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2011

03/15

Tue.

22:52:15

なんて素敵にジャパネスク 〈8〉 炎上編 

Category【日本文学


なんて素敵にジャパネスク 〈8〉 炎上編 (コバルト文庫)なんて素敵にジャパネスク 〈8〉 炎上編 (コバルト文庫)
(1999/10/01)
氷室 冴子

商品詳細を見る


書き出しをご紹介します。

 

いつのまにか、季節はゆっくりと動き、ふっと秋風が立つような夕刻。
 しみじみと庭先を眺めているあたしの耳に、ついさっき、参内から戻ってきた父さまのすすり泣きの声が聞こえてくる。
「ほんとうに、今度という今度は、おまえを見限りましたぞ、瑠璃やっ!」
 そういったまま、ほろほろと涙を流している。
 その涙を、袖で押しぬぐいつつ、
「後宮で発病して、万が一にも大病であっては、高貴なみなさまがたに、おうつしすることになる、と。そう考えて、後宮を抜け出したのは、まだ、よろしい。しかしなぜ、ちゃんと大皇の宮さまにだけでも、お伝えしなかったのか」
 といって、またまた口ごもり、はらはらと泣きだす。
 父さまに寄りそっていた母上が、ぐいと膝をすすめてきた。
「いいえ、ここはやはり、瑠璃さまを褒めてさしあげるべきなのですわ。後宮のみなさまにご迷惑をかけないよう配慮なさったのは、ごりっぱではありませんか。万が一にも、流行病などであっては、申しわけも立たないところでしたわ」
「しかし、そのまま、どこにも連絡をよこさぬbsかりに、この大騒ぎ。わしの立つ瀬がないえではないか」
「そ、それはそうですけれど……」



ジャパネスク、これがとうとう最終巻です。

小娘だった瑠璃姫が、幼馴染の高彬とどうにかこうにか結婚し、新婚生活に突入したかと思えばまた騒ぎ。初恋の人、吉野君にも再会したのはよいけれど、今はまた行方知らずに。最終章では今上の鷹男にそっくりな師の宮から攻撃をうけた瑠璃姫が、ついに師の宮の陰謀の真の理由をあばきます。

吉野君の巻でも涙しましたが、この最終章も負けないほどに涙を誘うお話でありました。高彬の妹、由良姫の気丈な様子もたのもしいのですが、最後の最後には彼女の心意気に涙!煌姫の超リアリストっぷりは変わりませんが、今であ頼りになる瑠璃姫の片棒です。

私がこのシリーズを始めて読んだのは、確か高校生とか大学生とかの頃と思いますが、読後に氷室冴子先生の本を図書館で探し回った記憶があります。ああ、また読みたいなー。氷室先生の本の中では、私はこのジャパネスクシリーズが一番好きかもしれません。

それにしても瑠璃姫。もっといろんなエピソードが読みたかったなぁ。

jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・学生当時、ジャパネスクを読んでわかったことは、今まで「歴史」としてみていた時代劇なり時代小説が、むしろファンタジーに近いんじゃない?ということでした。学生の私には、これはちょっとした発見に思えたものですが、今となってはその気づきこそがその後歴史を楽しめるようになったキッカケだったのではと思います。

・それにしても、もう30年ちかく前のお話ですよ。それが今でもこんなに面白いなんて。やはり氷室先生は偉大な小説家です。


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