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2010

09/01

Wed.

08:30:13

蒼路の旅人 

Category【日本文学


蒼路の旅人 (新潮文庫)蒼路の旅人 (新潮文庫)
(2010/07/28)
上橋 菜穂子

商品詳細を見る


書き出しをご紹介します。

 天が一面、薄墨を流したように暗くなった。
 帆船の帆がパタパタと風にはためく音が耳につくようになったかと思うと、不意に、桶をひっくりかえしたような夕立が降りはじめた。
 港に船を泊めていた船乗りたちも、荷車に荷を移していた人足たちも、いきなりの土砂降りに文句をいいながら、積荷を濡らさぬよう、いそがしく覆いをかけていく。
 中型帆船用の船着場に泊まっているサンガル船から、少女がひとり桟橋におりてきた。激しい雨が、彼女が纏っている蝋引きのオロ(サンガル人が纏う雨合羽)を揺らしながら、伝いおちている。
 濡れるのも気にせず、半裸のまま甲板で縄を捲いている男たちに、少女は雨の音に負けないよう大きな声でいった。
「仕事が片付いたら、みなで飲みにいってもかまわないけど、なにかあったらすぐに出帆できるように、飲みすぎちゃだめだよ」
 船端にいる若者が、わらいながら答えた。
「わかってまさぁ」
 少女は若者に手をふると、小走りに駆けだした。



守り人シリーズ、やっと文庫本の続きが出ましたね!

今回はチャグムが主人公でバルサは登場しません。書籍の間に小さな折込チラシがありまして、シリーズ最終章のソフトカバーシリーズのお知らせがありました。最終章の文庫化まではまた1年くらい待たなくちゃ。

さて、16歳となったチャグムは皇太子として新ヨゴ皇国で暮らしています。前作では隣国のサンガル王国へ出向き、サンガルの王室とも交友を深めました。今回はそのサンガルからの手紙により、チャグムに大きな試練が訪れます。

新ヨゴ皇国の帝は神として崇められる存在ですが、チャグムの父である帝は自分の御世のことへの執着からか、徐々に人気を集めつつある皇太子チャグムへ良い感情を抱いてはいません。幼い頃には帝自らがチャグムの暗殺を企てていたこともチャグムは知っています。今回もそんなチャグムへの嫉妬心が垣間見え、宮殿内のいざこざが濃厚な感じ。

南の海を渡った向こうにあるタルシュ帝国は、いまや隣国のサンガル王国をも手中に入れる算段を整えており、徐所に大国なるべくその範囲を外へ外へと広げています。今、その手が新ヨゴ皇国にも伸びようとしている。チャグムは祖父を助けるため、罠の中へ落ちていきます。かつて水龍の卵を身ごもったチャグムには、水との不思議な縁があり、現世と並行して異界をも覗くことができます。たった一人で海洋へ身を預けたチャグムの運命が、そして最終章へと導かれる新ヨゴ皇国の未来が気になります。

【守り人シリーズ 関連記事】
・精霊の守り人
・闇の守り人
・夢の守り人
・虚空の旅人
・神の守り人


jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d


・このシリーズは書き出し部からすぐに飲み込まれてしまうかのように、ぐいぐいとお話に引き込まれますね。今回も素晴らしい内容でした。

・バルサが今後、どのように登場するかが楽しみ。最終章が楽しみでなりません。




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