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2010

07/14

Wed.

09:18:01

獣の奏者 1闘蛇編  

Category【日本文学


獣の奏者 1闘蛇編 (講談社文庫)獣の奏者 1闘蛇編 (講談社文庫)
(2009/08/12)
上橋 菜穂子

商品詳細を見る


書き出しをご紹介します。

 戸があいた音で、エリンは目をさました。
 夜が明けるにはまだ間がある時刻で、雨が薄板葺きの屋根を打つ音が、闇の中に絶え間なく響いている。
 母が、土間の水場で手を洗っているのが、ぼんやりと見えた。足音を忍ばせて寝間にあがってきた母が、寝具に身体を滑りこませると、ふうっと雨の匂いと、闘蛇の匂いが、漂ってきた。
 戦士を乗せて水流を泳いでいく巨大な闘蛇の鱗は、麝香のような独特な甘い匂いがする粘液でおおわれている。闘蛇の背にまたがって闘いに行く戦士たちは、どこにいても、その匂いでわかるほどだ。
 闘蛇の世話をする母もまた、いつも、この匂いをまとっていた。エリンにとっては、生まれたときから嗅ぎつづけている、母の匂いだった。



去年は梨木香歩さんの作品をむさぼり読みましたが、今年は上橋菜穂子さんにのめりこんでます。なんでしょう、この雄大かつ独特なファンタジーの世界は!!!

守人シリーズ同様、読み始めて即効、ぐいぐいと引き寄せられました。

今回の主人公は、闘いのために使われる蛇を育てる母を持った娘、エリンです。エリンはこの母と二人で暮らしています。母はエリンが住む村の生まれ育ちではなく、生い立ちは霧の民と呼ばれる緑の目を持つ一族でした。それ故、エリンの父が亡くなった今となっては、二人は村の人からは一歩はなれた生活をしています。

ある晩、母の育てる闘蛇のすむ岩窟から笛のような音が鳴り響きました。駆けつける母を追ったエリンが見たものは、冷たくなった闘蛇の亡き骸。音は、仲間の闘蛇が弔いとして鳴いた音だったのです。国の大事に関係するとし母は死罪を命ざれ、エリンはなんとかして母を救おうとします。死罪の直前、母のもとへ駆けつけたエリンは、母の指笛とともに遠くへ運ばれてしまいます。目を開けると、そこはリョザ神王国。川原に打ち上げられたエリンを蜂飼いのジョウンが救います。

賢いエリンは、ジョウンとの生活のなかで生きる力を得ていきますが、ある日エリンの進路と共ににジョウンとの別れが訪れます。それは母と同じように獣ノ医術師を目指す道でした。

ジョウンに助けられてから、次々とエリンの心が溶けていく様子は感動ものです。今回はタイトルにもありますが、獣がキーワードです。この国には王獣と呼ばれる種があります。動物の弱肉強食の世界が、政治に直結してしまう危うさも兼ね備えている。エリンの聡さがどう展開するのかが楽しみです。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・講談社文庫は現在2巻目までがでていますが、単行本は完結版まで出ているようです。スペースの関係上、小説は文庫で揃えたいなーと思ってますが待ちきれないかも!

・とにかく上橋さんの描く物語はスゴいです。ずっと緊張感が途切れないし、飽きる事もない。早く続きを読みたくなりました。


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