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2010

11/15

Mon.

08:58:53

予告された殺人の記録  

Category【海外文学


予告された殺人の記録 (新潮文庫)予告された殺人の記録 (新潮文庫)
(1997/11)
G. ガルシア=マルケス

商品詳細を見る


書き出しをご紹介します。

 自分が殺される日、サンティアゴ・ナサールは、司教が船で着くのを待つために、朝、五時半に起きた。彼は、やわらかな雨が降るイゲロン樹の森を通り抜ける夢を見た。夢の中では束の間の幸せを味わったものの、目が覚めたときは、身体中に鳥の糞を浴びた気がした。
「あの子は、樹の夢ばかり見てましたよ」と、彼の母親、プラシダ・リネロは、二十七年後、あの忌まわしい月曜日のことおあれこれ想い出しながら、わたしに言った。「その前の週は、銀紙の飛行機にただひとり乗って、アーモンドの樹の間をすいすい飛ぶ夢を見たんですよ」
彼女は、見た夢を必ず朝食の前に話すという条件で夢判断をし、それがよくあたるので評判だった。しかし、自分の息子が見たこの二つの夢や、彼が死ぬ日の朝までに彼女に語ったほかの樹の夢については、何ひとつ不吉な前兆に気付かなかった。



『林真理子の名作読本』で紹介されていた一冊。ノーベル章受賞作家G. ガルシア=マルケスの中編小説です。

コロンビアが舞台で、27年前に起きた殺害事件を時を経て振り返る作品になっています。なぜ友人のサンティアゴ・ナサールは殺されてしまったのか。

事件はアンヘラ・ビカリオの結婚式の翌日に起きます。アンヘラ・ビカリオはよそからやってきた富豪の息子バヤルド・サン・ロマンに見初められ、ついに結婚することを決めました。しかし、翌日の朝、アンヘラ・ビカリオは夫となったはずの男の手により実家へ連れ戻されてしまいます。もともとアンヘラ・ビカリオは彼を愛してはいなかったけれど、この破綻はサンティアゴ・ナサールの人生を急に短く縮める結果となりました。

アンヘラ・ビカリオは処女ではなかった。アンヘラ・ビカリオの結婚が破綻したことを聞いた双子の兄は、相手が誰であったのかを聞きだします。彼女が口にした名前は、地元の友人でアラブ系のサンティアゴ・ナサールでした。双子の兄は怒り狂い、名誉を守るためにサンティアゴ・ナサールを殺害しようとする。この殺害計画は町の誰もが知っていました。養豚場を営む双子は、豚を殺す刀を研いで町中サンティアゴ・ナサールを探して駆け巡ります。その時、彼らは町の人々に「俺らはサンティアゴ・ナサールを殺しに行く」と告げていた。盛大の婚礼のあとでしたから、誰もが双子が酔っ払っていると思ったに違いない。ほんの数人の人だけがサンティアゴ・ナサールの命を心配して翻弄しますが、しかし彼は自宅の門の前で双子に刺されてしまいます。

南米の文化背景がわからない私には、なんとも言えない異国情緒を感じました。とは言っても、もっとミステリアスで理解の及ばない世界です。迷信がまだ生きている世界とでも言うのでしょうか。語り手である「わたし」は、今かつての殺害事件について語っています。登場人物がつねにフルネームで呼ばれるところに、彼の冷静さが感じられました。とにかくコロンビアの町は混沌としている。そこへ古い風習が複雑に入り混じっていて、人々の心にも不満が募っている。そこへ起きた殺人事件は、その複雑さを象徴するようなものでした。

最後にはアンヘラ・ビカリオの今の様子があるのですが、なんとも悲しい結末です。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・コロンビアの土地柄というんでしょうかね。見えない文化背景が話しを怖く感じさせているように思います。

・これ、実際あった話がもとになっているんだそうです。

・コロンビアと言えば私は真っ先にShakiraを思い出すのですが、彼女のパワフルな歌とこの作品の世界が妙にマッチしていて、ますますコロンビアが魅惑の地に感じられるようになりました。


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