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2011

03/07

Mon.

23:00:40

つくもがみ貸します 

Category【日本文学


つくもがみ貸します (角川文庫)つくもがみ貸します (角川文庫)
(2010/06/23)
畠中 恵

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書き出しをご紹介します。

 

ちょいとお前さん、お前さんのことだよ。
 どっちを向いているのさ。ああ、あちこち見ても、私は目に入らないよ。今、風呂敷に包まれて小さな荷となって、人の背に負われているからね。姿が見えないのさ。
 おや、荷とは何だ、私は誰かと問うのかい。そうさね、この身は古い古い根付け、蝙蝠の形をしている、野鉄という者なのさ。大層立派な一品で、手に入れた御仁らに、長年それは大事にされてきたんだよ。だからね、私は成れたんだよ。
『付喪神』に。
 生まれて百年を経ると、器物の中には付喪神になるものがいるのさ。ただの物であったのが、大出世することになるのさね。
 妖と化して力を得てゆくんだ。言葉を口にするし、人の言うことも分かる。何しろ妖となったんだからねえ。



しゃばけシリーズの畠中恵さんの作品です。

今回は姉弟(とはいえ、血筋のない親戚どうし)が営む江戸は深川にある「出雲屋」が舞台。出雲屋は古道具を貸し出す損料屋を営んでいます。今で言うところの、何でも屋みたいなものです。

出雲屋が他の損料屋と異なるのは、貸し出す品々の中に付喪神がある、ということ。付喪神とは、上の書き出し部にもありますが、長い間大切にされてきた品物に魂が宿ってしまったものです。

出雲屋の付喪神たちは、それなりにプライドが高かった!家の主人である清次とお紅にはけっして自ら口をきくことはありません。それが付喪神なりのルールでした。下等な人間とは話さない!ところが、彼らはとてもお喋り好きで、姉弟がその場にいても、一向におしゃべりを止めようとはしない。むしろ、貸し出された先でのおもしろ話をここぞとばかりに語って聞かせます。

清次たちは、付喪神の絶え間なく続くおしゃべりから、街の情報を仕入れ、問題解決に努めます。時には付喪神の力を利用して、わざと彼らを貸し出すことも。

畠中さんの本を読んでいると、江戸の世にはたくさんの妖がいて、日々に彩りを与えていたように思えてきます。小さい頃はお化けの話なんて怖くてたまらなかったけど、本当は愛嬌たっぷりの存在なのかもしれませんね。


jumee☆point1d この本を読んで jumee☆point1d

・しゃばけシリーズのような派手さはありませんが、いつもどおりの人情はたっぷり注がれた作品です。これ、英訳してもおもしろいかも。イギリスあたりなどでは、喜ばれそうな気がします。

・古いものが今でも残っている日本だからこその発想だなぁと思いました。物に魂が宿るというのは、日本ならではの考えかたなのかしら?他国でもこういうのはあるのかしら?と興味が外へ広がります。




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