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2010

11/25

Thu.

10:04:01

空ばかり見ていた 

Category【児童文学


空ばかり見ていた (文春文庫)空ばかり見ていた (文春文庫)
(2009/01/09)
吉田 篤弘

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書き出しをご紹介します。

 その名にふさわしく、ホクトさんは七つの腕を持っていたのだと思う。あるいは七つの鋏と言うべきか。もちろん、本当に鋏が七つ用意されていたわけではなく、たぶん愛用の一本を何度も研ぎなおして使っていたのだろう。
 おでこのあたり、耳元、襟足、頭頂部、側面、全体を整えるとき、それから宙で一瞬止まるとき― それぞれの場面での音やら静けさと共に、鋏はそのときそのときの表情を持っていた。それは金属が反射して輝くというよりも、mくしろ、微熱を帯びて自ら発光しているように見えた。
「ここが、つむじ」
 ホクトさんは、私の頭のてっぺんを人差し指でおさえ、「君のすべての中心」と、子供には難しいことを言った。



『それからはスープのことばかり考えて暮らした』があまりにも楽しかったので、同じ著者の作品を購入しました。

この本は風来坊のように自由に旅をしながら床屋として髪を切るホクトさんの物語です。彼に関連ある短編がいくつか繋がっています。ホクトさんはもとはフランスでパントマイムの勉強をしたり、天井画を書いたりしていたのですが、床屋1代目父親が亡くなり日本へ戻ってきます。そしてそっくりそのまま床屋2代目として店を継ぐのですが、何年かたって少年が街へ戻ってみるとホクトさんの床屋はおやすみになっていた。

おやすみの間、床屋のホクトさんは旅にでる。それぞれのお話が、この本のモチーフとなっているマアトというお菓子のようにふんわりした印象があります。マアトはとてももろい天使の羽のようなお菓子なんだそうです。一見ウェハースのようで、口に運ぶとすぐに溶けてしまうような繊細さ。この小説も琴線に触れるとさっと消えてしまいそうなエピソードがたくさんあります。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・やっぱり好きです、吉田篤弘さんの小説。他にも読んでみたいなぁ。

・北欧だったりパリだったりを連想させるんですが、それは街の賑やかな姿ではなくて、ひっそりと佇む石畳に囲まれた街角といった感じ。いいなぁ、こういうの!


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