛隊に決まっている、と子供のおれは考えたのだ。
 だが、そのうちおれも知恵がつく。小学校にも上がる。小人が枕元をうろうろしているといつまでも思わない。ある夜のこと、例のごとく、頭の上を小人が通っているとき、おれは初めて夢の世界に落ちることなく、「起きろ」と自分に命令することができた。ゆっくりとおれはまぶたを開けた。
 枕に接するように、ベッドのヘッドボードが立っている。板の厚みは二センチほど。その厚みを鼓笛隊の連中が一列になって渡っているとおれは勝手に想像を働かせていた。おれは素早く体を起こし、小人たちの姿を捉えようとした。



ずっと読みたいと思っていた万城目氏の本。『鴨川ホルモー』以降、2冊目の文庫です。いつも漫画が先に出ちゃって、文庫版は遅いんですよねー。早く他の作品も文庫化されますように。

さて、私はこの本を京都のジュンク堂で購入したんですが、ちょうど奈良から京都へ移ったその日の出来事でした。しかも大量の荷物と一緒に、2ヶ月分の書籍も船便で送る始末。ソウルに戻ってから読んだわけであります。

嗚呼!奈良にいるうちにこの本を読んでいたかった!
この本があったら、奈良の町も仏像・仏閣ランドではなくファンタジー満載で魅力的な鹿の町に見えていたであろうに!今回東大寺に行った時にも鹿は見てきましたけど、鹿へのイメージが一気に代わります。(それもプラス方向に!)

この本は一種の学園モノです。主人公は大学院で研究三昧の日々を送っている「おれ」。まわりは神経衰弱だというけれど、本人には全く自覚意識がありません。しかし、ちょっとしたことに悩んだり、ムキになったり、他人には確かに「それは神経衰弱だわー」と言われそうなキャラではあります。そんな「おれ」、教授の命令で奈良にある女子高で産休の先生の代わりに教鞭を取ることになります。

当たり前ですが、女子高ですので生徒は全部女子。しかも、奈良、京都、大阪に姉妹校があるという大きな女子高です。10月には大和祭と呼ばれる3校対抗の運動会も開かれるほど。「おれ」は学校の紹介で美術の教師の家へ下宿することになります。

下宿は県庁の裏手にあり、東大寺のすぐそばです。朝は6時に起きる「おれ」は、7時の朝食までの時間、近所へ散策に出ることにします。ふらりと東大寺に入ると、鹿が濡れた瞳でじーっと「おれ」を見詰めている。気のせいかと思うのですが、しかしどんどんと鹿との距離は近づくばかりです。加えて実家の母は鹿島大明神を信じており、「おれ」へお守りを送ってきます。やっぱり鹿との縁は強まるばかり。

そんなある日、鹿が「おれ」に話しかけて来ました。しかもおっさんの声で。「おれ」の人生は何が何だか分からない不思議の中へ突き落とされます。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・笑えるっ!どうして鹿が喋るんだ!!鹿は神の使いだと言われると聞いたことがありますが、この本を読んで「なるほどな」と思ってしまう私って!

・そういえば奈良の鹿って、北海道の鹿より小型ですね。バンビ風でかわいかったです。

・そして全然関係ないですけど、東大寺の境内にあった鹿に関する注意版の韓国語がとてつもなく面白かったです。


 

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