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2010

07/07

Wed.

09:06:07

真犯人 

Category【海外文学


真犯人 (講談社文庫)真犯人 (講談社文庫)
(1993/12/06)
パトリシア・コーンウェル

商品詳細を見る


書き出しをご紹介します。

プロローグ

(ある死刑囚の瞑想 スプリング・ストリートにて)

 今はクリスマスの二週間前。あと四日ですべてが無になる。鉄のベッドに横たわり、自分の汚れたはだしの足と、便座のとれた白い便器を見つめている。床の上をゴキブリが這っても、前のように飛び上がったりはしない。ゴキブリがこっちを見るのと同じ目つきで、そいつを見返すだけだ。目を閉じて、ゆっくり息をする。

        暑い日盛りに干し草をかき集め、白人のだんな衆の暮らしからすればただ同然の賃金しかもらえなかったことを、思い出す。空き缶で落花生を炒り、トマトが熟すとそれをリンゴのように頬ばったことを思う。いつか出ていくと心に誓った土地。顔を汗で光らせながら、その不毛の土地のピックアップ・トラックを運転している自分の姿が目に浮かぶ。

便器を使っても、鼻をかんでも、たばこを吸っても、看守がいちいちそれをメモする。時計はどこにもない。天気を知ることもできない。目を開けると、のっぺりした壁がどこまでも続いている。自分がいなくなろうとしている時、人は何を感じればいいのか?



検屍官シリーズの第4作目。今回の舞台もバージニア州のリッチモンドです。

まず、結論から言いますと、お話は続く模様です。今までの3冊は、できれば最初から読んだ方がいいけど、でも途中参加も大丈夫な感じでした。2冊目から読んだって、内容はわかります。でも、ココから先は絶対に順序どおり読んだ方が良さそうです。最初から読んでこそ、怖さが伝わる気がします。

さて、内容はちょっとヘビー。上の書き出し部は、これから死刑にされようという黒人の青年が書いた詩の一部。死刑囚ワデルは、女性記者を惨殺した罪で死刑を言い渡されました。ところが死刑直前となり、人権団体が動き始めます。しかし、采配をコントロールできるバージニア知事は動かず、死刑は実行されることに。検屍官のケイ・スカーペッタがワデルの検屍を行うことになります。

ところがそのワデルの死体には、ちょっと不思議な様子がありました。残された遺書のようなものが一風変わっていた。その調査を皮切りに、ワデルの死やワデルの起こした事件にまつわる謎が開かれていくのですが、新たな事件現場からワデルの指紋が発見され、謎はどんどん深まります。

ところで、全く話は変わるのですが、アメリカはその州によって法律が異なるのは皆さんご存知かと思います。死刑も州ごとに扱いが異なるんですね。バージニアは電気椅子による死刑がある模様。うーん、怖い。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・アメリカにおける人種の差というか区別は、私が考える以上に大きなものなんだなと思いました。上の黒人青年の詩がとても悲しい。

・気がついたらぐるぐる回る輪に放りこまれたような気分になりました。ああ、続編!早く読まねば。


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